NHK「3000万」万事休す、安達祐実と青木崇高の喧嘩がリアルすぎて…第6話あらすじと考察
9日(土)放送したNHK土曜ドラマ「3000万」第6話では、刑事を定年退職した奥島(野添義弘)の誕生日会を舞台に、祐子(安達祐実)と義光(青木崇高)が全てを告白するかどうか迷う様子が描かれた。この回のあらすじと見どころを紹介、NHKプラスでは1週間の見逃し配信をする(ネタバレあり)
「3000万」は、思わぬアクシデントと出来心をきっかけに、人生が激変してしまう家族を描くクライムサスペンス。複数の脚本家が共同で作品を手がける海外ドラマの手法を持ち込み、誰もが余裕のない社会の痛みをえぐり出す。⇒【各話のあらすじと見どころ】
■第6話あらすじ
毎年恒例の奥島の誕生日会を義光は断りの電話を入れる。息子・元樹(島田惇平)を救えなかった悔いを抱える奥島は、義光と祐子の悩みを聞き出そうと、半ば強引に佐々木家に押しかける。しかし、ソラ(森田想)を匿っているため、祐子は気が気でない。さらに、息子・純一(味元耀大)は依然として口をきいてくれず、祐子の悩みは尽きない。
一方、逮捕された男は闇組織のボスではなかった。男は塚田晴彦(リリー・フランキー)で、自称ナンバー2というが、取り調べを担当した野崎(愛希れいか)は、彼がただの運び屋であると考える。
坂本(木原勝利)たちに拉致されたソラは放り出されて逃げ回り、最終的に祐子の家に辿り着いた。祐子が「ボスは捕まった」と話すと、ソラはそれがボスではないと告げ、「ボスを捕まえて組織を潰すから手伝ってほしい」と頼む。
その頃、警察から逃げ回る坂本の携帯に「オオツさん」からの着信が入る。オオツは密告者を捜し出して組織を再開すると宣言し、密告者を一週間以内に見つけ出すよう一方的に命じる。
裏切り者を追う坂本と長田(萩原護)の影が迫る中、祝宴が始まる。佐々木家の新しい冷蔵庫に注目した奥島は、ソラを逃がしたことが心残りだと、あの事故について話を振る。もう刑事じゃないからと、夫婦が隠していることを聞き出そうとするが、義光はなかなか本音を見せない。そこで奥島は非通知の着信を見せ、「これ、義光くんからのSOSじゃないか?」と切り出すが、義光は曖昧に否定する。
奥島が席を外した隙に、義光は祐子に奥島に気づかれたかもと話すが、祐子は自分が“かけ子”をした老人宅が強盗に遭ったとニュースで知り、「自首なんてできない」と言う。しかし、「自分が鞄を持ってきたせいでこんなことになった」と泣き出す純一を見て、深く後悔する。
奥島が戻り、義光が全てを打ち明けようとしたが、過去のキーボードの行方を巡って夫婦が大喧嘩を始め、告白のタイミングを逸してしまう。すると、奥島がギターを掻き鳴らし、義光が作った楽曲「つかめサムシング」を歌い出す。「いつだって戻れる」「いつでもやり直せる」「明けない夜はない」の歌詞で夫婦に胸の内を明かすよう促す。祐子は純一に嘘をついたことを謝り、奥島に打ち明けると約束する。
その時、宅配便が届く。応対する祐子に宅配人を装った長田が「警察に情報を漏らしたら子供をさらう」というメモを差し出す。部屋では義光がついに奥島に全てを打ち明けていた。ショーマストゴーオン、疑惑と決裂の第6話は、祐子の凍り付く表情で終わった。
ソラを放り出した後、長田は祐子宅に逃げ込んだのを見て2人は繋がっていると見抜いた。坂本よりキレる。ソラは捕まった男=塚田はボスじゃないと言い、刑事の野島も塚田をただの運び屋とみた。しかし坂本は「オオツさん」からの電話に「捕まったはずでは…」と言った。とすると、塚田は警察の裏をかいたボスだったのか?リリー・フランキーほどの大物をただの運び屋にするはずはないと、妙な考察も働く。
■次回、遭遇と謀略の第7話
奥島(野添義弘)の追及がきっかけで祐子(安達祐実)義光(青木崇高)はどん底に。闇組織も再始動。窮地の2人はソラの大胆不敵な作戦に賭けるのか!
次回はNHK総合にて11月16日(土)22:00から、BSP4Kでは同日の9:25分から先行放送する。
【放送予定】
総合2024年10月5日(土)よる10時~スタート<全8回>
BSP4K 毎週土曜 午前9時25分~
[再放送] 総合 翌週水曜 午前0時35分~
【出演】安達祐実
青木崇高 加治将樹 工藤遥 野添義弘 持田将史 萩原護 愛希れいか 味元耀大 森田想 ほか
【脚本】弥重早希子 名嘉友美 山口智之 松井周 from WDRプロジェクト
【演出】 保坂慶太 小林直毅 【制作統括】 渡辺哲也
【プロデューサー】 上田明子 中山英臣 大久保篤
◇NHK「3000万」番組サイト
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