「無能の鷹」老害化に気付いた高橋克実、感謝と謝罪に葛藤【第5話ネタバレ】
11月9日に放送されたテレ朝金曜ドラマ「無能の鷹」第5話では、自分が老害と化してしまったことを自覚し、落胆する朱雀部長(高橋克実)の姿が視聴者を笑わせると共に切なくさせた。こちらでは第5話のあらすじと見どころを紹介。次回予告動画が番組サイトで公開された。
「無能の鷹」は、とにかく清々しく無能のダメダメヒロインが働くことが嫌になっちゃった人に贈る超・脱力系お仕事コメディだ⇒【関連記事・各話のあらすじ】
■キャスト
鷹野ツメ子役:菜々緒
鶸田道人役:塩野瑛久
雉谷耕太役:工藤阿須加
鵜飼朱音役:さとうほなみ
梟井重蔵役:鈴木理学
白鳥京香役:相馬有紀実
朱雀又一郎役:高橋克実
鳩山樹役:井浦新
ほか
■第5話あらすじ
画像:テレビ朝日ドラマ公式HP
「無能の鷹」2024年10月11日よりテレビ朝日にて放送
フリーズしてしまったPCを鳩山に直させる朱雀部長(高橋克実)。直して貰っても感謝1つしない彼の姿に部下たちは眉をひそめる。それに気付かない朱雀部長は、時間を割いて会議を行う。好き勝手に会議を進行した彼は、SNS宣伝に力を入れると張り切り、鶸田(塩野瑛久)と鷹野(菜々緒)はその役割を押しつけられてしまった。その後、鷹野は自身がアイコンになったSNSの運営を開始し、何気ない日常を呟く。
飲み会に行った鶸田は、かつては朱雀部長も優秀に働いていた、という話を鳩山(井浦新)から聞く。現在との差に驚く彼に鳩山は、誰もが朱雀部長のようになってしまう可能性がある、と語った。
一方、帰宅した朱雀部長は家でも会社と同じように大きな顔をしていた。家族たちはそんな彼にうんざりし、適当にあしらう。
そんな中、バズりをみせる鷹野のSNS。これに部署の人々は盛り上がるが、朱雀部長は水を差してしまう。これに苛立った鵜飼(さとうほなみ)は、彼がいることに気付かず「老害」と愚痴をこぼす。朱雀部長はこれにショックを受け、腹いせに早退。帰宅した際、家族とやり取りで彼は自分の老害化を自覚した。この悲しみに追い打ちをかけるように、朱雀部長の妻は彼に離婚届を突きつける。
翌日、祝日に間違えて出社してしまった鷹野は、ショックのあまりうっかり出社していた朱雀部長と出会う。ここでも朱雀部長のPCはフリーズしてしまい、鷹野は彼の指示で鵙尾に電話する。しかし彼女が電話をかけた先は、純喫茶MOZUだった。電話に出た喫茶店のママは鷹野の相談がお得意の恋愛相談と思い込み、アドバイスを行う。不思議なことにこの勘違いと鷹野の伝達ミスは絶妙にかみ合っていき、奇跡的にPCが復活した。
喫茶店にいた鳩山と鴫石は、ママの電話のやり取りから、相手が鷹野と朱雀部長だと気付く。お礼も言わずに電話を終えようとする朱雀部長に堪忍袋の緒が切れた鴫石は、勇気を出して彼を一喝。古くからの部下の喝は効果てきめんで朱雀部長は、変わる努力を開始する。
後日、鶸田を含む部下は、突如感謝と謝罪を口にするようになった朱雀部長に驚く。しかし、これは本来なら当たり前のことだと気付き、一同は我に返る。その一方で、朱雀部長は家での態度も改め始める。これに家族たちは驚きつつも、笑顔を浮かべた。
■第5話見どころ
傍若無人ぶりが目立っていた朱雀部長にスポットがあたった今回では、なりたくなかった上司になってしまっていた彼なりの苦悩が描かれていた。そんな彼の姿が自分の上司と重なった視聴者は多いようで、「この回だけでも上司に見て欲しい」、「朱雀部長が最後にありがとうとごめんが言えたシーンで何故か泣いちゃった(笑)」などと、面白くも切ない声が聞かれた。
また鳩山の「誰もが朱雀部長のようになってしまう可能性がある」という言葉は多くの視聴者の心に刺さった様子。放送終了後、SNSには「愛されるシニア世代を目指したいと思った」、「私の職場のごめんとありがとうが言えないあの人たちの行く末も朱雀部長なのかな・・・」と、様々な目線からの哀愁漂う呟きが投稿されている。
2024年10月11日よりスタートしたテレビ朝日金曜ドラマ「無能の鷹」は、毎週金曜23:15から放送される。
◇ TBS「無能の鷹」HP
◇公式X @muno_no_taka_ex
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