「トリガー ニュースの裏側」第9-10話:キム・ヘスを失ったトリガーチームの命運はいかに
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Disney+ (ディズニープラス)のコンテンツブランド「スター」にて独占配信中のオリジナル韓国ドラマシリーズ「トリガー ニュースの裏側」。
2月12日(水)に配信された第9話と第10話では20年前の闇に葬られた事件を追っていく中でハン・ド(チョン・ソンイル)は父が事件に大きく関わっていたことを知り、ソリョン(キム・ヘス)は血塗られた大財閥を相手に窮地に追い込まれ、トリガーチームからの離脱を余儀なくされてしまう。気になるあらすじと見どころをチェックしてみよう。(ネタバレ)
●【「Disney Plus」で独占配信の韓国ドラマ】
「トリガー ニュースの裏側」(以下、「トリガー」)は、超型破りな調査報道チーム”トリガー”が凶悪事件の真相を大暴露し、事実で悪人たちをなぎ倒す痛快エンターテイメント。圧倒的な演技力とカリスマ性をもつ女優キム・ヘスが主演を務める、この冬“一番熱い”報道ドラマだ。【「トリガー ニュースの裏側」を2倍楽しむ】では、全話あらすじとみどころ、キャスト・イベントの紹介などドラマを深掘りする。
■キャスト
オ・ソリョン役:キム・ヘス
ハン・ド役:チョン・ソンイル
カン・ギホ役:チュ・ジョンヒョク
ク・ヒョンテ役:シン・ジョングン
パク・デヨン役:イ・ヘヨン
ホン・ナヒ役:チャン・ヘジン
ほか
■第9話「チョ・ヘウォン」あらすじ
会社のロビーに飾られた彫刻作品。人の頭の上に猛禽類が羽を広げる1月の男と名付けられた作品を警備の目を盗み奪っていくヘウォン(チュ・ジャヒョン)。本格的なソンウク(ハン・ジソク)の捜索が始まる中、検事の不正を暴こうとしていたギホ(チュ・ジョンヒョク)は社長指示で正規職員への登用を条件にトピックの変更を持ちかけられる。市長選を前に予備候補になれると想っていたク社長(シン・ジョングン)は国会議員ジンマン(チェ・デフン)と密会し、何も連絡がないことに不満をぶつけるが、自身の女性関係を責められ政界進出の機会を4年後に先延ばしされてしまう。
元恋人のジヌ(ホ・ジュンソク)に呼び出されたソリョン(キム・ヘス)は彼がク社長のコネでハンジュグループに転職したのではないかと問い詰め、ク社長こそがDr.トリガーなのではと疑いを打ち明ける。ジヌはグループの娘のヘウォンが彫刻を盗んだ可能性があると情報を提供。ソリョンは盗まれた彫刻の人の頭の中にソンウクの頭部が埋め込まれているのではないかと気づき、ハン・ド(チョン・ソンイル)に調査を頼む。ギホが葛藤の末に本部長に言われた通りに検事のインタビューを放送から抜いたことで、放送を心待ちにしていたソリョンは大激怒。明日から正社員にしてもらえるからと涙ぐむギホだがソリョンは初めての演出で信念を捨てたギホへの叱責を止めず、ギホは飛び出してしまう。ソリョンの目の前にヘウォンが現れ、20年前に自分がソンウクを殺したことをク社長に告白していたことを明かす。余裕を見せる彼女を挑発しようとするソリョンだが、彼女は盗んだ彫刻のことを仄めかして立ち去っていった。
ソンウクの携帯電話が修復されるが、そこにあった刑事の名前に驚くハン・ド。刑事は事故で死んだ彼の父親だった。当時の記憶を失っているハン・ドは兄を訪ねると、当時、父が何か大事な書類を受け取りに行った直後に事故死したことを突き止めた。その頃、ハンジュの屋敷ではヘウォンとジンマンの姉弟が血を見るまで殴り合いの乱闘を繰り広げ、先が短い父の遺産をペーパーカンパニーに寄付するよう姉が脅す。ドラマ局で作家として再出発を目指したホン作家(チャン・ヘジン)だが、彼女の脚本は認められず葛藤を抱く。ギホは愛するモニカ(キム・ソラ)との結婚のために正社員になる道を選んだが、彼女は自分の発言が彼の信念を汚してしまったことを謝り、彼のもとを去っていった。無理して強がるギホに頼もしい言葉で慰めるハン・ド。彼の父親はソンウク事件で彼の自宅から見つかった遺体の一部を4人の刑事が隠蔽した事実を掴んで殺されていた。更に盗まれた彫刻とソンウクの骨格が合致し、ソリョンの疑念は確信へと変わる。ヘウォンに作業室に呼び出されたソリョンだが、彼女が見たのは燃え盛る作業室だった…。
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■第10話「オー、ソリョン」あらすじ
20年前、ハンジュに呼び出されたク社長は秘密の誓約書を交わし、好条件と引き換えにジャーナリストとしての魂を売った。かつてソリョンに対して意味深なSOSを送っていたヘウォン。作業室の火災で燃えていく彼女の遺体を見つめることしか出来なかったソリョンらは弟ジンマンへのインタビューを試みるが、報道が彼女を自殺に追いやったと主張するジンマンは真っ向から対立する姿勢を見せ、裏では姉の死を笑っていた。
ジンマンからの名誉毀損告発状を持って怒鳴り込んできたク社長。ヘウォンが自白したことを打ち明けク社長に過去の隠蔽を問い詰めるが、自白だけされて証拠がなかったからどうにも出来なかったと反論されたばかりか、ソリョンの強圧的な取材でヘウォンが自殺し、そのショックで会長が死んだとすべての責任をなすりつけられてしまう。警察に出頭するが、放送中止をカードに口止めを命じられ、会議ではトリガーの番組終了が議論される。会議室の外で待機していたハン・ドは敢えてデヨン(イ・ヘヨン)らがいる前で自身がDr.トリガーだったと明かし、自らの立場と引き換えに番組を守ろうとするが、それでも折れない社長にスパイ依頼の件をばらすと対抗。
取り調べを受けたソリョンは情報提供者だったヘウォンの夫がアメリカで殺されていたことを知り、形勢はどんどん不利になっていく。更にク社長はトリガーにとって重要な番組を独断で中止し、放送法違反で訴えようとするソリョンにも最後まで報復すると宣言すると、チームのために非を認めて会見を開いて退職を迫る。監査チームにデスクも引っ掻き回され、Dr.トリガーの正体やそれを知っていたソリョンを責めて仲間割れを始め、追い詰められたトリガーチーム。一人車で泣いていたソリョンをハン・ドは遠くから励ます。記者会見を余儀なくされたソリョンはチームの制止を振り切ると、無理な取材があったことを認め謝罪し、自らの退任を宣言。満足そうに一部始終を見ていたク社長だがソリョンは突然ヘウォンが生前に残した録音を再生し、彼女の死が自殺ではなかったことを世間に知らせると、トリガー打ち切りは事実の隠蔽工作の一部だとアピールし、真実を追い続けると宣言しチームを死守し、ク社長に対しても放送法違反の告発状を渡し去って行った。ソリョンがいなくなったトリガーチームは途方に暮れるが、そんな矢先に植木鉢が届く。送り主は死んだヘウォンだった…。
■見どころ
物語が後半に差し掛かり、いよいよ本格的に核心となる20年前の失踪事件や当時のク社長の謎の行動について追いかけ始めたソリョンとハン・ド。少しずつ過去が明らかになっていく一方で、これまで並行して描かれてきた新規の事件は登場せず、ドラマ局に移り新たな挑戦に乗り出したホン作家の苦難や、正社員と報道者としての信念の間で揺れ動くギホの葛藤など内部のヒューマンドラマに焦点が当てられた。ハン・ドのトラウマの元凶でもあった父親が当時真相を解明しようとしていた刑事で事件直後に事故でこの世を去っていることが明らかになり、20年前に失踪したソンウクが殺され、事実が隠蔽されていたという重要な手がかりとなった。
サイコパス感を漂わせていたヘウォンの弟ジンマンもまた彼女と並ぶサイコパスぶりを見せ、事件の重要人物であるヘウォンが衝撃的な死を遂げたことで、財閥やク社長の策にハマり、窮地に追いやられてしまったソリョン。第10話は最後まで悪が勝ってしまいそうなもどかしい展開を見せながらも、最後にそれをすべて覆すようなソリョンの記者会見でスッキリさせてくれる。とはいえ、彼女はトリガーチームから左遷されてしまい、ばらばらになってしまったトリガーチームは一体どうやって真実を明らかにするのか。いよいよ次週クライマックスを迎えるトリガーから目が離せない。
「トリガー ニュースの裏側」はディズニープラス スターで1月15日(水)より独占配信開始。毎週2話ずつ、全12話が配信される予定。
◇YouTube「トリガー」本予告編
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