セブン&アイ、電子雑誌活用した通販事業に参入へ
セブン&アイ・ホールディングスが、電子雑誌を活用して通販事業の拡大を計画していることが、8月3日までに複数メディアを通じて報じられている。
一連の報道によると同社は、iPad、iPhoneなど多機能携帯端末に配信される電子雑誌に掲載された商品を画面上から注文し、セブンイレブンなどの店頭で受け取るかたちになるという。電子書籍事業とリアル店舗を結びつけた流通業界の新たな動きとして注目される。
具体的には、出版・音楽ソフト関連各社に参加を求めた上で、セブン&アイが提供するアプリケーション上にまず800誌近くの電子雑誌を掲載し、それぞれの雑誌に載った商品を画面上から手軽に注文できるようになるものとみられる。商品群としては、衣料品やアクセサリーなどを想定している。販売事業はセブン&アイグループの通販事業を手がけるセブンネットショッピングが担当する。
さらに2011年度には電子書籍販売事業にも乗り出す計画という。
セブンネットショッピングでは去る7月に、同社が扱う書籍の一部を無料で閲覧できるiPhoneアプリ「セブンde立ち読み」をリリース(無料)している。
セブンde立ち読み