「オク氏夫人伝」第7話:ヨンウの正体明らかに…イム・ジヨン、偽りの烈女門のせいで命の危機に?
28日にU-NEXTで独占配信したJTBC土日ドラマ「オク氏夫人伝 -偽りの身分 真実の人生-(옥씨부인전)」第7話では、7年ぶりに再会した夫ソン・ユンギョム(チュ・ヨンウ)がオク・テヨン(イム・ジヨン)を無視する場面から始まった。
●【U-NEXTで独占配信の韓国ドラマ】
この回の視聴率は全国で8.1%、首都圏でも7.8%と高い数字で、ミニシリーズ1位、全番組でも2位と人気の高さを証明した(ニールセンコリア有料世帯基準)⇒【12月28日視聴率TOP10】
「オク氏夫人伝 -偽りの身分 真実の人生-」は、名前も身分も夫も全てが偽物の外知部(朝鮮時代の弁護士)夫人オク・テヨン(イム・ジヨン)として生きる奴婢のクドクと、彼女を守るために命までかけた芸人チョン・スンフィ(チュ・ヨンウ)との熾烈な生存詐欺劇を描いたロマンス時代劇。【「オク氏夫人伝」を2倍楽しむ】では、時代背景や全話あらすじと見どころ、キャストの魅力などドラマを深掘りしていく。
■キャスト紹介と相関図
⇒【メインキャスト(4名)&キャラクター(5名)】
⇒【脇役(26名)キャスト・キャラクター】
■第7話「盗まれた思い出」ネタバレ
昔なじみのマンソク(イ・ジェウォン)の頼みで赴いた場所で、テヨンは7年前に別れの挨拶を交わした伝奇叟(芸人)チョン・スンフィ(チュ・ヨンウ)と再会した。スンフィから弟子に『従事官と女人』の物語を盗作され、卑猥な内容に改ざんしたことで争いになり、投獄されたと聞く。外知部としてテヨンはスンフィと盗作した作家の双方に本の原稿を書かせた。スンフィがスラスラ書くのに対して、盗作作家は一文字も書けなかったため盗作が確実視され、スンフィは釈放された。
舞台が無事再開され、スンフィたちは朝鮮の文化使節団として清で公演する機会を得る。清水県へ戻ろうとするテヨンにマンソクは「本当に戻るのか?夫もいないじゃないか」と言い、「7年間君を捨てた人じゃなく、7年間君だけを想い続けた人と暮らせ」と説得したがテヨンを翻意させることができなかった。
一方スンフィはテヨンの配慮で父ソン・ビョンゴン(ホ・ジュンソク)との再会も果たし、勘当を解かれた。それでもスンフィはテヨンがそばにいれば、何でも捨てることができると変わらぬ愛情を示した。
その後、清水県に戻ったテヨンは、自分が不在の間にさらに親密になっていた義弟ソン・ドギョム(キム・ジェウォン)とチャ・ミリョン(ヨンウ)の婚礼を本格的に急がせた。同じ家族になるミリョンと手作りの腕飾りまで分け合い、全力を尽くした。
しかし、ミリョンは過去にテヨンの侍女ペギ(ユン・ソア)を死に追いやったペク別監家の娘だった。流刑された息子と夫まで亡くし、復讐の機会を狙い続けていたソン氏夫人(チョン・イクリョン)の策略で全てが進んでいたのだった。ミリョンは決意を込めた顔で必ずテヨンに復讐すると誓い、ドギョムと婚礼した。
その後、失踪した夫ユンギョム(チュ・ヨンウ)の遺体が発見されたという知らせが届き、テヨンとドギョムは衝撃を隠せず、官庁に向かった。
■見どころ・感想など
ミリョンの正体が明らかになり視聴者を驚かせたこの回。彼女の正体を知らないテヨンは、手作りの腕飾りまでプレゼントして手放しでミリョンを受け入れた。
ところでこの腕飾りだが、画面を見て明らかに「ミサンガ」と分かった。これが切れることは願い事が叶うことを意味し、お守りやアクセサリーとして恋人や大切な人にプレゼントすることが多い。当時も組紐文化はあり不思議はないが、スンフィが釈放されたときに「豆腐」を食べさせたことを見ると、「ストーカー」などの造語を使ったように明らかに現代を意識した遊び心と思える。
一方、夫人会で『烈女伝』という言葉が出たが、これは夫や婚約者の訃報を知り、死をもって殉じようとしたという女性の理想を集めた、中国に古くから伝わる教訓書。朝鮮時代にもこうした風習があった。これがテーマのドラマに「ポッサム~愛と運命を盗んだ男~」などがある。詳しくは「ノクドゥ伝」と「星から来たあなた」の2つの共通点(光海君と烈女伝)を考えるで紹介している。
さて、偶然再会した際、テヨンを知らないふりをして冷たく去ったユンギョムが本当に冷たい死体となって戻ってきたのか。そうなるとテヨンは寡婦となり…。次回予告が不気味だ。
JTBC土日ドラマ「オク氏夫人伝(옥씨부인전)第8話は、29日(日)22時30分に放送される。その後24:10からU-NEXTにて(見放題)日本初・独占配信される予定だ。
◇JTBC「옥씨부인전」HP
【作品詳細】【「オク氏夫人伝」を2倍楽しむ】