NHK「坂の上の雲」≪国家鳴動(前・後編)≫あらすじ:主人公3人の視点から国家の動きへ

07時00分 映画
画像:NHKより

NHK総合(日曜23時~23時45分)に再放送中の本木雅弘、阿部寛、香川照之共演の名作ドラマ「坂の上の雲」(44分版)の10月6日と13日は「国家鳴動」前・後編を放送する。NHK+にてそれぞれ1週間見逃し配信される。
※本作は89分版を前編・後編に再編集したもの。

「坂の上の雲」は、激動の時代を描いた司馬遼太郎の傑作同名小説を原作とした人間ドラマ。日本を代表する豪華キャストが集結し、日露戦争の時代を生き抜いた明治の若者たちの姿を描いている。NHKで3年間にわたる長期放送で、視聴者の心をつかんだ本作。今回の再放送では、NHK総合では44分版、NHKBSでは89分版で放送。



激動の時代を描いた司馬遼太郎原作の「坂の上の雲」。テレビドラマの常識を超えて3年に渡って放送された超大作を一挙放送

「国家鳴動」では、これまでの主人公3人の視点を中心に描いてきた展開から、「国家」としての日本の動きが具体的に絡まった形へとストーリーは進行していく。伊藤博文や山県有朋、東郷平八郎、陸奥宗光ら歴史の教科書でもおなじみの人物が次々に登場する。少し慌ただしい展開だが、後の展開に関わる大事な伏線も多く、見逃せないエピソードといえる。

■「国家鳴動」前・後編あらすじ
明治22年(1889年)、大日本帝国憲法が発布される。祝賀の提灯行列の中で浮かれる正岡子規(香川照之)は、突如喀血し、病気療養のため東京から松山に帰郷する。江田島から帰省した真之(本木雅弘)は子規の見舞いに訪れ、3年ぶりの再会を喜ぶ。子規は自らの病気を句に詠み、ホトトギスを意味する「子規」を俳号にしたことを真之に打ち明ける。

一方、真之は、水練用の池で破廉恥な振る舞いをする陸軍兵らともめ事を起こす。それを密かに丸く収めた父・久敬は、真之に「勝ちは大事なときに取っておけ」と諭す。その久敬はまもなく、この世を去る。

海軍兵学校を卒業し、遠洋航海から帰国した真之は、巡回のため来日した清国の軍艦を見学。そこで後の連合艦隊司令長官東郷平八郎(渡哲也)と出会う。

東京に戻った子規は、陸羯南(佐野史郎)が主宰する新聞「日本」に入社し、俳句・短歌に生涯を捧げる決意をする。一方、フランス留学から帰国した好古(阿部寛)は、児玉源太郎(高橋英樹)の勧めで、かつて下宿していた佐久間家の娘・多美(松たか子)と結婚する。

そんな中で、日本を取り巻く国際情勢は、朝鮮半島を中心に緊迫化。時の首相・伊藤博文(加藤剛)が戦争に消極的な姿勢に反し、日本は清国との開戦の道を進んで行く。

【「坂の上の雲」を2倍楽しむ】では、第1部~第3部までの全話あらすじを紹介している。



■キャスト
秋山好古役:本木雅弘
秋山真之役:阿部寛
正岡子規役:香川照之
正岡律役:菅野美穂
秋山多美役:松たか子
秋山季子役:石原さとみ
タケオ・ヒロセ役:藤本隆宏
正岡八重役:原田美枝子
秋山貞:竹下景子
秋山久敬役:伊東四朗
タカハシ・コレ役:西田敏行
山本権兵衛役:石坂浩二
児玉源太郎役:高橋英樹
伊藤博文役:加藤剛
東郷平八郎役:渡哲也
ほか

■放送予定
<44分版>
2024年9月8日より 毎週日曜日
午後11時から午後11時44分
全26回 ※89分版を前編・後編に再編集したものです
総合テレビ
NHKプラスでも視聴できる。。

<89分版>
2024年10月4日より 毎週金曜日
午後8時15分から午後9時44分
全13回
BSプレミアム4K

3年がかりの大作ドラマが一気見できるこの機会をお見逃しなく。
【「坂の上の雲」を2倍楽しむ】

NHK「坂の上の雲」番組公式サイト
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