「家政夫のミタゾノ7」第6話”現代版シンデレラ”は、意地悪な継母(紫吹淳)をデレラ(久保田紗友)が追い出す?(ネタバレ)

2月19日放送の松岡昌宏主演「家政夫のミタゾノ」第7シーズン(毎週火曜21:00-21:54、テレビ朝日系)第6話は、紫吹淳、久保田紗友、花柳のぞみ、御子柴彩里、阪田マサノブ、小柳友をゲストに「現代版のシンデレラ」を放送した。次回予告動画はHPで公開中だ。
昨年10月、日本でも映画「映画『シン・デレラ』が公開された。これはグリム兄弟やシャルル・ペローの「シンデレラ」を基に、冷酷な処刑人に変貌した“ダーク・シンデレラ”を描いた物語だったが、「ミタゾノ版シンデレラ」は、父の嘘を信じた娘の憐れな復讐劇だった。
「家政夫のミタゾノ」は、TOKIOの松岡昌宏演じる家政夫・三田園薫(通称・ミタゾノさん)が、派遣された家庭・家族の内情を覗き見し、そこに巣食う“根深い汚れ”までもスッキリと落としていく痛快“覗き見”ヒューマンドラマシリーズ⇒【全話あらすじ・見どころ】。
■第6話ネタバレあらすじ
三田園薫(松岡昌宏)と村田光(伊野尾慧)は、取目悦子(紫吹淳)の豪邸で開かれるダンスパーティーの手伝いを依頼される。そこで、冷遇されながら働くデレラこと麗楽(久保田紗友)と出会う。彼女は亡き夫の連れ子で、まるでシンデレラのような境遇だった。
パーティーは、区長・末広武(阪田マサノブ)の息子・純一(小柳友)の結婚相手を探すためのものだった。三田園に呼ばれてドレス姿で駆け付けた大門桜(久間田琳加)と服を交換してパーティーに参加したデレラ。めでたくラストダンスで純一に選ばれ、彼はデレラにプロポーズ。めでたしめでたしとなった。
しかし、デレラの目的は、父・実を死に追いやった武への復讐だった。デレラはわざとドジな娘を演じて継母たちを怒らせてモラハラさせるように仕掛けていたのだった。純一と結婚し、継母たちを追い出した後、武をも追い詰める計画を進める。彼女は三田園らにも協力を求め、区長選投票の直前に、嘘の情報「武のモラハラ」のチラシをバラまき、スキャンダルが拡散され、武は苦戦を強いられた。
記者たちの前に進み出たデレラは、かつて武が区長選を目指した父・実を裏切り、母は出ていき、父は病死したと悲劇のヒロインを気取って訴えた。
しかし、それはデレラの父・取目実が作りあげた嘘だった。生前、事業に成功した実は女遊びに溺れ、ラブホテルをはじめようとした。規制に引っかかり、それを撤廃させるために区長選を目指すも、スキャンダルで辞退。彼を見限った妻は家を出て行った。後援会は仕方なく、武に頼み込んで区長選に出てもらった。
浮気がバレた実は妻から逃げるためにデレラを連れてお城のような邸宅に逃げ込んだ。デレラが守りたかったこの邸宅は、ラブホテルのために立てたもので、運命を決めたガラスの靴はラブホのチラシに使う小道具だった。また父・実は、「スナックえつこ」のママ悦子にプロポーズし、甘やかしたデレラを厳しく育ててほしいと頼みこんだのだった。
武に用立ててもらったお金は相続税の支払いのためで、追い出された悦子は元のスナックのママに戻った。邸宅のカーテンで隠された壁にはラブホ特有のルームパネルまで現れ、デレラはショックに打ちのめされた。
その後、デレラは継母のスナックで働き、やり直そうという純一に「無職のくせに」と悪態をつきながら「白馬の王子様の登場を待ちわびる…という展開だった
■キャスト名は「シンデレラ物語」から?
まるでオオカミの鬣のように逆毛の紫吹淳が、意地悪な継母を演じた。彼女の名前は取目悦子…そういえばシンデレラの母親は「トレメイン夫人」。「シンデレラ」はデレラ、義姉「ドリゼラ」は里沙、なるほど、しかしもう一人の「アナスタシア」が穴の名前になっていたのには吹き出してしまった。気になる王子様の名前を探してみたが、正式な名前がないようだ。
終盤のおむすび家政婦たちの会話。頼子(余貴美子)の「物語はめでたしめでたしで終わるけど、人生はそれからが長いからね。プリンセスがその後どうなったのか、はっきり書かれていないのは、もしかしたらかけないほど悲惨なことになっていたかもしれないからね」に、妙に納得できる第6話だった。
■第7話予告
次回は、人気子役の住田萌乃や山口まゆ、松田美由紀らをゲストに迎え、「変な間取りの秘密」の家でのオカルトチックな物語となるようだ。
オカルト好きの中学生・桃子(住田萌乃)は、姉・さやか(山口まゆ)の結婚を知り、『ひとりぼっちになる』と不安を抱き、結婚を阻止しようとする。姉の婚約者・藤堂丈一郎(上村海成)の家で開かれるパーティーに同行し、幽霊騒ぎを起こそうとするが、三田園薫(松岡昌宏)に見破られる。しかし、庭に白いドレスの不気味な人影が現れ、桃子は「本物の幽霊だ!」と騒ぐが、丈一郎の母・瑠美(松田美由紀)はシーツが飛んだだけだと相手にしない。疑念を抱いた桃子は、三田園、大門桜(久間田琳加)と共に丈一郎の部屋に忍び込む。そこには丈一郎と「アキ」という女性の結婚写真があった。さらに、アキの生命保険証書、血のついたウエディングドレス、謎の間取り図まで発見し、桃子は丈一郎と瑠美がアキを殺し、その怨念が幽霊となって現れているのではないかと疑う。
テレビ朝日系「家政夫のミタゾノ」は2025年1月14日から毎週火曜日21時から放送。主演は松岡昌宏(TOKIO)、共演は伊野尾慧(Hey! Say! JUMP)、久間田琳加、 余貴美子、平田敦子、 しゅはまはるみほか。脚本は八津弘幸、山岡潤平、後藤賢人ほか。演出は片山修、小松隆志ほか。SNS公式アカウントは、X「@mitazono_desu」、Instagram・TikTok「mitazono_desu」。主題歌は、島茂子&光『clock』。
◇テレビ朝日「家政夫のミタゾノ」HP
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