子役出身キム・セロンさん、遺作は『ギターマン』…イ・ソンジョン監督哀悼コメント【訃報】

02月17日10時21分芸能
写真:김새론instagramより

16日、ソンドン警察署によると、キム・セロンさんはこの日午後4時54分頃、ソウル市成東区の自宅で亡くなっているのが発見されたことを明らかにした。約束していた友人が彼女の家を訪れ、その時に発見し警察に通報したという。24歳だった。



キム・セロンさんは2001年、雑誌『アンパン』の子役モデルとして名を知られるようになり、2009年に映画『旅行者』で俳優活動を開始。翌年にはウォンビン主演の映画『アジョシ』で天才子役として一躍有名になった。

その後、SBSドラマ「ファッション王」、MBCドラマ「女王の教室」などに出演し地位を確立。JTBCのフュージョン時代劇「魔女宝鑑」などの作品で主演を務めた。

順調にキャリアを積んでいたキム・セロンは、2022年に飲酒運転でガードレールや変圧器に衝突する事故を起こした。この事故でキム・セロンは2023年に2000万ウォンの罰金を科された。彼は当時Netflixシリーズ「ブラッドハウンド」に出演していたが、この事故によりほとんどの出演部分が編集された。

そんな彼女の遺作は音楽映画『ギターマン』であることが確認された。17日、映画業界によると、キム・セロンの遺作は映画『ギターマン』(監督:イ・ソンジョン)で、昨年10月にクランクインし、11月にクランクアップした。今年の公開を予定している。この映画は、天才ギタリストがインディーバンドに加入し、そこで起こる出来事を描いた作品だ。

『ギターマン』の撮影を終えたキム・セロンは復帰の準備をしていたと映画業界の関係者は伝えた。

特に、『ギターマン』の監督兼主演俳優であるイ・ソンジョンはあるメディアとのインタビューで、キム・セロンについて「撮影中は明るく元気だった。いつも笑っていて、いたずらも多かった」と話し、「ただ、ひとりの時間が与えられると、暗く見え、苦しそうに見えた。そのことが気になった」と語った。


警察は「現時点で外部からの侵入跡など犯罪の兆候は確認されていない」とし、「死因などについては捜査中だ」と伝えた。現場では遺書も発見されていないことが知られている。