BS12「上陽賦〜運命の王妃〜」(68話版)第42話-第43話:夫婦喧嘩~誠意あるもてなし【ネタバレ】

11月25日17時16分ドラマ
(c) 2021 China International Television Corporation

中国ドラマ「上陽賦~運命の王妃~」(全68話版)、BS12ウェルビにて11月26日放送の第42話と第43話のあらすじと見どころを紹介しよう。この回では予告動画は番組サイトで視聴できる。



「上陽賦〜運命の王妃〜」は、⼈気⼩説『帝王業』を原作にした時代劇。架空の古代中国を舞台に、不本意な政略結婚で結ばれた二人が、やがて心を通わせ互いに支え合うようになり、民のために戦う超本格歴史スペクタクル。
【「上陽賦」を2倍楽しむ】では、各話のネタバレ(あり、なし)あらすじや見どころ、豆知識や架空の国・成(王朝)の時代設定や、人物紹介、音楽(OST)、ロケ地などはまとめているので、視聴の参考にされたい。


■キャスト

押さえておくべき5人
比べてみた!“宋懐恩”vs“胡光烈”
王儇(以下、王ケン)/阿嫵/豫章王妃役:チャン・ツィイー(章子怡)/声:魏涼子
蕭綦(以下、蕭キ)/豫章王役:ジョウ・イーウェイ(周一囲)/声:阪口周平
馬子澹(したん)役:トニー・ヤン(楊祐寧)/声:庄司然
賀蘭箴(がらんしん)役:ユアン・ホン(袁弘)/声:伊東一人
馬子隆(ばしりゅう)役:グオ・ジアミン(郭家铭)/声:島津耕介
馬子律(なしりつ)役:プ・バージャ(浦巴甲)/声:竹内想
王藺(おうりん)役:ユー・ホーウェイ(于和偉)/声:志村貴博
 ほか



■第42話「夫婦喧嘩」

上陽賦(c) 2021 China International Television Corporation

賀蘭箴は、密かに都に戻っている安平(あんぺい)王こと馬子澹(ばしたん)に会っていた。手を組もうと持ちかけるが、「阿嫵(あぶ、王ケン)に危害を加えた者とは同盟を結べない」と断割られる。その理由が王ケンだったと知った賀蘭箴は、「今この瞬間、安平王が天下を掌握していれば、心にいる人を簡単に取り戻せるのではないか?」と持ち掛け、子澹は蕭キの命と「天下」を取ることを条件に同盟を受け入れる。

子澹が帰った後、忽耶奇(こつやき)は、すでに謝氏の皇后と手を結んでいるのに、いまさら落ちぶれた子澹をなぜ同盟を結ぶ必要があるのかと訊ねる。賀蘭箴は、子澹が皇帝の血筋と指摘し「我々は皇后と子澹の両方と手を組むが、どちらとも結託しない」と不敵な笑みで答える。そして王ケンに、明後日巳の刻に南の鹿苑で会いたいと伝えるよう指示する。

一方、皇后の謝宛如は刺客に襲われる夢を見て飛び起きる。胎児が弱いといわれた不安から悪夢を見るようになっていたのだ。宛如を診察した太医は流産の恐れもあるので、今後は安静にして心労を避けるよう進言する。宛如は道士にも夢を占ってもらうが、道士も良い話をしない。宛如は全てが蕭キのせいだと考える。

皇帝、馬子隆は朝廷で、王夙を江夏王に封じて水路の総監督と監察御史を兼任させ、懐恩を粛毅伯(しゅくきはく)に封じる。そして2人に江南行きを命じて、水害対策費として500万両を支出すると宣言する。大臣たちは治水対策に懐疑的で、結局うやむやに終わるだろうと不満を囁く。

忽耶奇に怯える蘇錦児は体調を崩して床に就いていた。1人で考え事をしているところにやってきた劉執事は、明後日に王ケンと忽蘭の使臣が南の鹿苑で会うことになっていることを打ち明ける。

王ケンが一人で賀蘭箴(がらんしん)と会おうとしていると知り憤慨する蕭キ。賀蘭箴は危険な男だと言う蕭キに対し、王ケンは王(おう)氏一族として、望まぬ婚姻を迫られている王倩(おうせん)のために会うのだと譲らず、言い合いになる。ひとまず、うまくいくように祈るとその場を立ち去る蕭キ。これを知った薛夫人は絶好のチャンスと喜び、王倩に蕭キを待ち伏せするよう指示する。倩は蕭キに縋りつき色仕掛けをするが、蕭キは相手にしない。それでも薛夫人は諦めずに次の作戦を立てる。

■見どころ:世間から道楽息子と呼ばれ、父の王藺からも蔑まれ、妻の桓宓にも裏切られた王夙にやっと活躍の場が与えられるのもこの回だ。果たして王夙と懐恩が無事に任務遂行となるのか?懐恩の危うさを知る蕭キは、「計り知れぬ人の悪意にも気をつけなければならない」と念を押すが、果たして懐恩の心は二度と蕭キを裏切ることはないのか?子澹の消えることのない王ケンへの未練を思うと、懐恩の秘めた恋心も気になる。





■第43話「誠意あるもてなし」

じょゆ養父(c) 2021 China International Television Corporation

翌日、慈安寺で兄、江夏(こうか)王こと王夙(おうしゅく)と会った王ケンは、かつて王夙が3年もかけて制作した治水策の計画書を渡す。そして王氏の運命を左右する今回の任務にプレッシャーを感じている王夙に「きっと成功すると信じている」と励まし、皇都で美酒を用意して帰りを待っていると微笑む。

蕭キを心配させてしまった王ケンは面会場所を南の鹿苑から兄、江夏(こうか)王こと王夙(おうしゅく)の屋敷に変更して賀蘭箴に会う。なんとしても王ケンと二人きりになりたい賀蘭箴は、庭園を案内してほしいを頼む。王ケンに向ける思いを口にする賀蘭箴に言葉を慎むようにと告げる王ケン。すると賀蘭箴は「蕭キの過去をどれだけ知っている?」「阿嫵」と意味深な言葉と王ケンの幼名を口にする。

王夙は賀蘭箴のために宴を開き、倩を諦めさせようと美女たちに踊りを披露させる。ここには美女が大勢いるという王夙の言葉を、自分にとって美女はただ一人と言い、王ケンの踊りが見たいと頼み王夙を怒らせる。王ケンは怒りを抑えて忽蘭の踊りを披露する。忽蘭踊りを知っていることに愕いた賀蘭箴は一緒に踊り出す。踊りながら王ケンへの想いを打ち明ける賀蘭箴を巧みに払いのけながらも、賀蘭箴から王倩を選ばないという約束を取り付ける。屋敷を辞して忽耶奇(こつやき)は賀蘭箴に「王妃に甘すぎるのでは」と問うが、賀蘭箴は「ちゃんと考えている」と告げる。

その頃、豫章王府では王倩が王ケンの不在を狙って蕭キを誘惑する作戦を決行する。薛夫人がわざと騒ぎを起こし、その隙に蕭キの書斎に忍び込み謝宛如からもらった媚薬を酒壺に入れ、蕭キの帰りを待つ。申太医と共に部屋に入ってきた蕭キは、王ケンの体について確認する。倩は隠れて2人の話を盗み聞きし、王ケンが懐妊できない体でそれでも王ケンただ一人を愛する蕭キは彼女に避妊薬を飲ませている事実を知ってしまう。太医は必ず治療薬を見つけると言い、いたたまれない蕭キは媚薬の入った酒を飲んでしまう。

一人になった蕭キが朦朧とするのを確認した倩は物陰から出てきて、火照った蕭キの体に後ろから抱きつく。それが帰ってきた王ケンだと勘違いした蕭キは、倩を抱き寄せる。ところが朦朧とする意識の中でも王ケンではないと気づいた蕭キは、倩を突き飛ばす。

■見どころ:蕭キが、妻の王ケンに向けた大きな怒り。それはそのまま王ケンへの愛が強い証拠。監視したのかと怒り、「何のしがらみもなく育ったあなたには分からない」という言葉で夫を傷つけてしまった王ケン。それでも劉執事による告げ口で蕭キが監視したわけではないと誤解を解いた王ケンは、賀蘭箴との密会の場所を変更し、兄が王ケンをからかって蕭キを悪く言うと、すぐに蕭キをかばう。
そしていよいよ始める王倩母子の悪だくみ。薬にも負けない蕭キの自制心の強さに驚かされる。さあ、蕭キは全ての真実を王ケンにどのように告白するのか?



BS12「上陽賦」番組サイト
 2024年9月16日スタート 月・火16時~ 2話連続(全68話版無料BS初放送)
予告編

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