18日、岡田准一が「たたら製鉄」の町・奥出雲へ…日本のモノづくりのルーツに迫る
俳優・岡田准一が、島根県・奥出雲を訪れ、世界唯一の「たたら製鉄」を体験し、1000年続く日本のものづくりのルーツに迫る「第34回JNN企画大賞 たたらの国 奥出雲」が、18日(土)TBS系列28社で16時~16時54分まで全国放送する。番組サイトで予告動画が公開中だ。
奥出雲は、自然の素材のみを使い、70時間かけて鉄を生み出す伝統的な製鉄法「たたら」が今も受け継がれている場所で、世界で唯一、現代に残る地域である。江戸時代には、ここを中心に中国山地一帯で、日本の鉄の8割以上が生産され、「鉄の聖地」と呼ばれていた。特に、最上級の鋼「玉鋼」は「たたら」製法でしか作れないため、毎年冬に職人たちがその技を守り続けている。
岡田准一は、映画でのアクションや殺陣のために武術を学び、日本刀に興味を持っていた。今回は「たたら製鉄」の現場を見学する機会を得て、普段は立ち入ることのできない操業中の現場を取材。さらに、奥出雲の歴史や文化に触れ、町の秘密と「たたら」のつながりを学ぶ。
出雲神話やヤマタノオロチ伝説との関わり、森林伐採後の再生活動として行われる棚田づくり、そして「たたら」がどのように現代の自動車産業などに繋がっているのかにも迫る。この地に1000年にわたり受け継がれる「たたら」の営みが、現代社会に向けたメッセージをどのように発信しているのかが明らかになる。
岡田准一のメッセージ
奥出雲の「たたら」には、鉄づくりを超えて、自然や食などさまざまな側面があることを学びました。先人たちの知恵と営みにこそ、現代を生きる私たちへの大切なヒントが詰まっています。この文化を多くの人に知ってもらえたら嬉しいです。また、刀好きとしては、実際に「玉鋼」が生み出される瞬間を目の当たりにでき、役作りに大いに活かせる貴重な経験をしました。
先人たちの魂が、現代の私たちにどんなメッセージを伝えているのかを探る旅が始まる。
◇TBS「第34回JNN企画大賞 たたらの国 奥出雲」HP