「119エマージェンシーコール」清野菜名の特別な耳が虚偽通報者を捕らえた【第5話ネタバレ・6話予告】

02月18日09時45分ドラマ
©フジテレビ

2月17日にフジ月9「119エマージェンシーコール」の第5話が放送され、虚偽通報により迷惑を被る消防の悲哀が描かれた。謝罪会見終りに総務の田中(三浦獠太)が見せた男気に拍手。2月24日(月)21時に第6話を放送する。予告動画は番組公式サイトで公開されている。



「119エマージェンシーコール」とは
消防局の通信指令センターを舞台に、一本の電話で命をつなぐ“最前線”に立つ、指令管制員(ディスパッチャー)たちの“現実(リアル)”を描く完全オリジナルストーリーのドラマだ。その第5話が2月17日に放送された。

■第5話ネタバレあらすじ

粕原雪(清野菜名)は多くの通報にため息をつく箕輪健介(前原滉)に気付く。兼下睦夫(瀬戸康史)も新島紗良(見上愛)が必要ない出場の救急隊員たちの徒労を気遣うと、与呉心之介(一ノ瀬颯)もSNSでは救急車を必要なく出場させ、揶揄するような投稿も多いと話す。司令課のメンバーの士気が下がっていることを感じた高千穂一葉(中村ゆり)は「100回出場させて100回無駄だったとしても、101回目も出場させるしかない」と諭した。その1回目が命を救うことがあると。

雪は男性から会う予定だった女性が倒れてしまったという公衆電話からの通報を受け、女性の住所と“フルカワジュンコ”という名をもとに救急車を要請する。兼下はドアが施錠されている場合に備え、消防車も出場させる許可を高千穂から得る。しかし、その後、消防救助隊長の飯田慎吾(谷恭輔)から現場に着いたと報告が入ったが、男性から通報のあった女性宅に要救助者の姿はなかったという。高千穂は雪に通報者への連絡、紗良には“フルカワ”本人に電話をかけるよう指示する。公衆電話にいくら電話をしても通報者には通じない。与呉はマンションの管理会社に連絡し、“フルカワジュンコ”が住んでいないかを確認する。

そんな中、箕輪が別の男性から救急車要請の通報を受ける。その通報は、現在“フルカワ”という女性を探しているマンションからだった。男性からの要請には別の救急車を向かわせたが、先に到着していた隊員たちがマンション内の“フルカワジュンコ”を探していて、その部屋をノックしてしまう。自分を迎えにきてくれたと思ったのだが、先発隊はフルカワジュンコ”の捜索を続け、男性は自分のための救急車を待つことになった。

その後、管理会社から“古川順子”とかいて“フルカワヨリコ”と読む人物が、通報のあった201号室ではなく、207号室に住んでいることがわかった。救急隊員がかけつけるが、そこにいたのは元気な“フルカワヨリコ”だった。

通報は虚偽通報だったが、同じマンションで119番をした小宮はそこそこのフォロワーをもっているインフルエンサーだった。小宮は自分が高齢女性のあとまわしにされたことをSNSにあげて、横浜消防局は炎上してしまう。

高千穂は上司たちに謝罪会見を開く可能性を指摘される。高千穂は自分たちの判断に自信があったが、逆らうことはできない。総務の田中悠(三浦獠太)が報告書を作ってくれた。万全にみえていた。

そんな中、雪は通報が納得できずに、つい、通報があった公衆電話に向かってしまう。そこに“古川順子”の名前と住所が書かれたメモが落ちていた。メモはレシートの裏紙を使っていたため、その店に行ってみた。すると、古川順子(山下容莉枝)が働いていた。そして、客の男性につきまとわれていることがわかった。そのことを高千穂に報告するが、高千穂は自分たちは犯人を捕まえることなどできないと話す。

田中が作った報告書で落ち着きそうになっていたとき、雪が順子のところにいっていたところを小宮が写真にとり、やはり自分よりも高齢者を優先していると悪意ある投稿をしてしまった。消防局は炎上を抑えるために会見をすることになった。高千穂は納得できないままに落ち込んでしまう。そんな高千穂を助けたのは堂島信一(佐藤浩市)だった。阪神淡路大震災の支援にいった時に、指示系統がなくなって現場判断しかなくなったという。トリアージの概念もまだできていないころのことだ。高千穂の父親から「最後は自分の判断を信じるしかない」と言われたといい、高千穂にも同じ言葉をかける。

謝罪会見が進む中、司令課のメンバーは通常業務をこなす。雪が1本の通話をうける。その声を聞いた途端、雪は前回の虚偽通報をかけてきた男性の声を同じだと気がついた。男性は順子のマンションの住所をいい、腰をいためているため、救急車を要請する。部屋の中にいるのか外にいるのかを確認すると、彼女と喧嘩してベランダにでていると。雪たちは男性が順子のストーカーだと思うが確証はない。救急車を向かわせながらも、なにか手立てはないかと考える。そこで、雪はマンションの持ち主の名前を教えて欲しいと頼む。男性は“フルカワジュンコ”と答えた。それを聞いた高千穂は救急車と一緒に警察にも行ってもらうことにした。

謝罪会見は終わり、記者たちが帰ろうとしていたとき、田中はマイクを手に取り、司令官たちはどんな通報にも真剣に向き合っていると訴え「オオカミ少年を見限った村人のように見捨てたりしない」といい、虚偽の通報は辞めて適切な利用をお願いしたいと訴えた。

後日、順子の部屋に入ろうとしていた76歳の岩瀬登は住居侵入罪で逮捕され、虚偽通報していたことも公表された。小宮は以前から通風を患っていたことがばれて、通風での足の痛みだったことがばれて炎上していた。

消防署では署員たちが日々の訓練をしている。与呉と同期の上杉昴(酒井大成)が訓練中の事故で足を痛めてしまっていた。



虚偽通報者を御用で、スカッと!

第1話から119番にイタズラ電話をしてくる人達が描かれ、消防では捕まえることができず、虚偽通報に“不完全燃焼”のような状態が続いていたが、17日に放送された第5話は、お騒がせな通報者が無事に捕まりスカッとする結末となったと評判だった。



総務の田中(三浦獠太)大活躍の回

横浜市消防局総務課員として地道に雪(清野菜名)たちの仕事をバックアップしている田中。直接人を助けることはできないのでといいながらも、今回は、記者会見の最後、お偉いさんがいるなか、マイクを握り司令官達の日々の努力を切々と訴えた。ドラマではあまり日の目を見ない総務だが、第5話ではそんな田中の活躍が光った回となった。



訓練中に怪我をした消防隊員の上杉昴(酒井大成)が司令課に来る第6話

与呉心之介(一ノ瀬颯)と同期の上杉はジョブローテーションの一環で司令課に配属された。無難に通報をこなしているように見えるが、“不要”の判断が速すぎるようだ。そんな上杉が投入されたことで司令課に波紋が広がるのは、24日に放送される第6話となる。



雪(清野菜名)の姉・小夏(蓮佛美沙子)の秘密が明らかに

第6話では久しぶりに雪の過去にも触れる。幼い頃、火事の通報をした際のことを姉に話したことがきっかけで小夏に異変が生じたのだ。回想シーンでは、妹の雪がなんとか通報をしようとしているなか、火を前におびえている少女の小夏が映っていた。あの日、いったいなにがあったのかの謎が徐々に解明されてゆく。



■第6話あらすじ

5年前、粕原雪(清野菜名)は姉の小夏(蓮佛美沙子)に、幼い頃に実家が火事になった際、通報を受けてくれた管制員にあこがれていたと話す。話を聞いていた小夏の様子がおかしくなってしまった。

定期的に部署や業務を異動するジョブ・ローテーションで、消防隊員の与呉心之介(一ノ瀬颯)と同期の上杉昴(酒井大成)が司令課に来ることになった。高千穂一葉(中村ゆり)は教育係として箕輪健介(前原滉)をつける。上杉は通報の処理を難なくこなしたが、兼下睦夫(瀬戸康史)は厳しい目で見ていた。

そんな折、上杉は消防マニアからの通報を自ら切ってしまう。毎日のように不要な通報を受けるという箕輪や新島紗良(見上愛)に対して上杉は「気楽ですね」と言ってしまう。そんな時、雪は女子高生からの救急車要請を受けた。通話を聞いていた兼下は、ある危機的状況に気付いた。



フジテレビ 2025年1月13日スタート。毎週月曜日21時放送「119エマージェンシーコール」。出演:清野菜名、瀬戸康史、見上愛、一ノ瀬颯、前原滉、酒井大成、三浦獠太、蓮佛美沙子、堀内敬子、遠山俊也、中村ゆり、佐藤浩市 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@drama119_cx」。

フジテレビ「119エマージェンシーコール」番組公式サイト

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