イ・セヨン×ナ・イヌ「モーテル・カリフォルニア」放送1週目で早くも“沼ドラマ”認定

01月14日18時10分ドラマ
画像:MBC「모텔캘리포니아」

MBC金土ドラマ「モーテル・カリフォルニア(모텔캘리포니아)」は、田舎のモーテルで生まれ育った女性主人公が、12年前に逃げ出した故郷で初恋の相手と再会し、紆余曲折を経る初恋のリモデリングロマンスを描く。

2019年に人気を博したシム・ユンソ作家の小説『ホーム・ビター・ホーム』を原作とする。



ドラマ王国MBCが2025年に初めて披露するドラマとして注目された「モーテル・カリフォルニア」は、10日・11日に放送された第1話と第2話で、9歳から続く故郷の初恋カップル、ジ・ガンヒ(イ・セヨン)とチョン・ヨンス(ナ・イヌ)の切ない別れと再会を描き、ウェルメイドロマンスドラマの誕生を告げた。

原作小説のタイトルが示す通り、純粋な初恋をテーマにしながら、見た目や家業に対する偏見、女性差別、上司のパワハラなど誰しもが一度は経験したことがある世知辛い現実への風刺も含んだ本作。外国人とのクォーターである主人公ガンヒが経験してきた好奇の目の標的になる居心地の悪さ、実家がモーテル(日本のラブホテルに近い)であるために幼い頃から受けてきた侮蔑、女性で若者だからという理由で上司から威圧されるなど韓国社会の悪い慣習や、社会的ステータスをよく見せるために見えを張ったり、強がってしまう現代人の孤独が色濃く反映されているものの、シリアスになりすぎていないのが脚本の魅力だ。(第1話・第2話ネタバレ・見どころより

放送後、オンラインコミュニティやSNSでは「大切に詰め込まれたプレゼントのようなドラマが出た」「演技、演出、OSTまで完璧にツボ」「こんなに面白い韓ドラは久しぶり」「雪が降るたびに『モーテルカリ』を思い出しそう」と視聴者の熱い評価と関心が続いている。

また、コンテンツ話題性調査会社グッドデータコーポレーションが発表した1月第2週のTV-OTT話題性調査でも「モーテル・カリフォルニア」がニュース部門で2位に入り、年明けのドラマ戦争の中でダークホースとして浮上している。

このように本作は放送初週から視聴者の強い支持を受け、“沼ドラマ”の系譜を継ぐウェルメイド作品として注目されている。その理由の一つは、物語の密度にある。「モーテル・カリフォルニア」は、23年にわたる青春男女の初恋物語を描いている。

短い恋愛や愛憎劇といった刺激的なラブストーリーが主流の中で、古典的な“純愛”の力で差別化を図っている。実際に、1~2話でヨンスがソウルに去ったガンヒを10年以上も想い続け、純愛を貫く姿は新鮮である。

また、23年という長い年月をかけて積み重ねられたガンヒとヨンスの感情線は、視聴者の没入感を高める要素となっている。

mo-teru 画像:MBC「모텔캘리포니아」

さらに、キャラクターに完全に溶け込んだイ・セヨンとナ・イヌの熱演は、視聴者を本作の初恋世界に引き込んでいる。“信じて見るロマンス女神”イ・セヨンは、斬新なビジュアル変身に加え、日々戦いながら生きる現代の若者の影、そして一人の男性の心を揺さぶる初恋の大胆さを見事に演じている。

mo-teru画像:MBC「모텔캘리포니아」

ナ・イヌは“ナ・イヌの再発見”そのものだ。120kgの巨体を演じるため特殊メイクを施したナ・イヌは、無害で愛らしい純情男の魅力を最大限に引き出し、多くの視聴者を魅了した。また、特殊メイクを外した後の温かい視線と声で、大動物獣医としてのビジュアルも兼ね備え、『モーテルカリ』特有の温かい感性を完成させている。

加えて、感覚的な演出も好評を博している。クリスマスの装飾や絶妙なタイミングで使われる雪など、季節感が生き生きとした美術演出、まるでフィルム映画を見るかのようなヴィンテージな色調が、各シーンを視覚的に楽しませている。

さらに、ガンヒとヨンスの切ない感情を表現する叙情的な音楽、韓国のトップ感性ボーカルであるジョクジェ、ナードコネクション、ギュビン、カン・アソルなどが参加したOSTは、本作が描く初恋ファンタジーと美しいシナジーを生み出している。

このように、心を込めて作られたプレゼントのような作品の誕生に、韓国視聴者はこの冬を揺るがす“モカリ沼”を生み出したと、今後の展開に期待を集めている。

残念ながら1月14日現在、日本での放送・配信の予定はない。放送に合わせて【全話あらすじ・見どころ】でネタバレと見どころ、感想などまとめていく。

MBCの新金土ドラマ「モーテル・カリフォルニア」は、毎週金曜と土曜の21時50分に放送される。第3話は17日に放送予定だ。

YouTube[모텔 캘리포니아 3회 예고]第3話予告
MBC「모텔 캘리포니아」HP

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