イ・ジェフン×ク・ギョファン『脱走』公開2週目で異例の首位に返り咲き!韓国映画界の通例を打ち破る人気ぶり

07月10日10時50分映画
映画『脱走』ポスター

7月3日(水)に韓国で公開されたイ・ジェフン×ク・ギョファン主演『脱走』は、8・9日の2日連続でボックスオフィス1位を記録し、公開2週目で首位に返り咲くという快挙を成し遂げて人気ぶりを見せつけている。

『脱走』は明日のための脱走を始めた北朝鮮兵士ギュナム(イ・ジェフン)と今日を守るためにギュナムを追う保衛部将校ヒョンサン(ク・ギョファン)の命がけの追撃戦を描いた映画。予告動画はYouTubeにて公開中だ。



本作品は公開初日である7月3日(水)に11万人を越える観客を動員しボックスオフィス1位を記録したものの、翌日には『インサイド・ヘッド2』に1位の座を奪われてしまう。しかし2週目の8日(火)に全国6万9086人の観客を動員して再びトップに返り咲くという快挙を成し遂げたのだ。また昨日の9日(水)には全国6万5101人を動員して2日連続1位をキープ。封切り週に1位の座を奪われた映画が再び返り咲くことはなかなか容易ではない。『インサイド・ヘッド2』が封切り5週目に入り落ち着いてきたのもあるが、口コミが威力を発揮したものと見られる。

コロナ以降、映画界の雰囲気や観客の観覧パターンは大きく変わった。OTTの普及等もあり、最近の観客は封切りするや否や映画を見に行くということをせず、慎重に決めるようになった。そのため以前は水曜公開の映画が多かったが、最近は平均的な平日観客数が少なくなったこともあり、週末に直結する金曜日封切りの事例が増えているという。

理由としては、公開後最初に迎える週末の観客動員数は映画の全体的な興行に大きな影響を与えるが、水曜日に封切りして序盤のスコアがよく出なければ週末上映館の数が減る可能性があるため、それを防ぐために金曜日封切りを選択するのだ(因みに韓国では毎月最終水曜が『文化の日』と呼ばれ、映画館や美術館等の文化施設が割引で利用できる。しかし最近はその文化の日ではない以上、水曜日封切りが以前ほどのインパクトがなくなってしまった。そのため金曜日に封切りして1週目の週末により多くの座席を確保しようとする戦略のようだ)。



先日ご紹介したイ・ソンギュン遺作『脱出:プロジェクトサイレンス』も今週7月12日の金曜に公開予定であり「災難ジャンルの映画を好む10代や、平日は仕事で忙しい会社員たちは金曜日の方が映画館に行きやすいと考え金曜公開を決定した」と関係者が理由を明かしている。

そんな最近の韓国映画界の事情を知った上で、本作品が水曜公開して現在再びトップに輝いていることを考えると、改めてその凄さがお分かり頂けるだろう。映画の口コミは公開2週目、3週目にまで影響すると言われているが、本作品は初っ端から絶賛の嵐であり、また「初日にトップに輝いた」「あの『インサイド・ヘッド2』に勝った」という事実もかなりのインパクトで大きく作用したようだ。ネットニュースでも「勢いに乗った」「好評リレー」など本作品が見せる勢いが大きく報道されている。

※公開直後の韓国での評判、見どころ記事
最新映画『脱走』イ・ジェフン×ク・ギョファンの演技&ケミを絶賛、ソン・ガン特別出演も話題に…韓国での評判、見どころ

「イ・ジェフンとク・ギョファンのケミが映画の面白さを倍増させ、音楽が緊迫感を引き立たせる」「自由の意味がどれほど大切かを悟らせてくれた映画」「現実に向き合う態度を考えさせられる映画」など、スピーディーに進行される追撃アクションだけでなく、その中に込められたメッセージに共感し、俳優たちの圧倒的な演技が大きく評価されている本作品。昨日までの累積観客数は87万人を超え、今週中には累計100万人を突破するのではと言われており、引き続きこの勢いは続きそうだ。

■作品紹介
制作国:韓国
制作年:2024年
スタッフ:
演出:イ・ジョンピル
脚本: クォン・ソンフィ、キム・ウグン
原題:「탈주」(タルジュ)
韓国公開日:2024年7月3日〜

■キャスト
イム・ギュナム役:イ・ジェフン
リ・ヒョンサン役:ク・ギョファン
ソン・ウミン役:ソン・ガン
 他

映画『脱出』予告(日本語字幕なし)

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