奈緒と松田龍平W主演「東京サラダボウル」脚本は≪半沢直樹≫金沢知樹…三上博史、イモトアヤコ、中村蒼ら共演者16名発表

13時54分ドラマ
画像提供:NHKより

奈緒と松田龍平W主演のNHK新ドラマ「東京サラダボウル」が、2025 年 1 月 7 日(火)22時から放送をスタートする。脚本は良質なエンターテインメントを生み出し続ける金沢知樹に決定、合わせて共演者も発表された。本作はNHKプラスにて見逃し配信される予定だ。



今や、およそ70万人の在日外国人が暮らす東京。2025年の新土曜ドラマ「東京サラダボウル」は、異なる言語、食、文化が同居する“サラダボウル”の大都市で、ミドリ髪の国際捜査の警察官&ワケありの通訳人のコンビが日本社会からこぼれ落ちそうな人生を拾っていく社会派エンターテインメント。

トウキョウサラダボウル
奈緒が演じるのは、ミドリ髪が目を惹く東新宿署・国際捜査係の警察官。日本人も外国人も隔たりなく、助けを求める人に手を差し伸べていく。世界各国の料理を食べながら、色々な人とコミュニケーションを図り、凄いエネルギーで周囲を動かしていく。

一方、松田が扮するのは、警視庁・通訳センターの中国語通訳人。自分の感情を入れず、参考人や被疑者と警察官を正確な逐語訳でつなぐことに徹する。過去の悲しい出来事によって警察官を辞め他人と距離を置いて生きてきたが、鴻田との出会いを機に過去に向き合うようになる。

■脚本
脚本は、湊かなえ原作ドラマ『境遇』(12)、国際エミ―賞最終候補にノミネートされた『半分ノ世界』(14/斎藤工監督)、『ガチ★星』(18/江口カン監督)、TBS ドラマ「半沢直樹」(20)、映画『サバカン』(22/監督・脚本)、Netflix ドラマ「サンクチュアリ」(江口カン監督)など良質なエンターテインメントを生み出し続ける金沢知樹(1974 年 1 月 1 日生まれ、長崎県出身)。
<コメント>
脚本を務めさせていただきます、金沢です。「東京サラダボウル」は、社会問題や人間の機微をこれでもかと、ふんだんに、ひたひたに、練り込んだ黒丸先生の渾こん身の作品。身の引き締まる想いで、スタッフの方々と何度も話し合い丹念に作りました。といいながら、いまも作ってる途中ですが。 観ていただける方に、その想いが届くことを願って、今日も筆を進めます。

このほど、主演の奈緒と松田龍平に加えて発表されたのは、中村蒼、武田玲奈、中川大輔、絃瀬聡一、ノムラフッソ、関口メンディー、朝井大智、張翰、許莉廷、喬湲媛、Nguyen Truong Khang、阿部進之介、平原テツ、イモトアヤコ、皆川猿時、三上博史の16名。



■個性が“サラダボウル”な出演者たち
中村●有木野了の心に生きる最愛の人
織田覚役 / 中村 蒼
元は不良少年だったが、ある出会いをきっかけに警察官になる。ところが国際捜査の場で相棒を組んだ阿川刑事の外国人への“誤訳”を目の当たりにし、苦悩。やがて命を絶つ。陽気な織田は、孤独な有木野の心を癒す最愛の人だった。

タケダ●日越をつなぐ使命感に燃えるベトナム語通訳人
今井もみじ 役 / 武田 玲奈
警視庁・通訳センターに所属するベトナム語の通訳人。ベトナムが大好きで、日越の架け橋になりたいと通訳人になった。だが、特定技能のベトナム人を取り巻く厳しい現実を目にし、通訳人の果たし得る役割に葛藤する。

©増永彩子©増永彩子●出世したい!鴻田麻里と競り合う先輩
杓野玲央役 / 中川 大輔
東新宿警察署・国際捜査係の巡査部長。昇進意欲が旺盛で、本庁・捜査一課の刑事になることを夢見ている。歳の近い後輩の鴻田に手厳しいが、どこか憎めないキャラクター。有木野の過去に興味を持つ。

あやせ●人身売買ビジネスに手を染める謎の青年
通称「ボランティア」 役 / 絃瀬 聡一
鴻田と有木野が逮捕を目指す、人身売買ビジネスを手掛ける組織の一味。鴻田が取り調べを行う外国人たちの中には、彼を通称「ボランティア」と呼ぶ者も。時に日本語、時に中国語など外国語を口にする、謎めいた存在。

のむら●鴻田麻里を“推す”活発な新人警察官
広田カナ 役 / ノムラフッソ
東新宿署・国際捜査係の新人警察官。外国人でも日本人でもボーダレスに接することができる鴻田を先輩として尊敬している。まだまだ新人ながら、チームでの捜査で機転を利かせる一面も。

メンディ●もみじに恋するピュアで快活な英語通訳人
黒須雄介役 / 関口 メンディー
警視庁・通訳センターに所属する英語通訳人。警察で最もニーズの高い英語通訳。バリバリ働く“できる男”だが、同僚・今井もみじに一直線に恋する一面も。感情が読みづらい有木野を警戒しているが、次第に関係性にも変化が…。

浅井●有木野了と織田覚の関係を知るバーテンダー
張柏傑役 / 朝井 大智
鴻田と有木野が通うバーのマスター。織田覚と幼少期からの幼なじみで、元不良。在日中国人の両親のもとで育った。不良たちのたむろする界わいも知りつつ、在日中国人社会を支える弁護士にも通じる顔の広さを持つ。

あべ️©佐野円香●過去の事件の傷を抱える警視庁のエリート刑事
八柳隆太役 / 阿部 進之介
警視庁・捜査一課の最前線で活躍する刑事。いつも鋭い眼光で鴻田や東新宿署の面々に接するが、情熱と優しさを秘めている。駆け出しの頃、有木野と織田の面倒を見ていたが、誤訳事件の悲しい顛末を、今も傷として抱えている。

係長●見た目と中身にギャップがある元マル暴の係長
太良尾保役 / 平原 テツ
東新宿署・国際捜査係で鴻田を厳しく教育する。元マル暴ゆえのパンチの効いた見た目と大き目な声量とは裏腹に、飯山や後輩たちと活気あるチームを作りあげている立役者。かつて相棒の命を失ったため、仲間の命は何よりも大事。

イモト●通訳人チームを愛情深く率いるシンハラ語通訳人
清宮百合役 / イモト アヤコ
警視庁・通訳センターのシンハラ語通訳人かつチームの統括。有木野と同世代で、様々な立場の被疑者・参考人への聴取に慣れている。通訳人の意義を思い悩む今井に寄り添い、人と距離がある有木野へ深い理解を示す頼れる存在。

皆川●人情にアツく四字熟語を愛する国際捜査係の“ボス”
飯山修役 / 皆川 猿時
東新宿署・国際捜査係の統括係長。当初は鴻田を「あのレタス頭」と呼んで彼女の行動を心配するが、次第に鴻田のフットワークや洞察力に才能を見出し、昇進へ導いていく。難しい四字熟語や独特の言い回しが好きで、通訳泣かせ。

三上●闇の世界へ足を踏み入れた“鍵”を握る刑事
阿川博也役 / 三上 博史
中国語を駆使する非常に優秀なベテラン刑事だったが、外国人コミュニティに深入りしすぎて過ちを犯す。かつて外国人の聴取で意図的に誤訳を行い、織田を巻き込む事件に発展。一時干されていたが鴻田の相棒として復帰する。

【海外からのキャスト勢】
王●我が子を 10 年間探し続ける“お父さん”
王建斌役 / 張翰
ドラマの序盤に描かれる未成年略取誘拐事件のエピソードで登場。とある理由で中国から来日。10年間、懸命に働くうちにオーバーステイになってしまった男性。自分の罪がさらされるのと引き換えに一人の赤ちゃんを救おうとする。台湾の俳優・監督。1991年映画『牯嶺街少年殺人事件』で正式デビュー。2024年映画『以愛之茗』で主演を務め、ベルリン国際映画祭コンペティション部門にノミネート。幅広い演技力で、世界的にも高い評価を受けている。

沙良だ●鴻田麻里と有木野に出会い夢を抱く留学生
沈一諾役 / 許莉廷
第1話から登場。SNSで知り合った友人・キャンディーの失踪を機に鴻田、有木野と出会う中国からの留学生。時折食事をしながら鴻田に日本語を教わり上達していく。有木野に憧れ、通訳という仕事に興味を抱くように。映画『本日公休』でデビュー。ドラマ『塩水大飯店』や『人生清理員』などに出演。2024年には配信ドラマシリーズ『此時此刻』で金鐘奨・長編ドラマ新人賞にノミネート、台北映画祭で新人賞に選出される台湾の若手俳優。

ちゃお●然と消えてしまった初来日の観光客
キャンディー 役 / 喬湲媛
第1話に登場の、物語の“謎”となる女性。アニメが好きで、中国の地方から夢の初来日を果たし、友人になったシェンと観光を楽しむ。ところがある夜、突然彼女の消息がつかめなくなってしまい、鴻田と有木野が行方を追いかけるー。台湾出身の俳優。2015年ショートフィルム『対話』に出演し、MOD大賞最優秀女優賞ノミネート。映画『紅衣小女孩 2』にて台湾映画界で注目を浴び、その後も台北映画賞助演女優賞ノミネートなど活躍を期待されている。

ぐぇん●懸命に働くも嫌疑をかけられる介護スタッフ
ティエン 役 / Nguyen Truong Khang
第5話に登場。特定技能の資格を持って介護施設で働く男性。明るい性格ゆえに入居者にも愛されるが、ある日窃盗の疑いをかけられる。取り調べが進むうち、ティエンが経験していた日本人スタッフとの人間関係が浮き彫りになっていく。ベトナムで活躍する映画・舞台俳優。2021年にハノイ演劇映画学院を卒業し、ダナン・アジア映画祭「Autumn Meeting」の上級演技コースを修了。数々の映画や舞台に出演し、第5回国際実験演劇祭で俳優部門銀賞。



■あらすじ
警視庁の中国語通訳人・有木野了は、容疑者聴取を終えた昼下がり、新宿のど真ん中で“サソリ”を食らうミドリ髪の女性を目にする。その風変わりな女性、実は国際捜査の警察官・鴻田麻里だった。外国人も日本人も関係なく、ぐいぐい人への興味を示す鴻田に対し、できるだけ他人と距離を置きたい有木野は、とても異なる者同士。だが、失踪した観光客の捜索から、国をまたいだ密輸ビジネスに至るまでさまざまな案件の捜査の合間、各国の食をともに食べるうちに、“胃”の合う絶妙コンビに変化していく。ある時ふたりは、オーバーステイになった在日外国人を狙う「ボランティア」なる組織と対峙た い じする事に。それによって“パンドラの箱”は開き、鴻田は有木野が過去に抱えていた衝撃の悲しい出来事を知り始めていく・・・。
ドラマ10「東京サラダボウル」
【放送予定】2025年1月7日(火)スタート <全9回>
総合 毎週火曜 夜10:00〜10:45
BSP4K 毎週火曜 午後6:15〜7:00
[再放送] 総合 毎週金曜 午前0:35〜1:20 ※木曜深夜
【原作】黒丸 「東京サラダボウルー国際捜査事件簿―」
【出演】奈緒 松田龍平
中村蒼 武田玲奈 中川大輔 絃瀬聡一 ノムラフッソ 関口メンディー 朝井大智 張翰 許莉廷 喬湲媛 Nguyen Truong Khang 阿部進之介 平原テツ イモトアヤコ 皆川猿時 三上博史
【演出】津田温子(NHKエンタープライズ) 川井隼人 水元泰嗣
【制作統括】家冨未央(NHKエンタープライズ) 磯智明(NHK)
【プロデューサー】中川聡子

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