キム・スヒョン主演「ノックオフ」公開保留、違約金は600億ウォン以上の可能性も

俳優キム・スヒョンが主演を務めるディズニー+オリジナルドラマ「ノックオフ」の公開が無期限で保留されたと、韓国の複数のニュースメディアが報じている。
報道によると、ディズニー+の関係者が3月21日、「慎重な検討の結果、『ノックオフ』の公開を当面見送ることを決定した」と公式に発表したと報じている。
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「ノックオフ」は、1997年に起きたIMF危機を背景に、平凡な会社員だった主人公が世界的な偽ブランド市場の帝王へと成り上がるストーリーを描いた作品。昨年11月にシンガポールで開催されたディズニー+グローバルコンテンツショーケースには、主演のキム・スヒョンとチョ・ボアが出席し、作品を紹介していた。元々、今年4月の公開が有力視されていたが、今回の決定によりスケジュールが白紙となった。
今回の公開保留の背景には、キム・スヒョンに関するスキャンダルの拡大があるとみられる。最近、故キム・セロンの遺族やYouTubeチャンネル「ガロセロ研究所」のキム・セイ代表が、キム・スヒョンと故キム・セロンが未成年時代から交際していたと主張。この疑惑を受け、キム・スヒョンの所属事務所ゴールドメダリストは釈明声明を発表し、キム・スヒョン側も20日、故キム・セロンの家と推定される場所で撮影されたプライベート写真を公開したキム・セイ代表および故キム・セロンの遺族を告訴した。
ディズニー+は当初、作品の撮影や公開スケジュールに関して明確な立場を示していなかったが、スキャンダルが長期化する中で、公開の強行は難しいと判断したとみられる。
「ノックオフ」の公開が無期限延期となったことで、制作費約600億ウォンが投入された本作に関する違約金の問題が浮上している。一部のネットユーザーの間では、制作費の規模を考慮すると、違約金も巨額に達する可能性があるとの指摘が相次いでいる。さらに、ディズニー+が法的措置を取る場合、キム・スヒョンが制作費以外の損害賠償責任を負う可能性もあり、最終的な違約金が600億ウォン以上になる可能性もあるとの見方が広がっている。
今回の決定が、キム・スヒョンの今後のキャリアや他の出演作品にどのような影響を及ぼすのか、今後の動向に注目が集まっている。
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