【最終回ネタバレ】松坂桃李「御上先生」第10話 “千木良”髙石あかりの熱演に涙…視聴率11.8%でフィニッシュ

松坂桃李が主演を務めるTBS系日曜劇場「御上先生」の最終回が3月23日に放送され、最終話の視聴率(ビデオリサーチ調べ、平均世帯視聴率)は11・8%でフィニッシュとなった。最新話はTverとTBSFREEで最新話を無料配信している。
「御上先生」は、私立高校への出向を命じられた東大卒のエリート文科省官僚・御上孝(松坂)が、官僚と教師の両方を兼ねる「官僚教師」として、18歳の高校生たちを導き、権力に立ち向かっていく姿を描く。 一人の官僚教師と、令和の高校生たちが共に立ち向かう、教育のあるべき真の姿を描く大逆転教育再生ストーリー。
最終話では、御上と槙野の計画通り、隣徳と官僚との証拠が揃うも、それが公にされることで、傷つく生徒たちがいることを考慮、当事者である千木良が「逃げない」ことを選択し、神崎によって暴露記事が新聞に掲載されることに…。複雑な世の中の出来事に、安易な答えを出すのではなく、“考え続ける”ことが大事だと御上は生徒たちに「考える力」の大切さを伝えた。
不正入学の秘密を抱えながらも勉学に励み、成績上位を維持していた千木良。不正の事実を明かすことが、自分だけでなく、他人にも迷惑をかけると逃げ場のない状態に置かれた心情を髙石が涙の熱演ニやに。視聴者から「すさまじい演技力」「うますぎる」と高評価。高石は、2025年度後期のNHK連続テレビ小説「ばけばけ」でヒロインを務めることも決定している。
御上と槙野の同期コンビのやりとりに視聴者はニヤニヤが止まらず、富永に対しての「人生何回目?」「一回目だよ。一周しかない人生を誰より一生懸命生きてる」という掛け合いは、これまで視聴者からも同様のコメントが寄せられていたこともあり、富永人生何周目説に「完全同意」「視聴者目線すぎる」といった意見が上がっていた。
御上の授業はこれからも続く、槙野が教壇にあがる日もくるかもしれない、次回作を期待する声は大きく、「槙野先生」でも面白そうだ。
■最終回 ネタバレあらすじ
神崎(奥平大兼)が冴島(常盤貴子)から受け取った隣徳側の不正データと、御上(松坂桃李)と協力関係にあった“ヤマトタケル”こと槙野(岡田将生)が入手した、文科省と隣徳の間を取り持つ中岡(林泰文)の録音データから、不正の証拠がほぼ揃った。
しかし、裏口入学の名簿の中には在校生もあり、さらに3年2組の千木良(髙石あかり)の名もあった。不正を暴けば、傷つく人も出てくる。神崎は不正を公にすることを躊躇する。
そんな中、御上が「考える力」について特別授業を行なう。“正しい戦争はあるか?”という“答えが出ない質問”を例に挙げ、考える力というのは答えを出す力ではなく、考えても答えな出ない事柄を、考え続ける力のことだと語る。
すると、千木良が席を立ち、自分が「答えの出ない質問」を抱えて苦しんでいることを明かし、「逃げる」という選択肢がないため、「逃げない」ことに決めたと言い、神崎に「私にはできないことをやって、報道は何かってことだけを考えて」と不正入学を公にしてほしいと告げる。
特別授業を聴いていた溝端(迫田孝也)も、自分には生徒を信じる力が足りなかったと悔い改め、自分が関わった不正の証拠を神崎に渡す。神崎は自己嫌悪で吐きそうになりながらも記事を書きあげ、千木良に言われたことを新聞記者である父親に告げ、記事を掲載してもらうことに。
一方、拘置所にいる娘・弓弦(堀田真由)と面会した冴島は、「どれだけもだえ苦しんでも取り返しのつかないことがある。生きて、すべての意味で償ってほしい。命をつぐなったことの意味を知ってほしい」と伝え、自分も償いが終えるまでどんなことがあっても健康に暮らすと寄り添うことを誓う。すると、弓弦は「おかあさん、私、殺しちゃったの…」と初めて後悔の涙を流す。
料亭で密談をしていた古代、塚田、中岡の前に槙野が現れると、それが御上と槙野による策略だと瞬時に理解した三人。御上は明日、新聞に暴露記事が掲載されると伝える。
「永田町と霞が関、そして隣徳の癒着した関係が、闇の仲人によって育まれ、ひとりの罪のない若者が刺殺されるまでの誰も想像しなかったバタフライ・エフェクトの物語です。神崎くんが書いて父親に託した。まさに“自律”、貴方の教育が、素晴らしい成果を出した瞬間を目撃できますよ」と御上は古代に告げ、さらに記事は差し止められないと「生徒たちが必死で考えて、苦しんで出した結論です。不正入学をさせられた千木良さんが自ら書いてくれと言った。神崎くんが満身創痍でそれに応えた。差し止めなんて選択肢あるわけがない」と言い切った。そこに警視庁捜査2課の刑事たちが大挙し、三人を連行していった。
千木良は隣徳を中退して、高卒認定を取得し、大学受験に備えることに。弓弦は被害者の母に手紙を書き、これからの長い裁判に備えている。津吹は文科省に復帰、槙野は教員免許取得に動き出した。
三月の卒業式。神崎は「考え続けるって、全然自分に優しくないね。だけど、絶対手離さないから。あとひとつ、俺、死なないから。何があっても」と、自分を助けに来たという御上に誓う。御上は感慨深そうに「それは…絶対そうしてくれ」と応えた。
テレビ朝日「御上先生」は2025年1月19日(日)21時放送スタート。/出演:松坂桃李、吉岡里帆、迫田孝也、臼田あさ美、櫻井海音、林 泰文、及川光博、常盤貴子、北村一輝、岡田将生 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@mikamisenseitbs」。番組公式Instagramアカウントは「@mikamisenseitbs」。PR動画は番組公式サイトにて公開中。
◇「御上先生」番組公式サイト
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