「薯童謠(ソドンヨ)」百済の王子と新羅の王女の恋物語、7月サンテレビで放送(あらすじと3つの見どころ、キャスト)

06月24日18時54分ドラマ
「薯童謠/ソドンヨ」(C)SBS

サンテレビ(月~金曜13:00-13:56)で放送の韓国ドラマ「華政」の後は、でアジアの至宝、イ・ビョンフン監督の「薯童謠/ソドンヨ」(全74話)を7月5日から放送する。YouTubeにて第1話無料視聴できる。



「薯童謠/ソドンヨ」は、百済と新羅に高句麗を加えた3つの国が、微妙なバランスを保ちながら朝鮮半島を制していた三国時代を舞台に、古くから伝わるこの童謡をモチーフに、百済の王子と新羅の姫との運命の恋と生涯を描いた歴史ロマン大作。【「薯童謠(ソドンヨ)」を2倍楽しむ】では、時代背景やキャスト紹介、各話のネタバレあらすじと見どころ、豆知識などまとめて紹介している。

本作は、韓ドラ史上初めて百済時代を描いた2005年の作品で、王位継承争い、敵国の姫との許されぬ恋…。まるで「リチャード三世」+「ロミオとジュリエット」な百済30代国王の人生。「チャングム」のスタッフ陣による歴史物語だが、それ以上に波乱万丈で切ないラブストーリーに酔える。

■3つの見どころ
●忘れられた国“百済”の科学技術を紹介
百済は高句麗、新羅に比べて残された遺跡や資料が少なく、当時は「忘れられた王国」とも称されているが、6~7世紀の北東アジア最高の科学技術を持っていた。百済には博士制度があり科学を重視して栄えた国。そこでイ監督は主人公の足取りを通して、百済がなぜ科学技術を重視したのか、いかにして先端技術や文化を維持したのかを主人公の足取りを通して百済の科学集団である“太学舎”を描いている。

●説話を基に三国時代のロミオとジュリエット
最古の郷歌「薯童説話」をモチーフに武王を通して最高にドラマチックな人生とラブストーリーを展開される。「薯童説話」とは、13世紀末に高麗の高僧一然が書いた『三国遺事』に記された武王の説話(噂話や昔話)。参考資料が少なく、説話でもあいまいに描かれた武王の誕生を「王の子に産まれたが、やむを得ない事情で王宮から出された」という設定にして、百済第30代・武王と新羅の善花公主(王女)との物語を美しく描き出した。

●フレッシュな新人をキャスティング
イ監督の作品の主演男優は30代以上がほとんどだったが、本作で初めて当時20代半ばのチョ・ヒョンジェ(1980年生)を主人公に抜擢。貴公子風の正統派のイケメン俳優で、撮影現場には彼を目当てに全国各地から30代~40代の女性ファンが押し寄せたそうだ。ヒロインのイ・ボヨンも1979年生まれの美人女優。こちらは10代の親衛隊が押し寄せて彼女の誕生パーティーまで開かれたという。
チョ・ヒョンジェは、2013年には「帝王の娘 スベクヒャン」でも百済のミョンノン王子を演じている。一方、イ・ボヨンも今や大スター女優で、2023年には「ポジション ~広告代理店の女王~」で大手広告代理店を舞台に、トップにのし上がると誓った女性を強く演じている。
ほかにも「夏の香り」で注目を集めたリュ・ジンや、本作の後「花より男子~Boys Over Flowers」でブレイクしたク・ヘソン、「2度目のプロポーズ」ホ・ヨンランら時代劇初出演の新人が多く出演している。

■あらすじ
百済・新羅・高句麗が対立する三国時代。百済の王子に生まれながら、出生を知らずに平民として育ったチャン。母は、少年になったチャンを百済最高の技術士モッラスに預ける。宮廷の陰謀で、モッラスは新羅へ亡命。チャンは、そこで新羅の姫ソンファと運命の恋に落ちる。成長後も互いを忘れられなかった2人は、再会し、国籍と身分の違いを超えて愛し合う。だが、サテッギルによって2人は離れ離れに。やがて、自分が百済の王子だと知ったチャンは、いくつもの試練を乗り越え、百済再興と、ソンファとの恋慕をかなえるために奮闘する。

■キャスト【相関図・キャスト紹介】
チャン/ソドン(薯童)/のちの30代王・武王役:チョ・ヒョンジェ
 子役:キム・ソク
ソンファ(善花)姫/チン・ガギョン役:イ・ボヨン
 子役:チェ・ソルリ
サテッキル/キム・ドハム役:リュ・ジン
モンナス博士役:イ・チャンフン
ヨンガモ役:イ・イルファ
百済27代王・威徳王役:チョン・ウク
プヨソン/のちの百済29代王・法王役:キム・ヨンホ
ウヨン姫役:ホ・ヨンラン
新羅26代王・真平王役:チェ・ドンジュン
新羅の貴族キム・サフム役:ナ・ソンギュン
 ほか

サンテレビ「薯童謠(ソドンヨ)」番組サイト
 2024年7月5日スタート 月-金13:00-13:56

YouTube『薯童謠(ソドンヨ)』第1話特別無料公開

kandoratop【作品詳細】【「薯童謠」を2倍楽しむ】