NHKクローズアップ現代『放送100年SP』3月24日放送 藤井貴彦・長野智子らと歴史的な出来事を振り返る

03月18日22時10分社会

NHK、クローズアップ現代3月24日(月)19時30分~では、特別番組「放送100年SP」を放送、MC:桑子真帆、ゲストに藤井貴彦(元日本テレビ)、長野智子(元フジテレビ)、三宅民夫(元NHK)を迎え、この100年の間に私たちの記憶に刻まれた歴史的な出来事をアーカイブ映像で振り返る。



番組では、NHKが誇る膨大なアーカイブ映像を駆使し、当時のニュースの現場にいた当事者や放送を担った人々への取材を通じて、出来事の背景や放送の裏側に迫る。私たちが目にした報道の背後には、どのような葛藤や苦悩があったのか――その真実を解き明かしていく。

【番組で取り上げる出来事】
▶1972年、全国のお茶の間が固唾をのんで見守った「あさま山荘事件」。事件を実況中継したアナウンサーは、どのような葛藤を抱えていたのか。
▶1973年、日本中を混乱に陥れた「トイレットペーパー騒動」。その発端となったスーパーで一体何が起きていたのか。
▶1990年代、多くの人々を魅了した「若貴ブーム」や「きんさんぎんさん」。テレビが最も見られていた時代に、人々の心をつかんだものとは。
▶1994年、報道のあり方を問われた「松本サリン事件」。第一通報者が当初、犯人視された報道が生んだ教訓とは。
▶2001年、世界中に衝撃を与えた「9.11アメリカ同時多発テロ」。リアルタイムで中継された映像は、今のアメリカ社会にどのような影響を残しているのか。
▶2005年、YouTubeの誕生。天才エンジニアたちが生み出したメディア革命の裏側と、これからの未来に与える影響を追う。

番組では、報道の第一線で活躍してきた3人のゲストが出演。
藤井貴彦(キャスター・元日本テレビアナウンサー)
長野智子(キャスター・ジャーナリスト・元フジテレビアナウンサー)
三宅民夫(元NHKアナウンサー)

彼らが“あの日”を振り返ることで、放送の「変わりゆく役割」と「変わらぬ価値」、そして現代に通じるメッセージを探る。メディア環境が激変する今、報道人として「視聴者にどう伝えるべきか」を考え続けてきた3人が、放送の歩みと未来を語り尽くす。

【ゲストコメント】
藤井貴彦:「SNS全盛の時代に、テレビはどんな役割を果たせるのか。私自身が悩み続けてきたことをお伝えしたい。また、テレビとSNSがそれぞれの強みを活かして、どう役割分担していくべきかについても議論したい。」

長野智子:「NHKアーカイブに残る貴重な映像を振り返ること、異なる時代の出演者同士が悩みや課題を共有することを楽しみにしている。この番組を見た方々が、改めて『テレビって良いな』と思ってもらえればうれしい。」

三宅民夫:「世代や放送局の壁を越え、放送への思いを本音で語る機会になる。100年という大きな節目に、テレビがどのように進化してきたのか、そしてこれからの情報社会にどう向き合うべきかを考える時間にしたい。」

クローズアップ現代「放送100年SP テレビが伝えた“あの日”と未来」
放送日時:3月24日(月)19時30分~20時42分 NHK総合・NHKプラス
配信:NHKプラスにて3月31日(月)まで見逃し配信
番組HP

100年の歴史を紐解くことで、放送の本質を見つめ直し、これからのメディアの在り方を考える特別番組。

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