悪ジュンギに痺れる…『このろくでもない世界で』ソン・ジュンギとホン・サビンが出会う本編映像&場面写真一挙初解禁

06月06日12時00分映画

ソン・ジュンギが脚本に惚れ込み、新境地を開拓!裏社会で生きる孤独な男を演じ、圧倒的な存在感を放つ『このろくでもない世界で』(7月26日(金)公開)の場面写真一挙解禁&本編映像初解禁された。



『このろくでもない世界で(原題:ファラン)』は、ある寂れた町を舞台に、継父からの暴力と貧困に喘ぐ18歳の少年ヨンギュ(ホン・サビン)と、彼にかつての自分を重ねた裏社会の男チゴン(ソン・ジュンギ)が紡ぐ物語。

このろくでもないチゴン(ソン・ジュンギ)、ヨンギュ(ホン・サビン)、ハヤン(キム・ヒョンソ)
このろくでもないヨンギュの母(パク・ポギョン)、スンム(チョン・ジェグァン)、中華料理の店主(チョン・マンシク)

社会格差の闇を描き続ける韓国映画界から新たな才能が発掘された。本作が初長編作品となる監督・脚本のキム・チャンフンだ。実話ではないものの、監督自身が社会で苦労した経験をエッセンスとして盛り込み、身体的痛みと心の叫びが渾然一体となった脚本に惚れ込んだソン・ジュンギがチゴン役を熱望したことから、この企画が本格的に動き出したという。

この度、解禁となった映像では、義妹のハヤンを守るために起こした暴力事件で示談金を請求され、バイト先の中華料理店の主人(チョン・マンシク)にも前借りを断られて追い詰められたヨンギュ(ホン・サビン)。店の前で呆然と座り込んでいたところ、食事を終えたチゴン(ソン・ジュンギ)率いる犯罪組織の面々が帰る際、店のドアに押されて、前のめりに倒れてしまう。「悪いな」と吐き捨て、続々と店から出てくる中、唯一リーダーであるチゴンだけがヨンギュに目を留めタバコに火をつけながら「お前貧乏なのか?」「うちの事務所に配達に来ただろ?」と次々と質問を畳み掛ける。目も合わせず曖昧な返事しかしないまま、散らばってしまったチラシを拾い続けるヨンギュ。そしてチゴンが「いつからこの町に?」と問うと、「ここの生まれです」と答える。それを聞いたチゴンは悲しげな表情をしながら無言で手下を引き連れて去っていった。あのチゴンの表情の意味とは?この出会いをきっかけに二人の運命は思わぬ方向へ猛スピードで走り出す……。普段のソン・ジュンギからかけ離れた悪のオーラと悲哀を纏った孤独な男の、痺れる映像となっている。

YouTube|7.26公開『このろくでもない世界で』本編映像【ふたりの出会い】

併せて解禁された場面写真では、極限状態の鬼気迫る表情で向かい合う二人、睨みつけるチゴンと恐れ慄くヨンギュ、ハヤンも交えて緊迫した面持ちで絡み合う三人などヨンギュとチゴンの距離感が徐々に変わっていく様子が伺える場面写真となっている。特にヨンギュのショットは、ボスから話しかけられている緊張した後ろ姿、何かに追われているかのような形相でバイクに乗る姿など緊張感あふれるものが多い中、義妹ハヤンと二人で微笑み合いながらハンバーガーを頬張るショットが一筋の望みのようにやわらかな光を放っており、少年の置かれた環境の残酷さを浮かび上がらせている。

このろくでもない

また、6月7日(金)よりムビチケ前売り券(オンライン)が販売開始となる。購入方法など詳細は、公式HPで確認されたい。

■あらすじ
継父のDVに怯える18歳のヨンギュ(ホン・サビン)は、義理の妹ハヤン(キム・ヒョンソ)を守るために暴力沙汰を起こして高校を停学、その上、示談金を求められる。生き抜く術のないヨンギュは、地元の犯罪組織のリーダー、チゴン(ソン・ジュンギ)の門戸を叩くほかなかった。仕事という名の“盗み”を働き、徐々に憧れのチゴンに認められていくが、ある日、組織の非情な掟に背いてしまい……。
このろくでもない世界で、ほんの一瞬でも彼らに陽が注ぐことはあるのだろうか?

■作品概要
監督・脚本:キム・チャンフン(初長編監督作品)
出演:ホン・サビン、ソン・ジュンギ、キム・ヒョンソ(BIBI)
配給・宣伝:ハピネットファントム・スタジオ 
公式HP:happinet-phantom.com/hopeless  X:@hopeless_movie
2023年/韓国/カラー/シネマスコープ/5.1ch/原題:화란/英題:HOPELESS/123分/字幕翻訳:本田恵子/R15+

公式HP
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