キムタクは“小さい箱”に入ってもカッコいい?木村拓哉「ヨドコウ」ブランドアンバサダー就任
株式会社淀川製鋼所(ヨドコウ)は、創立90周年を記念し、木村拓哉をブランドアンバサダーとして起用した新TVCM「おさまるな。ヨドコウ」篇(15秒、30秒)を1月23日から全国放送する。YouTubeにて先行公開、ヨドコウ公式サイトでもCM本編とメイキング映像を順次公開予定だ。
TVCMは、ヨドコウが創立90周年を迎えるにあたり、リブランディングを目的とした企業広告だ。ヨドコウは「ヨド物置」のイメージが強い企業だが、今回の広告では、従来の枠にとらわれず新たな挑戦を続ける「モノづくり企業」としての姿を強調している。
木村拓哉が「おさまるな」というメッセージとともに箱の外に飛び出すシーンを通じて、既存の枠を超えて未来へ挑戦するヨドコウの決意を表現。さらに、「おさまるな」というメッセージには、社員を奮い立たせる意味も込められており、木村がブランドアンバサダーに就任。彼の熱い演技とメッセージが注目ポイントだ。
木村拓哉がスタジオで撮影に臨む姿には周囲からため息が漏れた。高さ90センチの小さな箱にスムーズに入る木村に、「小さい箱に入ってもカッコいい」と感嘆の声が上がった。先端技術と人の力が共存する撮影現場にも興味を示し、大きな箱の撮影では手動クレーンを使うスタッフの技術に感動。また、ナレーション収録では、指定時間でのセリフに苦戦しながらも、「大事なセリフだから」と何度も挑戦し、見事に成功。小さなガッツポーズで喜びを表現した。
◇ヨドコウ公式サイト
◇15秒
◇30秒
■木村拓哉インタビュー
―――ヨドコウ創立90周年企業広告のブランドアンバサダーに就任した感想をお聞かせください。
木村 「鉄鋼メーカーさんと関わらせていただけるとは思っていなかったので、お話をいただいた時はびっくりしたんですけど…ヨドコウさんが抱いているメッセージは、僕がイメージしていた鉄鋼メーカーさんとはまったく違うアプローチというか、違う言葉を言わせてもらえる広告の内容だったので、それもびっくりしましたし、すごく惹かれる部分でした。自分的に『賛成します』っていうモチベーションをそのメッセージから感じ取ることができたので、本当に自分を選んでいただいて感謝しています」
―――終始箱の中にいるというとても珍しいCMの撮影を終えた感想をお聞かせください。
木村 「非常にアナログに撮影させていただきまして…広いところは広い箱、狭い箱は本当に狭い箱っていう。この箱を用意してくださった美術スタッフの皆さん、寸分狂わずカメラワークをしてくれた技術スタッフ、あとモーションコントロールカメラっていうコンピューター制御のカメラの真横で照明をやってくださっているのは人なんですよ。先端技術と人の力が混合、共存した撮影現場だったので、出来上がりが楽しみです」
―――木村さんが「自分の箱におさまらず、勇気を出して挑戦した」エピソードを教えてください。
木村 「CM はいろんな広さの箱が存在していて、すごく心地いいスペースだったり、広いスペースだったり、ものすごい窮屈だったり、そういうシチュエーションを設定してやらせてもらったんですけど…自分の箱ってある意味、テリトリーみたいなものだと思うので、そのテリトリーに入ってくる人には安心して接することができるし、そのテリトリーら一歩踏み出すのはよほどの覚悟がないと厳しいと思うんです。でも個人的に新しい作品に参加させてもらう時は、自分のテリトリーから一歩そちらの方にお邪魔するのが、毎回の作業になっていると思います。ひとりで考えると頭でっかちになりがちですけど、自分ひとりしか決断する選択肢がないかって言ったらそうじゃないと思う。支えてくれる人は周りにいっぱいいるから、しっかり目を見てその方たちが求めてくれる自分っていうものを感じ取ると、踏み出す一歩をどれくらいの歩幅にするか、選択するときの材料になると思う。頭の中で『どうしよう…』って歩幅を決めるんじゃなくて、周りにいてくれる方たちの熱を感じ取りながら『ひとりじゃない』っていうのも忘れてほしくない。きっとそこには仲間もいるだろうし、先輩もいるだろうし、後輩もいる。そういう方たちをもっと感じてふみだしてみるのもいいんじゃないかと思います」
―――「自分の箱から一歩をふみだしたい」という方々に木村さんからアドバイスをお願いします。
木村 「意外という印象を持たれるかもしれませんが、今まで新しいことに挑戦する時、常にプレッシャーはありました。でもやらないで後悔するのが苦手で、新しいこと、次に向き合うべき作品には一歩ふみだしてみて…その結果が今なのかなって、俯瞰の目線を持った場合は言えるかもしれません。新しいことに挑戦する時には不安な気持ち、プレッシャーはあると思うけど『挑戦してみる』っていうすべての方たちを応援したいと思いますし、僕もそうしていきたいと思っております。木村拓哉の“拓”は開拓の“拓”です。『失敗を恐れず、箱におさまるな!』という言葉を贈らせていただきます」
―――新TVCMをご覧になる視聴者の皆さまへメッセージをお願いします。
木村 「このたび、ヨドコウ創立90周年企業広告の顔としてブランドアンバサダーに就任させていただきました木村拓哉です。僕が終始、箱の中に入っているという一風変わったCMですが、新しい企業理念を掲げ、今後ますます挑戦し続けていくヨドコウの決意、それ
と共に挑戦する人の背中を後押しする力強いメッセージにも、ぜひ注目してください」