【最終回ネタバレ】上川隆也は宮世琉弥を見守るためにこれからも何度でも生まれ変わる「問題物件」

03月27日10時14分ドラマ
@フジテレビ

3月26日「問題物件」の最終回・第11話が放送され、雅弘(宮世琉弥)を見守り続ける犬頭(上川隆也)はサスペンスの帝王・船越英一郎演じる社長の高丸と崖で対峙した。犬頭の正体もわかって幸せなラストを迎えた。最新話はTVer、全話はFODで配信されている。



「問題物件」とは
自殺、ポルターガイスト、失踪、ゴミ屋敷など、さまざまな不動産物件で起こる奇々怪々な事件の謎を、頭が切れて腕っ節が強く、人間離れした破天荒さを持つヒーローとお人よしのヒロインが鮮やかに解決していく不動産ミステリーだ。その最終回・第11話が3月26日に放送された。

■最終回・第11話ネタバレあらすじ

犬頭光太郎(上川隆也)が姿を消してから1か月が経った。若宮恵美⼦(内田理央)は、室長の大島雅弘(宮世琉弥)とともに調査依頼に取り組んでいたが、一件の解決に1か月もかかっていた。室長代理(本多力)からは嫌みを言われるが、確実に社内の評価は上がっていた。そして、有村次郎(浜野謙太)もまた犬頭がいなくなったことに悲しみを募らせていた。

ある日、年配の女性がバイクに轢かれそうになったが、その女性を見て雅弘は驚いた。彼女は、3年ほど前まで雅弘のお世話をしてくれていた元家政婦の薦田恵美子・通称『えみちゃん』(浅野ゆう子)だったのだ。雅弘を一目見ようと大島家に訪れていた。雅弘が外にでていることにえみちゃんは感動する。えみちゃんが面倒を見ていた頃はずっと家に閉じこもったままだったのだ。そんなえみちゃんは自分がもうすぐ死ぬので、その前に雅弘を見ておこうと思っていたのだ。

えみちゃんはサービス付き高齢者向け住宅“アストラ”の中にある『終の部屋』に住んでいるが、そこで、203号室の住人が亡くなり、次に303号室、そして403号室と、次々に死者を出しているという。いよいよ次に、自分の住む503号室にお迎えが来るはずだとつぶやくのだった。

恵美子と雅弘は、えみちゃんを救うため、二人で協力して調査をすることにした。アストラに訪れた恵美子と雅弘を迎えるえみちゃん。スタッフの津島誠(渋谷謙人)と西茉由香(星乃夢奈)の話を皆で聞いていると、奥に入居者のためにいる犬をかわいがっている犬頭がいるのとをみて恵美子は驚く。

由香たちの話から、3人が亡くなるまえに前のマンションで飛び降り自殺があったことを知る。マンションが売りに出されていることを聞きつけた犬頭と恵美子は内見にいき、管理人から話を聞く。

実は、亡くなった岡村美紅は津島と付き合っていた。津島は結婚する気などなく、二股をかけていて、それが美紅にばれてもめたため、突き落としてしまったのだ。遺書などはなかったが、警察は自殺と判断したので、津島はほっとしていたが、だれかから脅迫が届くようになった。自分が美紅を突き落とすところが見れるのは向いの203号室、303号室、403号室、503号室だと思った。203号室の住民から殺してゆく。しかし脅迫が止まらないことから303号室の人間も殺してしまった。脅迫していたのは403号室の人間だった。直接金を無心され、203号室、303号室の殺害も脅迫されたので、403号室の人間も殺した。犬頭の推理で津島は観念して全てを話した。

えみちゃんは犬頭の正体に気がついていた。犬頭は雅弘を見守り続けることを約束する。

事件は落ち着いたが、社長の高丸(船越英一郎)と室長代理は雅弘の部屋にやってきて販売特別室の解散を命じた。犬頭の助けを借りていたことがわかったからだという。「甘い」と言い張る高丸に、雅弘は自分の父親のやり方が正しかったことを証明するといい、二人はにらみ合った。

犬頭と高丸は崖で話し合う。犬頭は販売特別室の存続や雅弘の行動の邪魔をしないようにと高丸にいう。最初は鼻で笑っていた高丸だが、息子が起こした交通事故のことを話題に出されると高丸は観念する。高丸は警察上層部に手を回していたのだ。大島不動産は雅弘の父親がやっていたときは赤字だったが、高丸が引き継いでからは黒字経営になった。犬頭はそのことは認めた上で、高丸と話した。非情なまでの方法と先代のやり方がいいのかは、高丸の息子が更生し、雅弘が成長してからではないかという。

恵美子と雅弘は調査に向かう。犬太は子どもの頃の雅弘と一緒に写した写真をみながら、昔のことを思い出す。虐待されていた犬太を救ってくれたのが雅弘だった。雅弘を恩人と思っていたが、犬の寿命は短い。なくなりそうになると、虹の橋のふもとから逃げだし、別の犬と生まれ変わって雅弘の前に戻ってきたのだ。犬頭は雅弘が助けを求めればどこにでもゆく。



犬頭(上川隆也)の正体はやっぱり犬太

ラストで雅弘(宮世琉弥)と恵美子(内田理央)が調査のためにでかけてゆくと、犬太(コラレ)が家に一匹になる。そして、回想が始まる。声は犬頭だ。虐待されていた犬を救った雅弘を命の恩人と思い、生まれ変わって雅弘を守ろうとしているのだ。そして、それは今後も続いてゆく。



“コラレ”の演技力が光った最終回

犬頭が雅弘と恵美子の前から姿を消している間、恵美子は犬太に何度も話しかける。その時の犬太役のコラレの表情が抜群だった。社長と対峙した時に「戦います」と言う前に雅弘に力を授けるシーンも抜群のタイミングと表情だった。



クランクアップの模様

クランクアップ©フジテレビ犬太役の“コラレ”のクランクアップ時には雅弘役の宮世琉弥からおやつとおもちゃが渡され、大島不動産販売社長・大島高丸役の船越英一郎は、主演の上川隆也との共演シーンが2シーンしかなかったことを残念がったという。“ワンチーム”の宮世琉弥は「こんなにコメディー色の強い作品は初めてだったので、最初はとまどっていた」と率直な思いを告白し、内田理央は「今後の人生で、これ以上楽しい現場あるかなと思うくらい毎日笑っていました」と語ったという。そして、主演の上川隆也は「この作品に出会えたこと、愛すべきキャラクター、共演者に出会えたこと、幸運という以外の何物でもないと思っています。短い間ではありましたが、本当にありがとうございました」と締めくくった。コメント等全文は番組公式サイトに掲載されている。



フジテレビ 2025年1月15日スタート。毎週水曜日22時放送「問題物件」。出演:上川隆也、内田理央、宮世琉弥、浜野謙太、本多力、船越英一郎 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@mondaibukken_cx」。

フジテレビ「問題物件」番組公式サイト

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