【最終回ネタバレ】「イブの罠」ソ・イェジの復讐相手たちは因果応報の末に破滅…ユソンの怪演にゾッ

韓国復讐劇「イブの罠（이브）」の最終回（第16話）は、実の両親と偽の母親を殺害した者たちに向けたラエル（ソ・イェジ）の命をかけた復讐がついに完結した。気になる最終回のネタバレあらすじと見どころなどを紹介する。最終回の予告はYouTubeにて公開中だ。
※この記事は2022年7月21日に放送された「이브」最終回（全16話）にあわせたのものです。



「イブの罠」は、人生を懸けて復讐することを決めた一人の女性と、 傷を抱えた男女が繰り広げる激しい愛憎劇。「サイコだけど大丈夫」以来、ソ・イェジ2年ぶりのドラマ復帰として話題になった2022年tvN水木ドラマ。⇒【各話のあらすじ】

■キャスト
イ・ラエル/キム・ソンビン役：ソ・イェジ
カン・ユンギョム役：パク・ビョンウン
ハン・ソラ役：ユソン
ソ・ウンピョン役：イ・サンヨプ
　ほか

■第16話（最終回）ネタバレ
遺言を残して姿を消したカン・ユンギョム（パク・ビョンウン）を発見したイ・ラエル（ソ・イェジ）は、別荘で復讐ではなく、ユンギョムとの恋を優先する決心をし、「平和な日常を送りたい」と気持ちを話す。そんな彼女に対してユンギョムは「心から愛する人と末永く愛し続けたい」と伝えた。ラエルとユンギョムが愛を確かめ合っている中、ソラ（ユソン）とキム・ジョンチョル（チョン・ヘギュン）はラエルを殺そうと動き出していた。

まず、ソラは電話でユンギョムに娘タビがいなくなったと信じ込ませる。そこにジョンチョルが二人にいる別荘に現れる。「必ず殺して！」と語るハン・ソラ（ユ・ソン）は、別荘の外で、ユンギョムに連絡すると、娘の姿が見当たらないと、伝える。ユンギョムが別荘を跳び出したとき、ジョンチョルがラエルを襲う。ラエルは必死に反撃するがかなわず、窮地のところを戻ってきたユンギョムによって命を落とす。

ラエルを睡眠薬で眠らせたあと、ジョンチョルの殺害したことを通報する計画だったユンギョム。別荘に駆け付けたソ・ウンピョン（イ・サンヨプ）はジョンチョルの死を確認し、「正当防衛だったことを僕が証言します」と話す。

別荘の外でジョンチョルが出るのを監視していたソラは、死体となって運び出されたジョンチョルをみて計画が失敗したと気づく。

その時、弁護士から離婚、財産放棄、親権及び養育権の放棄を命じる結果が出たことを知らされたソラは、正気を失いラエルを拉致する。睡眠薬のせいで意識がもうろうとしていたラエルの意識が戻り、状況を把握。ラエルが拉致されたことを知ったユンギョムが、妻ソラの車を追い、ウンピョンも続く。

ソラの運転する車を停止させようと、ラエルがソラを攻撃。ソラは車が停止させると、ナイフでラエルを刺す。ユンギョムはラエルをウンピョンに託し、ソラの車に乗って共に心中を選んだ。激走する車は崖下に落下し、ユンギョムは即死し、ソラは過去の記憶が全て消え、精神病院に入院することとなる。

一方、ソラの父ハン・パンロ（チョン・グクファン）は、自らが作った地下牢にソラによって閉じ込められ、命を落とした。そして、秘書ムン・ドワン（チャ・ジヒョク）の証言により、ソラ、パンロ、ジョンチョルの悪行が世間に暴露される。こうして13年にわたり計画されたラエルの復讐は終焉を迎えた。

ソラの病室を訪ねたラエルは、持っていた鏡をハン・ソラに持たせると、鏡を見るよう告げる。鏡に映る大きな傷を確認したソラは、「これは私じゃない！」と叫んで錯乱状態に陥る。

LYグループを相手に訴訟をしていた被害者たちに、ユンギョムが残した株を売却して賠償金を払ったラエルは、残った資金を使ってNGO団体を設立。一人、ブエノスアイレスに旅立つ。そしてウンピョンもラエルを追ってブエノスアイレスへ向かうことを決意する。

■みどころ・感想・最終回考
「イブの罠」は、復讐と愛が交錯する衝撃的なドラマとして、最後まで視聴者を魅了した。復讐に生きたラエルは、エンディングで復讐心から解放され、バンドネオンを奏でながら幻想的にタンゴを踊り、自由で明るい未来を予感させた。

ソ・イェジをはじめ、パク・ビョンウン、ユソン、イ・サンヨプらの熱演が光り、特にソ・イェジはラエルの繊細な感情の揺れを見事に表現。またユソン演じるソラの狂気に満ちた演技も圧巻だった。ラストの濃い化粧にはゾッとした。

ラエルの復讐計画の全貌が明かされるにつれ、ソラの暴走やユンギョムの心中など、息をのむ展開が続き、13年間の執念や愛と復讐の間で揺れる人間模様が緊張感を高めた。復讐相手たちは因果応報の末に破滅し、ユンギョムとソラの心中、パンロの餓死、ジョンチョルの死が強烈な余韻を残した。

予測不能なストーリーと圧倒的なビジュアル、俳優陣の熱演が相まって、韓国ドラマならではの復讐劇の醍醐味を存分に味わえる作品となった。韓国では19歳以上視聴可に編成された回が初回、最終回を含めて5回もあったにもかかわらず、最終回4.5％（ニールセンコリア、全国調べ）で自己最高視聴率で幕を閉じた。これは2022年のtvN水木ドラマの中で最も高い平均視聴率を記録し、放送時間が重なる他の放送局の水木ドラマよりも高い平均視聴率だった。

◇YouTube｜이브 EP.16（最終回予告）

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