第48回創作テレビドラマ大賞「明日、輝く」が井上祐貴主演で制作を開始
日本放送作家協会とNHKが共催する「創作テレビドラマ大賞」で大賞を受賞した竹上雄介脚本の「明日、輝く」が3月17日(月)22時45分からの放送に向けて制作を開始した。主演は井上祐貴、共演にはドラマ初主演となる具志川莉央が配されている。
2023年10月に発表があった第48回創作テレビドラマ大賞で応募総数1063作品の中で大賞となった竹上雄介が脚本を書いた「明日、輝く」のドラマ制作が開始された。
主人公・新野役は、「虎に翼」「どうする家康」などに出演してきた、井上祐貴が務める。少女・心海(ここみ)を演じるのは、今作がテレビドラマ初出演となる新人の具志川莉央だ。新野のライバル・堂前役に、佐藤寛太、ほかに本多力、横田栄司らが脇を固める。
若者が悩みを深めるとも言われる3月の夜。彼らの内面に優しく刺さり、エールとなるような、大人たちにとっては「若者とどう向き合えばいいのか」ヒントとなるような、そんなドラマとなっている。
©NHK
主演に抜擢された井上祐貴は「脚本を初めて読ませて頂いた時、「もしかして自分にも誰かや何かのせいにして、本当の気持ちに正直になれてない瞬間があるんじゃないか」と何度も考えました。自分に正直になるきっかけは人それぞれ違うけど、それが見つけられた時その人の可能性は無限だなと思いました。作品を観終わった後、ちょっとだけ背中を押してもらえるような、そんな作品になる様に演じさせて頂きたいと思います」とコメントしている。
■あらすじ
将来有望のランナー・新野亮介は、大学駅伝のゴール直前でライバルの堂前に転倒させられる。その時のケガで引退した新野は、3年後、コンビニでバイトをしながら無気力な日々を送っていた。
ある日、新野は万引き少女・心海を捕まえるが、心海は悪びれることなく「家に泊めてほしい」と言い出し、転がり込む。無邪気で明るく、ダンスを踊るのが大好きな心海だが、復讐したいほどの恨みがあるという。新野は聞き出そうとするが「誰かを恨んだことはないのか」と逆に質問されてしまう。ケガのことを話すと心海は、今やオリンピック候補に上り詰めた堂前に復讐しろと言う。
一方の心海は恨みをなかなか打ち明けない。だが新野は彼女の後を追ううち、心海が家出少女たちと広場でともに生活し、市販の風邪薬を過剰摂取する「オーバードーズ」に走っていることを知る…。
■作品概要
【放送予定】 NHK総合 2025年3月17日(月)22時45~(45分×1本)
【 作 】 竹上雄介
【 出 演 】 井上祐貴 具志川莉央 本多力 希咲うみ 佐藤寛太 横田栄司 ほか
【制作統括】 須崎 岳(NHKエンタープライズ/「おかえりモネ」) 本木一博(NHK)
【 演 出 】 板垣麻衣子(NHKエンタープライズ/「燕は戻ってこない」)
【 撮 影 】 2025年1月下旬~2月上旬。都内および近郊でオールロケ
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