「誰もいない森の奥で木は音もなく倒れる」第4-5話：コ・ミンシとキム・ユンソクの縄張り争い、チャニョル/EXOの登場で後半への期待高まる

キム・ユンソク、ユン・ゲサン、コ・ミンシら主演のNetflix全8話独占配信サスペンススリラー「誰もいない森の奥で木は音もなく倒れる」第4−5話ではソンア（コ・ミンシ）の狂気に満ちた行動がエスカレートする中でヨンハ（キム・ユンソク）との縄張り争いが幕を開け、大人になったギホ役でEXOのチャニョルが登場するなど好奇心を刺激する展開が続いた。気になるあらすじを見てみよう。（ネタバレあり）
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「誰もいない森の奥で木は音もなく倒れる」は、チョン・ヨンハが営む森の奥のペンションに、現れた謎の女性ユ・ソンアの存在によってヨハンの運命が崩壊していくサスペンススリラー。

■キャスト

⇒キャラクター、キャスト詳細
チョン・ヨンハ役：キム・ユンソク
ク・サンジュン役：ユン・ゲサン
ユ・ソンア役：コ・ミンシ
ユン・ボミン役：イ・ジョンウン
　ほか

Netflixシリーズ「誰もいない森の奥で木は音もなく倒れる」
Netflixで独占配信中

■第4話「あの女が子供を殺したようです」あらすじ

2000年代、妻ウンギョン（リュ・ヒョンギョン）は事件があったモーテルの一室で遺書を書き、睡眠薬でこの世を去ってしまう。ある冬の日、ボミン（ハ・ユンギョン）の協力で死刑囚となった連続殺人犯ヒャンチョル（ホン・ギジュン）に面会したサンジュン（ユン・ゲサン）は、全く悪びれない犯人の態度に怒りを通り越した感情を覚え、感情的になるボミンに「ただ運悪く石に当たったカエルのように、自分だけが不幸だと考えないように」と助言。事件を担当したカン刑事（キム・ジョンテ）は、数々の難解な事件を解決に導き、当時現場の写真を撮っていたボミンが、正義感ではなく血の匂いや殺人事件にある種の興奮を抱いていることを見抜いていた。

一方、警察に通報をしようとするもソンア（コ・ミンシ）が娘ウィソン（ノ・ユンソ）を標的にすると思い、思いとどまったヨンハ（キム・ユンソク）は娘の様子を確認しにソウルへ向かうがそこでソンアの姿を見かけて動揺。ソンアは観葉植物を大量に買い、別荘を埋め尽くしたほか、勝手に家具を処分しようとするなど行動をエスカレートさせ、ヨンハはどうにか証拠を探ろうとパソコンを持ち出すが、有力な証拠は探し出せずに庭のプールで泳いでいたソンアを沈めようとするが、殺すこともできず動じない彼女に1年前の事件の真相や再び訪れた目的を問いただした。幼いシヒョンを殺したかは曖昧にしつつ、証拠を消したヨンハも共犯だといい警察への通報を防ごうとする一方で、絵を描くためのアトリエとして別荘を手に入れたい魂胆が明らかになった。

翌朝、足早に何処かに出かけるヨンハを見たソンアは、彼の部屋でボイスレコーダーの空き箱を見つけると顔色を変え飛び出した。前日の会話を全て録音していたヨンハはそれを持って警察に通報しようと交番に向かうが、運転していた車にソンアの車が突っ込み一帯は騒然とする…。

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■第5話「私はただこの楽しい遊びのオニです」あらすじ

死刑囚ヒャンチョルの自伝を執筆していた20代男性が死亡したと報道され、手を止めるボミン（イ・ジョンウン）。

交番前で事故を起こし、身を呈してヨンハを止めたソンア。証拠のリュックも奪われ、ソンアを追い出そうとするヨンハだが、彼女の狙いが別荘を手に入れることだと気づき、自らが厄介な縄張り争いの当事者になってしまったことを悟り、一度姿を消す。我が物顔で作品制作に励むソンアだが、別の宿泊客が来てトラブルになり、警察が出動する事態に。結局、別荘を追い出されたソンアはヨンハの戦略に腹を立て、やって来た警官ソンテ（チョ・ウンソル）は怪しげなソンアにしつこく質問を投げかけるが、それは下心によるものだった。

徹底的にソンアとの接触を避け、脅しにも動じず無視を続けるヨンハ。ソンアは代理で清掃にやって来たランドリーの主人ギョンナム（イ・ソンウク）にも冷たくあしらわれ、次々とやって来る宿泊客に腹を立て始めるが、彼女の前に再びソンテが現れる。ソンアが別荘の鍵を宿泊客に渡さそうとしないと連絡を受けたヨンハは別荘で問題を解決するが、それはヨンハがソンアにひどいことをしていると誤解したソンテによる罠だった。翌日、別荘を半分ずつ分けようと提案したソンアの首を絞め警告。間に入ってヨンハを目の敵にするソンテをどうにかするべく、自ら警察に通報したのちに別荘で騒動を起こしたヨンハは、交番でボミンに全てを打ち明けようとするがまたしても機会を失ってしまう。

病院で手当を受けてそのまま別荘に戻ったソンテは、下駄箱に隠されていたリュックから、ヨンハのボイスレコーダーを見つけて初めてソンアの狂気に気づき、走って林を抜け出すが、待ち構えていたソンアの車に追われ、新たな餌食になってしまった。別荘を売るというヨンハの電話に喜ぶソンア。別荘を訪れたボミンは怪しげな雰囲気のソンアに疑いを抱き始める…。

■見どころ

第4−5話では狂気をエスカレートさせていくソンアと、彼女の狙いを知ったヨンハの互いに引かない攻防戦が繰り広げられた。気に入った別荘を手に入れるためにそこまでするのかと思わせるジャイアニズムを発揮したソンアの狂気ぶりに目が離せない。一方、これまではヨンハが憶測の世界でソンアを見ていたせいで、幻想とも現実ともつかない描写が続いていたが、いよいよソンアの本性を知った第3話終盤以降は、妄想を疑わせるような描写は減り、対抗策に出てソンアを憤らせるなかなかの策士っぷりを見せた。

2000年代については、今回はあまり描かれず、ふたつの時代を結ぶキーパーソンであるボミンが事件に執着し、オニと呼ばれる理由が主に描かれたが、第4話では現在の時間軸で初めてモーテル殺人事件が話題にのぼり、成長したギホ（チャニョル）が登場。2つの時代と事件、人物がどう繋がるのか期待が高まる。