ソン・ジュンギは現場でも兄貴(ヒョン)だった…『このろくでもない世界で』メイキング&コメンタリー映像解禁

07月26日11時00分映画

ソン・ジュンギが脚本に惚れ込み、新境地を開拓した韓国ノワール『このろくでもない世界で』が本日26日の公開にあわせてメイキングやインタビューを収めた貴重なメイキング&コメンタリー映像が解禁された。



『このろくでもない世界で(原題:ファラン)』は、監督・脚本を務めたキム・チャンフンの初長編作品。裏社会で生きる男チゴン(ソン・ジュンギ)と、暴力が蔓延る町で貧困に喘ぐ18歳の少年ヨンギュ(ホン・サビン)が交錯したことで、運命が思わぬ方向へと走り出す様を描く。
ネタバレなしの映画レビュー:ソン・ジュンギが不器用な男気で新境地を開拓



■なメイキング&コメンタリー映像が解禁




メイキング&コメンタリー映像では、出演者のホン・サビン、ソン・ジュンギ、キム・ヒョンソと、キム・チャンフン監督を含めた4名が、撮影時の印象や本作のキャラクターについて説明している。

ホン・サビンは本作で長編初主演となるが、監督はオーディションの際「初めて会った時、⾔葉にできない独特な雰囲気があった。セリフを聞きながら、彼がヨンギュだと思った」と語る。ソン・ジュンギは、ホン・サビンのことを「元々実⼒のある舞台俳優として有名」だから知っていたという。映画の中でも「俺のことは兄貴(ヒョン)だと思え」と兄弟のような間柄で徐々に通じ合う2人だが、現場でもその兄弟関係を築いたようで、激しいアクションの撮影の後などは、カットがかかるや否やソン・ジュンギはすぐにホン・サビンを抱き寄せ「痛かっただろう」とハグをする優しい兄貴の瞬間が収められている。

また、ヨンギュの義妹ハヤン役を演じ、百想芸術大賞では新人演技賞を見事受賞したキム・ヒョンソについては、ソン・ジュンギは「いろんな方法で自分を表現するアーティスト。全てを備えた人」と大絶賛。監督も「強烈なエネルギーとタフなイメージ。常に圧倒された」と賛辞を惜しまない。そんな中ホン・サビンは「すごくファンだったので、緊張した」と主演らしからぬ微笑ましいコメントをしている。

そんな新人離れしたキム・ヒョンソも舌を巻いたのが、さすがはグローバルスターのソン・ジュンギだ。「おお、ヒョンソ︕と優しく言っていた⽅が、急に目つきが一変するので鳥肌が立ちました」。一触即発なヒリヒリした物語とは異なり、実際にはお互いをリスペクトし合うクリエイティブな現場だったようだ。そのほかにも、傷跡の特殊メイクを施す様子や、撮影時の貴重な裏側をたっぷり⾒ることができる映像となっている。映画『このろくでもない世界で』はいよいよ本日より公開、彼らの熱い思いが詰まった作品をぜひ劇場で堪能してみては。





<映画祭出品&賞情報>
第76回 カンヌ国際映画祭 「ある視点」部門正式出品
第28回 釜山国際映画祭  「Korean Cinema Today – Special Premiere」
第44回 青龍映画賞 受賞 <人気スター賞:ソン・ジュンギ/新人男優賞:ホン・サビン>
第22回 ディレクターズ・カット・アワード 受賞 <新人男優賞:ホン・サビン>
第60回 百想芸術大賞 映画部門 新人演技賞(女性)受賞:キム・ヒョンソ
<助演賞(男性):ソン・ジュンギ/新人演技賞(男性):ホン・サビン/新人監督賞:キム・チャンフン>ノミネート

★7月26日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国公開

■作品概要
監督・脚本:キム・チャンフン(初長編監督作品)
出演:ホン・サビン、ソン・ジュンギ、キム・ヒョンソ(BIBI)
配給・宣伝:ハピネットファントム・スタジオ 
公式HP:happinet-phantom.com/hopeless  X:@hopeless_movie
2023年/韓国/カラー/シネマスコープ/5.1ch/原題:화란/英題:HOPELESS/123分/字幕翻訳:本田恵子/R15+

公式HP
◇X︓@hopeless_movie

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