「誰もいない森の奥で木は音もなく倒れる」第1話:キム・ユンソクとユン・ゲサンが人生を変える大事件に遭遇…謎に満ちたストーリー展開に注目
キム・ユンソク、ユン・ゲサン、コ・ミンシら主演のサスペンススリラー「誰もいない森の奥で木は音もなく倒れる」がNetflixにて全8話一挙配信開始された。物語の序章となる第1話では森に囲まれたのどかなリゾート地で、それぞれ不審な客を招いたヨンハ(キム・ユンソク)とサンジュン(ユン・ゲサン)が人生を揺るがす大事件に巻き込まれていくまでが描かれた。気になるあらすじを見てみよう。(ネタバレあり)
●【「Netflix」で独占配信の韓国ドラマ】
「誰もいない森の奥で木は音もなく倒れる」は、チョン・ヨンハが営む森の奥のペンションに、現れた謎の女性ユ・ソナの存在によってヨハンの運命が崩壊していくサスペンススリラー。
■キャスト
⇒キャラクター、キャスト詳細
チョン・ヨンハ役:キム・ユンソク
ク・サンジュン役:ユン・ゲサン
ユ・ソンア役:コ・ミンシ
ユン・ボミン役:イ・ジョンウン
ほか
■第1話「僕たちみたいな人を何と言うと思いますか?」あらすじ
緑と湖で観光客を集める田舎。森の中の静かなペンションを営むヨンハ(キム・ユンソク)は同業のヨンチェ(イ・ナムヒ)と宿泊客のいない静かな時間を過ごし、イノシシ出没騒ぎでしばらく営業を中断しようと考えていた。一方、交番には新しい所長(イ・ジョンウン)が赴任するが、警官は彼女に気づかずオバサン扱い。彼女は2001年に起きたある事件を追っていた。
ある日、何もない林に続く道でぬかるみにはまった車を助けたヨンハ。乗っていたソンア(コ・ミンシ)は幼いシヒョンを連れてヨンチェの別荘に泊まりに来た客だった。すぐに打ち解けプール遊びを楽しむシヒョンと対照的にどこか陰りのあるソンア。彼女はヨンハにレコードを聞いてみたいと言い、ヨンハも快くレコードを選ぶ。
サンジュン(ユン・ゲサン)が営む湖畔のモーテルは眺望も若者からの人気を博し、それなりに繁盛していた。ある雨の夜、彼は近くに車が停まっていることに気づき、大雨で行き場を失っていたヒャンチョル(ホン・ギジュン)を善意でスイートルームに案内する。
翌朝、雨は上がり、妻ウンギョン(リュ・ヒョンギョン)と交代したサンジュン。新たに交番に赴任したボミン(ハ・ユンギョン)はある無言電話を受け、気がかりでかけ直す。サンジュンがモーテルに戻ると、そこは警察と記者に囲まれ、遠くではウンギョンが青ざめた様子で座っていた。善意で泊めたヒャンチョルが連続殺人犯だったことに衝撃を受ける彼は更にモーテル自慢のスイートルームでバラバラにされた被害者女性の遺体を見て頭が真っ白になってしまう。
一方、またしても何も無い林道に車を停めて喫煙しているソンアとすれ違ったヨンハ。別荘に戻ると鍵は返却されていて、つけっ放しだったレコードを止めるのだが、ふと気づくと指には血がベッタリとついていた…。
Netflixシリーズ「誰もいない森の奥で木は音もなく倒れる」
Netflixで独占配信中
■見どころ
イノシシ出没が営業を左右するほどののどかな林間リゾート地を舞台にしたサスペンススリラーが遂に配信を開始した。序章となる第1話では貸別荘を経営するヨンハとどこか怪しげな雰囲気の漂うソンアとの出会い、そして雨の夜に客を泊めたことでようやく軌道に乗り始めた人生が崩れ始めてしまうサンジュンのエピソードが描かれた。モーテルでの凄惨な死体遺棄事件と、レコードに付いた血がどのように結びつくのかはもちろん、第1話のタイトルになっている「僕たちみたいな人を何と言うと思いますか?」というナレーションに「カエルだ」と答え、どこかに急ぐヨンハの姿で幕を閉じ、続きへの好奇心を掻き立てた。
ふたつの不可解な出来事を結ぶキーパーソンになると思われるのが、新たに交番に赴任した二人の女性だ。ハ・ユンギョン演じるボミンは赴任早々モーテル事件に関与するのだが、もう一方のイ・ジョンウン演じる所長も役名はボミン。そして彼女の荷物の中には「2001年、最初の事件」と書かれたモーテルの写真が入っていたことに注目したい。大雨という状況描写を使って同じ時間軸で物語が進行しているかに見せて、サンジュンが巻き込まれた不幸な事件は2001年の「最初」の事件である可能性が高い。レコードに付いた血を見て、慌てる様子もなく顔色を変えてどこかに向かうヨンハもまた、初めて事情を抱えていそうな雰囲気を醸し出し、最初の事件と何か関係があるのではと視聴者を物語の深淵に誘う。現時点では着地点が見えないバラバラの物語が、全8話でどのようにまとまっていくのか興味が尽きない。
「誰もいない森の中で」はNetflixにて公開中だ。
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