「問題物件」小沢真珠の教祖感強し…そして、火を恐れる上川隆也【第6話ネタバレ・7話予告】
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2月19日「問題物件」の第6話が放送され、信者の財産をとりあげる教祖を演じた小沢真珠の迫力が話題になった。犬頭(上川隆也)はやっぱり雅弘(宮世琉弥)を守る犬太なのか。2月26日、22時、フジテレビで第7話が放送される。予告動画は番組公式サイトで公開されている。
「問題物件」とは
自殺、ポルターガイスト、失踪、ゴミ屋敷など、さまざまな不動産物件で起こる奇々怪々な事件の謎を、頭が切れて腕っ節が強く、人間離れした破天荒さを持つヒーローとお人よしのヒロインが鮮やかに解決していく不動産ミステリーだ。その第6話が2月19日に放送された。
■第6話ネタバレあらすじ
社長の大島高丸(船越英一郎)が、大島雅弘(宮世琉弥)が住む屋敷をタワマンに建て替える計画を進めているということを知った若宮恵美子(内田理央)は驚いた。雅弘は愛犬・犬太(コラレ)と居られればどこでもいいというが、恵美子は納得できない。役員会でその件が議題になると知り、販売特別室での成果を上げればいいとなんとかしようとする。
必ず成果をあげてみせる!と意気込む恵美子は、案件を探そうとマンションのレビューサイトを見始める。と、そこへまたもや犬頭光太郎(上川隆也)が現れる。『最恐宗教が住みつくアパート』という不穏なクチコミ情報が目に飛び込んできた。犬頭とともに出かけてゆく。
その物件「メトロン西荻」のオーナー・宮下博(こがけん)によると、2年ほど前から、3Fと4Fがつながったメゾネットタイプの部屋に『プリズマ光の会』という新興宗教団体が住みつき、他の住人が次々と退去し、騒音やボヤ騒ぎなどのトラブルが相次いでいるという。ボヤ騒ぎではけが人も出たのに警察に届けないのかを恵美子がせまるが、宮下は「評判がこれ以上下がると困る」といって届けていなかった。
『プリズマ光の会』の実情を探るため、2人は体験申し込みをすることにした。早速、運営スタッフの伊東雄二(阿部翔平)に説明を受けた2人は、教祖・天音(小沢真珠)の元へ案内される。儀式が始まると、天音はその場で火を起こし、犬頭の秘めた思いを見通すなどの神通力を見せる。そんな中、犬頭の視線は燃える炎に釘付けになってしまう。犬頭は恵美子ひとりを体験させるといって、その部屋においていった。恵美子は不満をかかえるも、信者のカナエ(松井玲奈)に親切にしてもらい、雑巾がけなどの掃除に専念する。
カナエに話をきくと、行き場がないときに教祖の天音が助けてくれて、ここに住まわせてくれたという。そして、お布施を払った信者に対してお守りが配られた。お布施の金額をきくと50万円だという。驚く恵美子だったが、カナエは平然としている。
恵美子は掃除をしながらなにか不信なものを感じていた。3階と4階の部屋の広さについてだ。そして夜中に部屋を探しているのを見られてしまう。
翌日、恵美子はさっそく「裏切り者」と指摘をうけ、大変な目に合いそうになるが、犬頭が「24時間、時間が欲しい」と助けに来てくれた。
宮下から借りた図面と自分の感覚を照らし合わせて、隠し部屋があると恵美子は気がついた。犬頭は以前怪我をした相馬に話をきいたり、探偵(浜野謙太)に手伝ってもらって、太陽光を集めて火がつくかの実験などをした。
そして、24時間がたち、恵美子は戻る。天音はいつものように祈りで薪に火をつけようとするがうまくいかない。実は隠し部屋に犬頭が隠れていて防いでいたのだ。部屋からでた犬頭はこれまでのことが隠し部屋から細工していたことを信者の前で暴いて見せた。
天音の本名は漆原こずえで、この建物を建てたオーナーの娘だった。幹部はこずえの弟。隠し部屋を使って信者たちからお金を巻き上げ、用がなくなると相馬にやったように燃やしたのだという。カナエは最初は信じないが、現実にむきあえと懸命に話すとわかったようだった。そして、天音たちは捕まった。
雅弘のもとにUSBメモリーが届けられた。そこには恵美子がカナエに現実にむきあえと話しているところが撮られていた動画があった。それをみて、雅弘は、初めて、自分の意見を大島高丸に向ける。マンションに反対したのだ。雅弘側につく役員も多く、マンションの計画は立ち消えとなった。
小沢真珠の迫力
2004年、フジテレビの昼ドラ「牡丹と薔薇」で牡丹(大河内奈々子)をいじめる薔薇役で一世を風靡した小沢真珠がその迫力をいまも再現するかのように、怪しい教祖を演じた。都合が悪くなった人間を燃やしてしまう(軽症ですませた)という恐ろしいところもあるが、子どものころに住んだ家への執着がある役柄を表情豊かに演じていた。
火を見つめる犬頭(上川隆也)
第6話では新興宗教の教祖である天音(小沢真珠)が自分の意のままに薪や人間を“燃やす”ということをやっていたが、歩ののを見た時の犬頭の視線は異常だった。犬頭は犬太だと考えている恵美子もその謎を知らない。雅弘の両親は交通事故で亡くなっているのだが、火災で死んだわけではない。犬頭が火を恐れる理由は犬頭が“犬”だからというだけなのか?
次は、マンションの建て替え問題だ
お荷物部署として作られたような販売特別室だが、ついには花形部署の開発事業部から頼られる存在になった。恵美子の営業部時代の先輩・岩下圭吾(小関裕太)が立ち退きに応じない住民のことを恵美子たちに頼んでくるのだ。販売特別室をつぶすために作った社長の高丸(船越英一郎)の歯ぎしりのきこえそうな第7話となる。
26日放送の第7話のゲストは五頭岳夫、小関裕太
恵美子の先輩役で小関勇太、取り壊し予定のマンションからでていかない男性を演じるのは五頭岳夫だ。五頭岳夫は現在住んでいる1500世帯のマンモス団地でもいろいろな問題に直面しているといい「そんな悲哀を猪俣の役を借りて表現出来たらという思いで演じました」と話す。また、小関は「ドラマのいちファンとしては犬頭さんの正体も気になるところ。ぜひご覧ください!」と視聴者へ言葉をかけている。
■第7話あらすじ
若宮恵美⼦(内田理央)は営業部時代の先輩で開発事業部の岩下圭吾(小関裕太)からある相談を持ちかける。開発事業部で進めているタワマン計画で、取り壊し予定のマンションに1人だけ立ち退きを拒む住人がいて困っているのだという。室長の大島雅弘(宮世琉弥)と相談し、依頼を引き受けることにした。
その頃、社長の大島高丸(船越英一郎)は、苛立ちを募らせていた。そんな中、片山芳光(本多力)は、謎の男・犬頭光太郎(上川隆也)の存在を思い出す。高丸はそれを聞き、片山に犬頭の調査を命じるのだった。
恵美子が取り壊し予定のマンション・コーポゴアに到着すると、そこにはまたもや犬頭の姿があった。犬頭は立ち退きを拒む住人・猪俣広巳(五頭岳夫)の部屋の前で大声で呼びかけていた。なんとか部屋にはいるが、猪俣は退出する気はゼロのようだった。
犬頭と恵美子は、室内の殺風景な状況から、猪俣には他の住まいがあり、猪俣がお金目当ての占有屋なのではないかと考える。犬頭はその裏に暴力団が絡んでいる可能性があると指摘する。さらに、その後の調査で、この一帯を縄張りにする『太平洋組』という暴力団の存在が明らかに。犬頭は怖がる恵美子を連れて、太平洋組のビルへ乗り込もうとするのだが…。
フジテレビ 2025年1月15日スタート。毎週水曜日22時放送「問題物件」。出演:上川隆也、内田理央、宮世琉弥、浜野謙太、本多力、船越英一郎 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@mondaibukken_cx」。
◇フジテレビ「問題物件」番組公式サイト
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