松坂桃李「御上先生」第1話“エリートではなく上級国民予備軍”社会派学園ドラマでパワーワード連発!ネタバレと第2話予告
1月19日に放送された松坂桃李主演TBS系日曜劇場「御上先生」第1話のネタバレあらすじとみどころを紹介。第2話の予告動画は番組公式サイトやTBS公式youcubeで配信。最新話はTverとTBSFREEで最新話を無料配信している。
「御上先生」は、私立高校への出向を命じられた東大卒のエリート文科省官僚・御上孝(松坂)が、官僚と教師の両方を兼ねる「官僚教師」として、18歳の高校生たちを導き、権力に立ち向かっていく姿を描く。 一人の官僚教師と、令和の高校生たちが共に立ち向かう、教育のあるべき真の姿を描く大逆転教育再生ストーリー。
御上が抱える闇とは?
ドラマは公務員試験最中に起きた衝撃的な殺人事件から幕を開けた。1000人に1人、上位0.1%の優秀さを誇るエリート官僚・御上の頭の良さと仕事の完璧さ、さらには同僚や上司への隙のない配慮にまずは驚かされた。さらに吉岡演じる是枝先生を瞬時に「スローロリス(カワイイ容姿なのに毒を有する猿)」に例えるなど、豊富な知識と独特のユーモアセンスも持ち合わせている。そんな御上が日本の教育改革を志す理由には、学生時代の親友に起きた重く辛い過去があったと推測できる映像が…。いったい御上と親友の間には何があったのだろうか?
学園ものではなく社会派ドラマ
官僚教師が学生たちに勉強以外のことを学ばせる楽しい学園ドラマだと思っていたが、どうやら本作は“教育”をテーマにした本格的な社会派ドラマだということがわかってきた。聡い生徒たちに御上が語る言葉は、偽りもごまかしもないけれど、とても戦略的。御上がこれから、彼らにどんな実践的な授業を行ない、文科省と日本の教育改革に取り組んでいくのか楽しみだ。
登場人物たちの間に無駄な会話はいっさいなく。テンポよく状況説明がなされ、主要生徒たちも数秒で各自の個性や家庭環境を描写、今後の伏線となるであろう問題も第1話の段階でたくさん提示された。
・御上を密告した人物は誰?
・槙野は御上の敵か味方か?
・パンドラの箱が開く?
・是枝先生が自宅で萎縮するわけとは?
・御上の学生時代の友人に何があったのか?
・殺人事件と不倫記事の関係とは?
「君たちはエリートではなく上級国民予備軍だ」や政治理念「パーソナル・イズ・ポリティカル(政治的なことは個人的なこと)」、というパワーワードをはじめ、ウンチク「ラーテル」ライオンの餌も横取りする世界で最も恐ろしい(恐れを知らない)陸生成物やスローロリス。といった小ネタが会話に挟まれ、細部まで視聴者を飽きさせなかったのもすごい。次回はどんなパワーワードが飛び出すのだろう?
■第1話 ネタバレあらすじ
令和6年国家公務員試験の最中、東大生が同じ受験生に刺殺される。同日、文科省官僚の御上孝(松坂桃李)は、とある事件の責任をとるかたちで、官僚派遣制度による私立高校への出向が命じられ、文科省を後にする。
県内一を誇るエリート校・私立隣徳学院3年2組の教壇に立つ御上。29人の生徒を前に御上の授業が始まる。御上は突然担任が変わって憤慨する生徒たちに、自分の有能さを示し、彼らは「エリート」ではなく「上級国民予備軍」だと指摘する。
これまでクラスの担任をしてきた是枝文香(吉岡里帆)は御上の指導を不適切と反発するが、そんな彼女に御上は、担任の座を奪われたなら戦うべきだと告げる。学年主任の溝端(迫田孝也)も御上にやり込められ、理事長の古代(北村一輝)に直訴するも、官僚には逆らえないと一蹴される。
淡々と完璧に教師の仕事をこなす御上を、生徒たちは生成AIだと揶揄し、官僚だから「おかみ」とあだ名をつける。そんな御上に反抗した成績優秀で記者志望の神崎(奥平大兼)は、独自取材で御上が天下り斡旋の疑いで左遷されてこの学校へ来たことをスクープ記事にして学校に持ち込む。神崎は以前、同校の教師同士の不倫を暴き、女性教師を退職に追いやった過去があった。
御上は「犯罪者」と書かれた暴露記事には動じず、教室で生徒たちを前に説明をはじめる。「ここに書かれていることは大体において事実だ」と話す。自分が学校に来たのは天下り斡旋の責任をとってここにきたことは事実、しかし、自分はそんなことをやっていない。誰かに罪をかぶせられたが、文科省に残りたかったから左遷を受け入れたのだと話す。
御上は“記者クラブの横並びの記事ではなく、独自取材で掴んだ記事を書く”記者になるという神崎に、「こんなものはゴシップ」だ「不倫が暴かれた後の教師たちのことを考えたことがあるか」と神崎に自分の記事に対しての矜持を問う。
「神崎くん闇を観たくないのか?だとしたら、僕はこれ以上ないほどの情報源だ。手放すな」と御上は神崎に放課後、本当の話をすると告げる。一度はそのまま帰宅しようとした神崎だったが、教室に戻る。
御上はバタフライ・エフェクトの話をし、自分がここに来た事と文科省で起きていること、公務員試験会場での殺人事件と、神崎の不倫暴露記事には関係があると告げる。
■第2話 あらすじ
御上の言葉が気になった神崎は、隣徳学院を辞めた教師・冴島(常盤貴子)に会いに行く。事実が明らかになる中で、神崎の記事について生徒たちに討論させる御上。同じ頃、文科省の塚田(及川光博)と槙野(岡田将生)が、動き出す。殺人事件、不倫記事、隣徳、文科省、これらには一体どんな関係があるのか?そして殺人犯の目的とは…。
テレビ朝日「御上先生」は2025年1月19日(日)21時放送スタート。/出演:松坂桃李、吉岡里帆、迫田孝也、臼田あさ美、櫻井海音、林 泰文、及川光博、常盤貴子、北村一輝、岡田将生 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@mikamisenseitbs」。番組公式Instagramアカウントは「@mikamisenseitbs」。PR動画は番組公式サイトにて公開中。
◇「御上先生」番組公式サイト
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