韓国ドラマ「于氏王后(ウ氏王后)」パート1(第1話~第4話)各話のあらすじと見どころ、評判など

08月30日22時57分ドラマ
画像:TVING「우씨왕후」

チョン・ジョンソ、キム・ムヨル、チ・チャンウクら出演の韓国時代劇、TVINGオリジナルシリーズ「ウ氏王后」のパート1(第1話~第4話)が29日一挙公開された。各話のあらすじと見どころを紹介する。YouTubeにて「우씨왕후」関連動画が公開中だ。ネタバレなし。



「ウ氏王后」(演出:チョン・セギョ、脚本:イ・ビョンハク、制作:Endmark Studio、Compass Pictures、CJ ENM Studios、提供:TVING)は、2世紀の朝鮮半島、高句麗を舞台に、突然の王の死によって、王位を狙う王子たちと権力を手に入れようとする五つの部族から標的にされるウ氏王后が、24時間以内に新たな王を立てるために奮闘する追跡アクション時代劇だ。【「ウ氏王后」を2倍楽しむ】では、制作発表会や時代背景、キャスト・実在人物の解説を紹介している。あらすじ・見どころなど紹介していく。

高句麗が舞台のドラマが初めての方は、高句麗の成立~終焉、五部族(桂婁部、桂婁部、順奴部、灌奴部、消奴部)と、キャスト・キャラクター・実在人物徹底紹介を一読されることをお勧めする。

■キャスト

キャスト・人物徹底紹介
ウ・ヒ/ウヒ役:チョン・ジョンソ
コ・ナンム役:チ・チャンウク
ウルパソ役:キム・ムヨル
ウ・スン/ウスン役:チョン・ユミ
コ・バルギ役:イ・スヒョク
ムゴル役:パク・ジファン
 ほか



■第1話

179年12月、コ・ナンム(チ・チャンウク)が高句麗9代・故国川王として即位した。故国川王は漢(中国)に奪われた領土を取り戻すために長く熾烈な戦いを続けて勝利し、ついに領土を取り戻した。ところが王が戦場に出向いている間、貴族たちは後継者を産めない王后(チョン・ジョンソ)の廃位を主張した。戦場から帰国した王は王后ウヒを守るために特別な措置を取るのだった。



■1話見どころ・評判など

初回は半分以上が戦いのシーン。500億ウォン(約52億円)以上の制作費をかけた本作。注目の戦争シーンはダイナミックな騎馬戦から始まる。王は、兵士たちを兄弟と呼び、忠臣を助けるために王自ら盾になって矢を受ける聖君ぶりを見せる。その一方で、満身創痍になりながら夜叉のような形相で壁兵を惨殺する一面も。効果音も相まって正視できないほどの残酷なシーンだ。また、怪我を負った王を治療する場面では、裸の女性たちが口に氷を加えて王体の熱を冷やし、そのシーンを王后ウヒに見せたり、国の未来を占う大神女サビ(オ・ハニ)が露出の高い格好で占ったり、なるほど「19禁」なわけだと納得。それでも王を演じたチ・チャンウクをはじめ、俳優陣の演技はさすがで没入感を増した。初の時代劇に挑戦したウヒ役のチョン・ジョンソも王后としての優雅さには欠けたものの、24時間戦う女丈夫なイメージは登場シーンからしっかり伝わった。

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■第2話あらすじ

28年前、祭りの夜、少女ウヒはならず者に立ち向かう少年コ・ナンムを見かけ、ナンムのピンチを助けた。その後ウヒは武術に励み逞しく成長する。そんな中、姉ウスン(チョン・ユミ)に第二王子ナンムとの縁談が持ち上がるが、王位に就けない王子との懇意を拒み、代わりにウヒが嫁ぐことに。再会した2人は愛し合い、結ばれる。ところが、先王が亡くなり、第2王子であるナンムが即位することに。

王ナンムは漢に奪われた領地を奪い取り、民からも絶大な支持を得た。そんな中、ナンムが疑惑の死を遂げる。このままでは跡継ぎを産まなかったウヒは廃位、ウ氏家門も絶体絶命の危機にさらされる。そこでウヒは自身と家門を守るために、第3王子との娶嫂婚(※)をしてもう一度王后の座に就ことを決心する。王の死を発表する24時間以内に第3王子を連れて王宮に戻るために、王の忠臣ムゴル(パク・ジファン)たちと共に王宮を出る。一方、ウヒを送り出した国相ウルパソ(キム・ムヨル)は、王の死を毒殺と確信し、犯人を探し始める。
※寡婦(夫と死別又は離別して再婚していない女性)が、亡夫の兄弟と結婚する婚姻風習を婚娶嫂婚、またはレビトラ婚とも呼ぶ。



■2話見どころ・感想など

第2話の冒頭で、28年前の幼少期から10代、そして成人と駆け足でナンムとウヒとの出会いから婚姻までが描かれる。ウヒ役のチョン・ジョンソの10代は2021年「メランコリア~僕らの幸せの方程式~」で高校生役でデビューしたソン・シアン、チ・チャンウクの少年時代は本作がドラマでビューとなるパク・ドハが扮している。

前回に続いてこの回もやたら裸出シーンが多い。逃した魚は大きかったとばかりにウヒの姉ウスン(チョン・ユミ)が何とか王の寵愛を得ようとするが、王に拒否される。そこで頼みにしたのが大神女。ここでも同性の大胆な濡れ場や、想像での王との営みが描かれる。こうした露出シーンはこの後も毎話差し込まれ、ドラマの流れを壊し没入感もストップさせられる。





■第3話あらすじ

28年前、第2王子ナンムは将棋大会に男装して出場した少女を見て、そのユニークな戦法に笑みを浮かべる。そして時は流れてナンムは王に。6年前、王は貴族たちの大反対を押さえて土着の貧しいウルパソを登用した。ウルパソは王の右腕として国相にまで登りつめた。

ウルパソは疑惑の死を遂げた王コナムの死の真相を探る。一方、王后ウヒ一行は刺客の襲撃を乗り越え、発岐(バルギ)城に到着する。第3王子コ・バルギ(イ・スンヒョク)は王后の夜分の来訪の意図を探ろうとする。しかしバルギの残忍な真の姿を目の当たりにしたウヒは、訪ねた理由を偽り、密かに宮殿を離れる。そして別の場所へ向かう。ウヒが消えたと気づいたバルギは、別の王子の元へ向かったと考え、白虎族の隊長ヌエノム(ウォン・ヒョンジュン)にウヒを捉えるよう指示する。



■3話見どころ・感想など

第3王子バルギを演じたイ・スヒョクは制作発表会で「今回は人間の役」と話していたが、「夜を歩く士(ソンビ)」で演じたヴァンパイアに劣らぬ悪役ぶりだ。今回は、そんなバルギも怖れるナンムの第一王子である兄ペイ(ソン・ジェリム)への蛮行もある。



■第4話あらすじ

18年前、父王・新大王(ぺ・ギボム)に呼ばれたナンムはウヒをともなって王宮へ。若い頃の剣術の師でもあるミルウ(ユ・ウィテ)にウヒを紹介した後、ナンムが謁見したのは寝台に横たわる父王だった。既に第三王子バルギと第四王子ヨヌ(カン・ヨンソク)、第五王子ゲス(チョン・ジェグァン)、そして一人笑みを浮かべる太子(後継者)である第一王子ペイもそろっていた。起き上がった父王は、王の印の指輪をペイではなくナンムの指にはめ、静かに息を引き取った。こうしてナンムは第9代・故国川王となり、ウヒは王后となったのだった。

王ナンムの死を知った第3王子バルギは、王位に就いたら過去に王を出した西部(消奴部=消奴部)のヘ氏家門や目障りな卒本(チョルボン)のヨンビ(パク・ボギョン)を倒すと決める。しかし、王后ウヒを捉えてもバルギには王子妃がいるだけに娶嫂婚は難しい。さらにもう一人、ナンムに鼻を切り落とされた第一王子ペイがいる。

その頃、ウ氏と同じ北部(絶奴部)のオ氏たちもウヒが王宮に戻れないよう刺客を送る。こうして王后一行は連続して襲撃を受ける。その中で、御者を務めるモチが狙われる。その時、ウヒが驚くべき行動をとり、ある場所に向かうのだった。

約束の24時間が迫る。



■4話見どころ、感想

第三王子バルギは邪魔になった王子妃をどうするのか?鬼畜にも劣る王子の行動に、ウヒの判断が正しかったと納得する。今回は、最後の漢との戦争にも参加した第五王子ゲスも登場する。ナンムを敬愛する弟。彼がナンムの死を知ったときどんな行動をとるのか、パート2が楽しみだ。演じたチョン・ジェグァンは、大ヒットドラマ「コネクション」でチソンの後輩刑事役を務めた。チ・チャンウク主演の新作「江南Bサイド」にも出演するなど、人気急上昇中の俳優だ。

ところで、ウルパソはわざわざ卒本(チョルボン)のヨンビに「王死亡」を伝書鳩で知らせている。果たしてこの狙いは?ヨンビは「朱蒙-チュモン-」にも登場するヨンタバルの子孫。ヨンタバルはソソノの父。ソソノは、朱蒙の建てた高句麗を結果的に追い出された。そうした経緯でヨンビはコ氏一族を恨んでいるのだ。



果たしてウヒが行き着いた先は?そしてどの王子と共に王宮に戻るのか?

TVINGオリジナルシリーズ「ウ氏王后」はPart 1(第1話~第4話)が公開中で、Part 2(第5話~第8話)は9月12日に公開される予定だ。


YouTube|TVING「우씨왕후」関連動画

kandoratop【作品詳細】【「ウ氏王后」を2倍楽しむ】