「オク氏夫人伝」第11話 “行かないで…”イム・ジヨン、チュ・ヨンウへ涙の告白
11日、U-NEXTで独占配信されたJTBC土日ドラマ「オク氏夫人伝 -偽りの身分 真実の人生-」第11話では、念願の夫婦となったオク・テヨン(イム・ジヨン)とチョン・スンフィ(チュ・ヨンウ)の甘くほほえましい結婚生活が描かれた。
しかしこの回の視聴率は、前回記録した自己最高の視聴率11%から7.7%まで数字を落とした。これは同時間帯に放送しているSBS「私の完璧な秘書」の影響を受けたものと思われる。⇒【1月11日視聴率TOP10】
●【U-NEXTで独占配信の韓国ドラマ】
「オク氏夫人伝 -偽りの身分 真実の人生-」は、名前も身分も夫も全てが偽物の外知部(朝鮮時代の弁護士)夫人オク・テヨン(イム・ジヨン)として生きる奴婢のクドクと、彼女を守るために命までかけた芸人チョン・スンフィ(チュ・ヨンウ)との熾烈な生存詐欺劇を描いたロマンス時代劇。【「オク氏夫人伝」を2倍楽しむ】では、時代背景や全話あらすじと見どころ、キャストの魅力などドラマを深掘りしていく。
■キャスト紹介と相関図
⇒【メインキャスト(4名)&キャラクター(5名)】
⇒【脇役(26名)キャスト・キャラクター】
■第11話「恋の花は蕾」ネタバレ
清水県を離れないと決めたテヨンとスンフィは、家族や使用人たちにもこの知らせを伝えた。義弟ソン・ドギョム(キム・ジェウォン)は、初めて自分のための決断を下したテヨンに応援の言葉を送った。その一方で、ドギョムは世間から人殺しの娘と蔑まれる身重の妻ミリョン(ヨンウ)に対してはわだかまりを残し、ぎこちない関係が続いていた。
テヨンに「旦那様」と呼ばれたスンフィは、天にも昇る思い。外知部として多忙な日々を送るテヨンを応援し、家のことも細やかに気を配り、彼女の心配を和らげ「できる妻を支える両班夫」に徹しようと奮闘する。使用人たちの前でも素直に愛情表現し、テヨンの恥ずかしそうな笑顔を引き出した。
そんな2人を共寝(ともね)させようと使用人たちが企み、スンフィとテヨンは同じ部屋で眠ることに。ぎこちない空気が漂う中、過去の苦い思い出にうなされるテヨンを見てスンフィは彼女に対する哀れみを募らせ、『クドクとソインの恋物語』を語り寝かしつかせてやる。そしてテヨンの手伝いをするために科挙を受ける決心までする。
しかし、過去に囚われているのはテヨンだけではなかった。かつての主人であるキム・ソヘ(ハ・ユリ)は、未だにテヨンの正体である“奴婢クドク”に対する怒りを抱いていた。父キム・ナクス(イ・ソファン)が官職を得るため、兵曹判書パク・ジュンギ(チェ・ジョンウ)の側室となった夜、彼にクドクの捜索依頼を請う。
その後、清水県の市場には人相の悪い輩が現れ、さらなる不安を引き起こした。科挙の勉強をしているはずのスンフィが家におらず、テヨンは心配して捜しまわる。その頃、スンフィはドギョムの悩み相談に乗っていた。スンフィは、彼のミリョンへの怒りが好きの裏返しだと教えてやり、素直になるようアドバイスしてやる。
スンフィは帰宅し、無言のテヨンに平謝りしたが、彼女は「1人でいるときのほうが楽だった」と辛辣な言葉を投げかけてしまう。スンフィは悲しそうな顔をして部屋を出ていく。後悔したテヨンは、裸足のままスンフィを捜しまわり、市場で人相の悪い輩に囲まれた彼を見つけ、彼を守ろうと輩たちに立ち向かう。しかし、彼らはテヨンの父を捜すためにスンフィが雇った者たちだった。
スンフィの深い心を知ったテヨンは、初めて受けた愛と幸せが壊れるのが怖いと涙を流した。「行かないでください。私のそばにいてください。旦那様」と切ない思いを伝えるテヨンを優しく抱きしめ、常に一緒にいることを約束するスンフィだった。
■見どころ・感想など
テヨンの「旦那様」から始まり「旦那様」で終わった11話では、肥溜めの匂いまで花の香りに感じるスンフィの溢れんばかりの愛情が描かれた。テヨンが外知部だけでなく慈善事業までしていると知り、さらに尊敬の念を募らせたスンフィは、ついに科挙の試験まで受ける覚悟を決めた。幼少期から物語を書くこと以外の学問に興味のなかったスンフィ。そんな彼をテヨンがスパルタ式で学習日課表を円グラフで表示し、スパルタ教育する様子はまるでまるで今どきの教育ママのようだ。
こうして現代を随所で匂わせる本作。今回は他にも「テヨン=奴婢ドギム」の秘密を共有するマンソク(イ・ジェウォン)とマクシム(キム・ジェファ)がラブショットする一幕も。韓国で信頼・愛情を現す腕を交差して酒を飲むアレを、マンソクは「恋慕杯」と造語で命名。そんな2人にやきもち焼くドッキ(オ・デファン)が愉快だ。
今回は、テヨン&スンフィ、マンソク&マクシム、そしてドギョム&ミリョンの3組のカップルに要注目。一方、テヨンのかつての主人であるソヘの出現が、長い道のりを経て共に歩むこととなったテヨンとスンフィのこれからの展開を脅かしそうだ。
気になる第12話は本日12日22時30分JTBCで放送され、その後U-NEXTで独占配信される。
◇JTBC「옥씨부인전」HP
【作品詳細】【「オク氏夫人伝」を2倍楽しむ】