【NHK】アニメで能登半島地震からの復興を応援、石川県ゆかりの2作品をEテレで放送

能登半島地震から1年となる2025年1月、Eテレでは石川県ゆかりのアニメ2作品を放送し、石川県と全国の視聴者に勇気と笑顔を届ける。NHKプラスではNHK総合とEテレの番組を見逃し配信している(配信なしの場合もあり)。
1月2日、3日に放送される『ONI ~ 神々山のおなり』(全4話)は、カリフォルニア州バークレーと石川県金沢市にスタジオを構える「トンコハウス」が制作した作品。アニメーション界のアカデミー賞と呼ばれるアニー賞を2部門で受賞し、アメリカ・テレビ界最高峰の栄誉とされるエミー賞でも、個人賞3部門に輝いた話題作だ。作中では、地元石川県の街並みをモチーフにした情景も美しいアニメーションで描かれている。
また、1月5日から毎週日曜日に放送される『スキップとローファー』(全12話)は、人気漫画をアニメ化したスクールライフ・コメディ。石川県珠洲市をモデルとした町が主人公の出身地として描かれ、主人公の回想や故郷の友人とのやり取りの中で能登の風景がたびたび登場する。年始はぜひ、Eテレのアニメを楽しんでほしい。
■ ONI ~ 神々山のおなり (全4話)
1 月 2 日(木)午前 10:00~11:26(予定) ①・②話
1 月 3 日(金)午前 10:00~11:33(予定) ③・④話
(番組概要)
日本民話を思わせる神さまや妖怪たちの世界を舞台に、愛くるしいキャラクターたちが、美しく鮮やかなアニメーションでユーモアたっぷりに描かれる。そして、“理解できない物を ONI として畏れ、忌み嫌う…”人間誰もが抱える“闇”を描き、人間の本質にも迫る、子どもから大人までが楽しめる長編CGアニメーション。
【ストーリー】
八百万や お よ ろ ずの神々や妖怪たちが棲すむ、神々山(かみがみやま)。自由奔放に生きるおてんば娘、おなりは、伝説の英雄“グレートヒーロー”に憧れ、新たな英雄となるために日々稽古に励んでいた。古来から山の神々が恐れる ONI の脅威が数か月後に迫るなか、神々たちは山を守るため技に磨きをかけるが、おなりには特別な力が一向に現れない。おどけてばかりで何も教えてくれないヘンテコな父親、なりどん。次々と力を開花させていく、友人たち。理想と現実の間で葛藤するおなりに、新たな真実が立ちはだかる…。おなりは美しく平和な山を守ることができるか?
<関連番組>
■ 『ONI ~ 神々山のおなり』 堤大介監督が作品を語る
12月27日(金)午前1:15~1:35 <26日(木)深夜> ほか
米ピクサー・アニメーション・スタジオのアートディレクターとして世界の第一線で活躍してきた堤大介監督が、独立して手掛けた『ONI ~ 神々山のおなり』。堤監督自らが作品の見どころや制作にかけた思いを語る。
■スキップとローファー (全12話)
1月5日(日)以降、毎週日曜 午後5:00~5:25
(番組概要)
能登半島の先端の小さな町の中学校から単身上京し、東京の進学校に入学した岩倉美津未。勉強は出来るが距離感が独特で、同世代との付き合い方もちょっとズレている。しかしその天然さと明るさが、いつしか周囲にも影響を与え、心に悩みを抱えたクラスメイトたちも気づけば互いに通じ合っていく。
【ストーリー】
今日は高校の入学式。岩倉美津未は出世して故郷に貢献するという明確な将来設計を胸に、意気揚々と学校に向かうが、慣れない都会でいきなり電車を間違える大失敗。自分の未熟さを思い知らされ落ち込む美津未に声をかけたのは、同じクラスになる志摩聡介だった。
◇NHKアニメページ