「春画恋愛物語」作者捕縛の王命が下る…その正体に仰天エンディング【第5-6話あらすじ】

08時30分ドラマ
画像:TVONG「춘화연애담」より

2月20日にU-NEXTで配信された、TVINGオリジナルシリーズ「春画恋愛物語」第5話と第6話では、市井を超えて宮中の秩序まで脅かす『春画恋愛談』の原作者を捕えよと王命が下り、ファリ(コ・アラ)公主(姫)とチェ・ファン(チャン・リュル)がそれぞれ動く。この回のあらすじと見どころを紹介する。

【「U-NEXT」で独占配信の韓国ドラマ】



「春画恋愛物語」(原題:춘화연애담=春花恋愛譚)は、初恋に失敗した王女が都城一のプレイボーイと都城一の新郎候補の二人と恋愛模様を繰り広げる時代劇。【R15+指定、韓国では19禁】⇒【各話あらすじと見どころ】


■キャスト

ファリ王女役:コ・アラ(Ara)
チェ・ファン役:チャン・リュル
イ・ジャンウォン役:カン・チャニ(SF9)
キム・ミンホン役:ペ・ヨンギュ
世子スン役:ソン・ウヒョン
世子嬪インジョン役:イム・ファヨン
イ・ジウォン役:ハン・スンヨン(KARA)
ファソン大君役:キム・テク
 ほか
(以下、ネタバレあり)


■第5話「信頼」あらすじ

春画画像:TVONG「춘화연애담」より

崩れ落ちる本の中でうずくまるファリ(コ・アラ)をイ・ジャンウォン(カン・チャニ)が守り、ファリは彼の鼓動を感じる。しかし、異母姉妹のファジン翁主(ト・ヨンジン)には可能性があると伝える。ファジンはジャンウォンに告白するが、「誤解を招いたなら申し訳ない」と断られる。

一方、淑嬪キム氏(パク・ソルミ)は、世子嬪(イム・ファヨン)に側室候補ミアを紹介し、親切を装いながらも家門の権力を狙う。しかし、放蕩息子のファイン君(コ・ギョンハン)には手を焼いていた。その夜、彼は宮女を連れ出し、通りがかった女人に見られると彼女を辱めた。

ファイン君からファジンがジャンウォンに好意を寄せていると聞いた母・淑嬪キム氏はファジンに「愛されぬ男のそばで幸せになれるのか」と問い、ファジンは家門が決めた将軍に嫁ぐ決意をする。

ジャンウォンはファリへの想いを募らせ、父・左議政イ・ジェサン(オム・ヒョソプ)にファリ姫の婿になりたいと願い出る。ジェサンは反対するが、妻の説得で認める。

絵の師匠キム・ミンホン(ぺ・ユンギュ)の上半身裸に寄り添ってもときめかないファリ。すると今度はファンを呼び出して「私を好きか」と尋ねる。、「愛情より、夫婦の情を育みたい」という彼の答えに結婚観が違うと婿の申し出を断る。「諦められない」と訴えるファンに「わたしに確信をください」と告げる。

その夜、世子は世子嬪に拒まれ、失意のままヒリョン(チェ・ユンラ)の元へ。

ジャンウォンはファリに想いを伝え、婿選びに名乗りを上げたいと申し出る。しかし、ファリは「異性として見たことがない」と断る。それでもジャンウォンは「これから異性として見てほしい」と願う。

散策中、二人は首吊り自殺を図る女人を助けファンの元へ運ぶ。意識が戻った女人は、ファイン君に辱められたと涙を流す。ファンは「お前は悪くない。望むなら私が別の人生を与えてやる。貞操だけが価値ではない。」と励まし、ファリとジャンウォンはその言葉を聞いていた。

ファリは異母兄ファイン君の噂を知り、「真実なら許せない」と話す。妓生の証言で事実と知ったジャンウォンはファイン君を問い詰める。怒ったファイン君は「お前がファジンと密会したことを王(パク・ウォンサン)に訴えてやる」と脅す。王に知られたジャンウォンは、家門を守るためファジンの婿になるしかなかった。しかし、ファジンは「ソ将軍と結婚するから大丈夫」と王の誤解を解いてくれる。

ところが、ファイン君の淫行が『春画恋愛談』第3巻に暴露され、外祖父で領議政キム・ビョンギル(チェ・グァンイル)に厳しく叱責される。その頃、ファンは大勢の人を雇って『春画恋愛談』新刊の増刷にかかっていた。



■第5話見どころ、感想

ファリの婿選びはファン、絵のキム師匠、そしてジャンウォンの3人に絞られた。唯一ときめいたジャンウォンは異母妹の想い人。ファリの婿選びはなかなか難しそうだ。しかし、結婚には「信頼」が必要だと、ファンとの結婚観の違いを突き付けたファリだが、自殺した女人に向けたファンの言葉はファリの心を動かしたようだ。

一方、世子夫婦もピンチだ。世子と共寝をした世子嬪は、自分が世継ぎを産むだけの存在と悩み、「いっそ他の女人をお迎えください」と心にもない言葉で、世子を拒否した。自分なりに嬪に心を尽くしていた世子はこの言葉にショックを受けて寝室を出ていく。憂鬱な心のまま城外に出た世子はヒリョン(チェ・ユンラ)の元へ向かった。一言「跡継ぎを産むだけの存在でない」や「愛してる」の一言があれば回避できた夫婦のピンチ。この夫婦からも目が離せない。

叶わぬロマンスが展開する中、ジャンウォンの妹ジウォン(ハン・スンヨン)とファリの兄ファソン大君(キム・テク)は結婚してもラブラブムードは変わらない。仲が良すぎてジウォンは自分の時間が持てないと王室の王女たちを羨ましがらせる。





■第6話「物語の作者」あらすじ

춘화연애담画像:TVONG「춘화연애담」より

ジャンウォンは、ファリが「兄を許せない」と言ったことを気にし、父・左議政に『春画恋愛物語』を見せ、主人公がファイン君だと伝える。左議政は王にこれを報告する。第1巻と第2巻ではファリやファジン翁主の事も描かれていると聞き、王は王室を侮辱する内容だとして作者イ・モンホンの捕縛を命じ、書房の店主たちも捕らえられる。

ファリは王妃に第1巻のことを問いただされるが「自分のことではない」と取り繕う。淑嬪キム氏と父・領議政(チェ・グァンイル)も作者捜索に動く。王は怒りを見せるが、亡き妹ファジン翁主を不幸にした婿に天罰が下ったと記された内容に内心喜ぶ。

ファリは絵師である師匠キム・ミンホン(ぺ・ユンギュ)に「作者はなぜこの本を書いたのでしょうか」と疑問を呈する。彼は「私は絵を描くことで得られる慰めを読者にも伝えたいから」と答える。一方、書房を取り仕切るパク氏夫人(チン・ソヨン)らは拷問を受けるが、作者は知らないと主張する。

そんな中、ファリはジョンファンに想いに応えられないと伝え、ジョンファンは科挙を目指す決意を固める。ジョンファンがファリを好きだと知るファジンは、ファリに「心のままに進めばいい」と言い残し、ソ将軍のもとへ嫁いていく。

一方、世子は側室を迎えるが彼女のもとへは行かず、ヒリョンを訪れる。彼女と子供たちの姿に幸福を感じる。しかし夜にもう一度訪ねると、ヒョリは「もう来ないでほしい」と告げ、世子への恋慕を口にする。世子もまた同じ思いだと告白し二人は結ばれる。翌朝、世子は世子嬪と対面し、「違う世界で出会っていたら?」と問われるも、「今さら意味がない」と一線を引く。

ファリはパク氏とファンの釈放に安堵するが、領議政とファイン君はファンが作者を知っていると疑う。ところが、ファイン君は絵師キム・ミンホンの絵をみて『春画恋愛物語』と似ていると見抜き、彼を作者イ・モンホンとして逮捕させる。ファリは「師匠は違う」と訴えるが、ミンホンは「ファリ姫も違います」と言い、連行される。

その夜、ファンのもとに作者イ・モンホンから連絡が入る。約束の場所に向かうと、そこにいたのはファリだった。



■第6話見どころ、感想

架空の国だが、基本は朝鮮王朝と同じ。「女官」と遊んだことでここまで大きな問題になっているのは、宮中の女官は全員が「王の女」だから。そんな本作で描かれている王は人間味あふれる。ファジンが嫁ぐ日、「辛いことがあれば宮殿に帰っておいで。ここはお前の家だから」と言ってやったり、亡き妹を死なせた婿を懲らしめた2巻に溜飲を下げたり。そんな王をパク・ウォンサンが優しく演じている。

さて、ファリ姫をめぐる3人の男性たち。ファリが動く前にファイン君のことを父に話したジャンウォン。もしファリが本当に作者なら、ミンホが最後に言った「ファリ姫も違います」は、ファリが作者だを知ったうえで身代わりになるという意味。また、見つかったファリの似顔絵はジウォン(ハン・スンヨン)の結婚式で、ファリに見惚れて描いたもの。そしてこの回ラスト…ファリから「作者は自分だ」と告白されたファンは、どう動くのか?次回の展開が楽しみだ。


■作品情報

「春画恋愛物語」
原題:춘화연애담
製作国:韓国
製作年:2025年
配信情報:U-NEXT/見放題(日本初・独占配信)
配信開始日:2025年2月6日(木)13:00 

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