BS12「上陽賦〜運命の王妃〜」(68話版)第40話-第41話:王倩の策略~秘密の同盟【ネタバレ】

18時03分ドラマ
(c) 2021 China International Television Corporation

中国ドラマ「上陽賦~運命の王妃~」(全68話版)、BS12ウェルビにて11月25日放送の第40話と第41話のあらすじと見どころを紹介しよう。予告動画は番組サイトで視聴できる。



「上陽賦〜運命の王妃〜」は、⼈気⼩説『帝王業』を原作にした時代劇。架空の古代中国を舞台に、不本意な政略結婚で結ばれた二人が、やがて心を通わせ互いに支え合うようになり、民のために戦う超本格歴史スペクタクル。
【「上陽賦」を2倍楽しむ】では、各話のネタバレ(あり、なし)あらすじや見どころ、豆知識や架空の国・成(王朝)の時代設定や、人物紹介、音楽(OST)、ロケ地などはまとめているので、視聴の参考にされたい。


■キャスト

押さえておくべき5人
比べてみた!“宋懐恩”vs“胡光烈”
王儇(以下、王ケン)/阿嫵/豫章王妃役:チャン・ツィイー(章子怡)/声:魏涼子
蕭綦(以下、蕭キ)/豫章王役:ジョウ・イーウェイ(周一囲)/声:阪口周平
馬子澹(したん)役:トニー・ヤン(楊祐寧)/声:庄司然
賀蘭箴(がらんしん)役:ユアン・ホン(袁弘)/声:伊東一人
馬子隆(ばしりゅう)役:グオ・ジアミン(郭家铭)/声:島津耕介
馬子律(なしりつ)役:プ・バージャ(浦巴甲)/声:竹内想
王藺(おうりん)役:ユー・ホーウェイ(于和偉)/声:志村貴博
 ほか



■第40話「王倩の策略」

謝宛如(しゃえんじょ)は王倩(おうせん)に、蕭キを誘惑すれば忽蘭行きを逃れられると唆し、媚薬を持たせる。倩と薛夫人は作戦を考えて豫章王府の屋敷に行く。王ケンは倩を慰めるも、皇帝との交渉に失敗したと伝え、別の方法を探る話す。薛夫人は王氏の屋敷は方角が悪いのでこちらに滞在させてほしいと、厚かましく引っ越してくる。

上陽賦(c) 2021 China International Television Corporation
一方、子隆は蕭キを深夜に呼び出す。自分の忠実な臣下が蕭キ一人しかおらず、軍費を横領の調査を続けられないと肩を落とす。蕭キは皇帝の辛い心情を理解し、証拠の帳簿を燃やし調査を打ち切ることに。屋敷に戻った蕭キは宋懐恩、胡光烈・胡瑶兄妹と楽しく食事をし、落ち込む気持ちを隠して珍しく酒を飲む。

そんなか江南で酷い水害が起っていると朝廷に報告が入る。だが国庫には対策資金がない。怒る子隆に温宗慎は、忽蘭との和睦が成立すれば軍備縮小ができる。10万の兵を故郷に帰して農業に従事させれば一石二鳥だと提案する。蕭キはその提案を理にかなっているとしながらも、もし忽蘭が同盟を反故にして攻めてくれば責任が持てるのかと反問し、「責任が取れる者がいるなら軍の指揮と豫章王の爵位も譲る」と言う。結結論の出せないまま子隆は議論を打ち切る。

退朝後、なぜ恨みもないはずの温宗慎に食って掛かったのかと聞く宋懐恩に、蕭キは「彼の発言は多数の声の代弁だとして、彼らの狙いは軍の縮小で、握った権力にしか興味のない大臣たちを批判する。そして皇居を離れたくなさそうな懐恩を「玉秀のためか?」とからかう蕭キ。その時、皇太后の使いが来て蕭キを永安宮に案内する。皇太后の用件は、王夙を江南の治水に行かせるよう推薦してほしいというもの。危険な任務だという蕭キに、王氏の者が先頭に立つべきで、補佐には蕭キの腹心である懐恩をつけたいと言う。

賀蘭箴はもう一つの目的である蕭キ殺害のために、彼の弱点となる王ケンからの面会を受け入れることに、倩のために単身で賀蘭箴と向き合う王ケンは、和睦の公主を変更してほしいと頼む。その頃、賀蘭箴の部下、忽耶奇(こつやき)は付き添ってきた蘇錦児に目を付け、人気のないところに呼び出す。そして「お前が皇后の間者だと知っている」と脅し、王ケンにバラされたくなければ、今後豫章王府で何かあればすぐに報告せよと命じる。そして執拗に好色なまなざしを錦児に向ける。

■見どころ:王夙を水害の地、江南に送りたいという皇太后。身分の低い懐恩をわざわざ王夙の補佐に指名した理由は?その後の「狼の群れには必ず1頭のずる賢い頭がいる。群れをばらして仕留めてゆけば頭だけが残る。そうなればいくら強くてもただの一匹狼よ…」という皇太后の言葉。皇太后はいったいどんな策略を講じているのか?

また、身代わりを立ててまで密かに皇都に向かっている子澹も気になる。子澹は誰に会いに行くのか?





■第41話「秘密の同盟」

王倩(おうせん)のために忽蘭(くらん)の王子、賀蘭箴(がらんしん)と会った王ケンは、同行した蘇錦児(そきんじ)に、今度は龐癸(ほうき)も一緒に賀蘭箴に会いに行くと話す。その言葉に怯える錦児。

上陽賦(c) 2021 China International Television Corporation執務中の皇帝、馬子隆(ばしりゅう)を訪ねた皇太后は、江南の水害に頭を悩める子隆に、王ケンの兄、王夙(おうしゅく)と蕭キの部下、宋懐恩(そうかいおん)を派遣するよう提案する。その間に、いずれ悩みの種になるだろう蕭キの命を奪えとけしかける。

豫章王府の屋敷に移った王倩と薛(せつ)夫人は、食事の席で蕭キと王ケンの仲睦まじいのをみて焦り、何とか2日のうちに蕭キと二人きりになれる機会を作ろうと考えを巡らす。

兵の削減のことを聞いて憤慨した胡光烈と胡瑶兄妹が蕭キの元にやってくる。蕭キは彼らと懐恩に皇太后から江南の治水に関して王夙と懐恩を指名してきたと明かす。単なる道楽息子と思われている王夙だが、彼の治水対策は試す価値があり、皇太后の狙いが何であれ、水害は国難なので力を尽くすべきと話す。懐恩には疫病以外にも、計り知れぬ人の悪意にも気をつけなければならないと念を押す。そして出発の前に玉秀との婚礼を行うつもりだと伝える。蕭キは玉秀にもこのことを伝える。

他日、宮殿から豫章王府に玉秀への詔書を持った使いがやって来る。主人の命を救った功績で、蕭キの義妹として“蕭玉岫(しゅうぎょくしゅう)”の名を与えた上で、懐恩との婚姻と10日後の挙式を許可するというもの。屋敷は祝いの雰囲気に包まれるが、倩は忽蘭に送るために使いが来たと勘違いして怯えていた。

王夙と懐恩が江南に行くと知った徐女官は、水害の後には疫病が蔓延するので決して行かせてないけないと王ケンに訴える。王ケンは長く保管していた王夙の『治水策』の計画書を見せる。それはかつて王藺に「子供のお遊びだ」と破り捨てられたものだった。王ケンはいつか「兄の才能が生かせる機会が訪れるはず」と信じて修復し保管していたのだった。

■見どころ:この回では賀蘭箴が野望のために本格的に動き出す。皇后に続いて子澹とも手を組んだ賀蘭箴は、王ケンに危害を加えず、どんな作戦で蕭キに屈辱を味わわせるのか?また、ついに子澹が天下取りの野望を口にするのもこの時。



BS12「上陽賦」番組サイト
 2024年9月16日スタート 月・火16時~ 2話連続(全68話版無料BS初放送)
予告編

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