「トリガー ニュースの裏側」第11-12話(最終回):真実を暴いたトリガーチームに新たな新事実…続編へ続くクライマックスに注目
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Disney+ (ディズニープラス)のコンテンツブランド「スター」にて独占配信中のオリジナル韓国ドラマシリーズ「トリガー ニュースの裏側」。
2月19日(水)に配信された第11話と第12話(最終話)ではトリガーチームを抜けたソリョン(キム・ヘス)が社長の監視の目をかいくぐりながらハンジュグループに隠されたおぞましい犯罪の事実を暴き、社長の卑劣な手口に対抗していく様子が描かれた。また、続編を仄めかす衝撃の新事実も見逃し厳禁だ。気になるあらすじと見どころをチェックしてみよう。(ネタバレ)
●【「Disney Plus」で独占配信の韓国ドラマ】
「トリガー ニュースの裏側」(以下、「トリガー」)は、超型破りな調査報道チーム”トリガー”が凶悪事件の真相を大暴露し、事実で悪人たちをなぎ倒す痛快エンターテイメント。圧倒的な演技力とカリスマ性をもつ女優キム・ヘスが主演を務める、この冬“一番熱い”報道ドラマだ。【「トリガー ニュースの裏側」を2倍楽しむ】では、全話あらすじとみどころ、キャスト・イベントの紹介などドラマを深掘りする。
■キャスト
オ・ソリョン役:キム・ヘス
ハン・ド役:チョン・ソンイル
カン・ギホ役:チュ・ジョンヒョク
ク・ヒョンテ役:シン・ジョングン
パク・デヨン役:イ・ヘヨン
ホン・ナヒ役:チャン・ヘジン
ほか
■第11話「トリガー・アッセンブル」あらすじ
敵の意表をついた記者会見でトリガーチームに圧力を加えた疑いでマスコミに囲まれるジンマン(チェ・デフン)。ハン・ド(チョン・ソンイル)は監視の目が強くなった事務室でハンジュグループについて調査を続けていた。一方、アイスリンクの管理をさせられる事になったソリョン(キム・ヘス)はハンジュグループを支援する人々から罵られる中、同じくク社長(シン・ジョングン)の圧力でハンジュのスキャンダル記事を差し止められた報道局の記者から情報の共有を持ちかけられ、非公式に協力することに。
デヨンCP(イ・ヘヨン)の父親が持っている倉庫に呼び出されたハン・ド。デヨンは監視の目が届かない倉庫でハンジュについて調べようと援軍を呼び、現れたのはドラマ局に異動したホン作家(チャン・ヘジン)だった。ヘウォン(チュ・ジャヒョン)が死ぬ直前に贈った植木鉢の謎について調べるうちに、中から謎の装置を発見。ソリョンも合流しトリガーの臨時会議が始まる。資料室でのデヨンの怪しい行動は事態を見据えて資料をデータ化していたのだった。ソリョンはドラマ局でくすぶっていたホン作家に戻ってくるよう説得し、意地を張る彼女にも構わず資料の調査を頼み微笑む。ハン・ドは久々に会えたソリョンに喜び、初めとは別人のような表情を見せた。
ヘウォンが残したのは旧式の位置追跡装置だった。ハン・ドはデヨンの調査で明らかになった20年前の事件隠蔽に関連した警察官4名を調べていく中で、父が財閥内での麻薬事件を追っていたことや、当時自首したヘウォンが異様に冷静で、釈放されるのを嫌がっていたことを知る。ジンマンから呼び出され偶然会ったハン・ドと共に屋敷に乗り込むソリョン。取引を持ちかけたジンマンに対して応じる意思がないことを告げ挑発したソリョンはそのまま位置追跡装置を使って屋敷内を捜索し始めるがジンマンに見つかり、どうにか脱出。ハン・ドはゴルフをしないジンマンの屋敷に山のように置かれていたゴルフバッグに違和感を覚える。地図にはない別荘裏の巨大な貯水池の存在を知った二人はヘウォンが残した彫刻を探して調べ、ハンジュが隠し通そうとする怪しげな貯水池を調べるためにギホ(チュ・ジョンヒョク)に協力を求める。一方、ジンマンも死んだ姉ヘウォンが精神障害だったとマスコミに流し、世論を操作しようと試みる。位置追跡装置をつけたドローンを飛ばしたトリガーチームは探し求めているものが水中にあると知り、ソリョンは男たちの反対を押し切って潜水で証拠を回収しようと試み、遂にソンウク失踪事件の鍵を握る彫刻を発見するが、気づけば水底にはコンクリート漬けで沈められた白骨死体がそこかしこに並んでいた…。同じ頃、ホン作家はジンマンが組織的な女性人身売買に絡んでいる証拠を見つけ出していた。
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■第12話(最終話)「懺悔録」あらすじ
酸素が少なくなる中、彫刻だけでなくおびただしい白骨という大収穫を得たソリョンだが水中で酸素が切れ意識を失ってしまう。慌てて水中に飛び込むハン・ドだが、ソリョンはハン・ドの呼び声で自らの力で浮き上がった。ジンマンが違法サイトで若い女性を暴行目的で買っては殺して貯水池に沈めていた疑惑が濃厚になり、現場で待機していた一同は、警備員に追い詰められながらも警察の到着まで持ちこたえた。
急ピッチでDNA鑑定が進む中、彫刻から出てきた頭蓋骨は失踪したソンウクのものと判明し、警察はジンマンを逮捕しようとするが、国会議員の不逮捕特権を盾に余裕の表情で逮捕を免れたジンマンはク社長を責める。ク社長は全ての犯行を死んだ会長(★★)になすりつけ、ジンマンの美談で世論を操作しようとするが、屋敷でただ一人残されていた外国人少女に薬物を注射され逃がし、彼女が警察に逃げ込んだことでク社長にも見限られてしまう。ジンマンは逮捕されるが、ソリョンを呼び出したク社長は自身の罪をもみ消すための懺悔インタビューを条件に20年前の特ダネを渡し、トリガーチームは条件を呑むかを巡って揉める。社長に言い逃れの機会を与えることに猛反対していたハン・ドは、あくまでも報道を優先させようとするソリョンの意見に納得できずチームを飛び出す。
編集が終わり、ソリョンがク社長のインタビューへの同席者を募ると、チーム全員が立ち上がった。羞恥心のかけらもないク社長の懺悔やチームへの態度を冷ややかに見守っていた一同。こうして遂に放送を通して世間に明かされたソンウク失踪事件とハンジュ一族の悪事とク社長の懺悔。世間からの反応は好調で政界進出へ拍車をかけたと微笑むク社長だが、世論は何者かによる彼の悪行のリークで一瞬にして向かい風に。彼の側近だった本部長も寝返り、突然水をかぶったかのようなク社長。トリガーチームでの言い争いも監視されたチーム内で別々に動くための作戦で、ハン・ドは本部長が本当はク社長を懲らしめて欲しいと気づいていたハン・ドは取引を持ちかけていた。ク社長に抑圧されてきた部下たちからは芋づる式に彼の不正の証言が提供されジンマンや当時証拠を隠蔽して警察上層部にのし上がった刑事らと共に裁判にかけられた。
それぞれの道を進んだ仲間たちがデヨンの父の葬儀に集まる。ドラマ局の監督の不正もトリガーチームによって暴かれ、ソリョンはなぜハン・ドが内部告発をしたのか尋ねる。ハン・ドもまたソリョンがどうしてジヌのような男と交際していたのか尋ね、来るものは拒まないからと言われると真剣な顔で次は自分から好きになれと助言。やってきたユ刑事が持ち込んだ新たな情報に目の色を変えるトリガーチーム。ヘウォンが死んだ前日に多額の資金が海外に移されていた。ヘウォンの遺体は検死されておらず、彼女が生きている可能性が浮上したのだ…。
■見どころ
クライマックスを飾るラスト2エピソードでは、後ろ暗い疑惑を抱える大財閥ハンジュグループ、そして自らの出世と保身のためなら手段を選ばない非道な放送局長という2つの強力な権力の前にチームを引っ張るソリョンを奪われたトリガーチームの逆襲撃が描かれた。第11話では報道者としての魂を悪魔に売ったク社長の圧力でチームの活動が制限される中、デヨンCP所有の証拠で秘密裏に集結するトリガーチームの活躍はダークヒーローを彷彿とさせるワクワク感を与えてくれる。20年前の失踪事件の被害者の頭蓋骨が埋め込まれた彫刻の捜索から発見、その過程で麻薬や売春、殺人や貯水池への死体遺棄などハンジュグループ二代にわたるおぞましい悪行が次々と明らかになっていき、逮捕には十分すぎるほどの証拠が揃うのだが…最終話に入ってもなお、狂気に満ちたジンマンと、事態を美談として収拾しようと越権行為を繰り返すク社長の人でなしな抵抗が視聴者のもどかしさを煽る。どちらも結局は己の権力への過信とトリガーチームの活躍で身を滅ぼすことになるものの、分かっていても最後までもどかしさを抱くほど悪役が光る作品だった。その分、終盤で巻き返すように意表を突いた反撃を繰り広げるトリガーチームは痛快そのもの。
後日譚とも言えるラストシーンでは、既に何名かはトリガーチームを抜けたような描写となっているが、刑事からもたらされた新事実がヘウォンの生存を仄めかし、チームが再び瞳に炎を灯すことから、これは続編フラグと解釈して間違いがないだろう。中盤から描かれるハン・ドのソリョンに対する恋も続編で進展を見せるのだろうか。続報を心待ちにしたい。
「トリガー ニュースの裏側」はディズニープラス スターで全12話が独占配信中だ。
◇YouTube「トリガー」本予告編
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