「埋もれた心」イ・ヘヨン、息子パク・ヒョンシクを守るために命を投げだす…第13話最高視聴率15.7％

4月4日、Disney+（ディズニープラス）で配信した、SBS金土ドラマ「埋もれた心（보물섬/宝島）」第13話では、イ・ヘヨン演じるホ・イルドが自らを犠牲にして息子ソ・ドンジュ（パク・ヒョンシク）を救おうとする姿が描かれた。その結果、視聴率は首都圏で14.0％、全国で13.4％を記録し、番組史上最高視聴率を再び更新した。

この数字は同時間帯の全チャンネルはもちろん、金曜および1週間で放送された全番組の中でも視聴率1位に輝く圧倒的な数値で、瞬間最高視聴率は15.7％にまで達し、2049視聴率でも3.5％を記録し、同時間帯1位を獲得した。⇒【4月4日視聴率TOP10】

●【「Disney Plus」で独占配信の韓国ドラマ】



「埋もれた心」は、韓国の大手企業を舞台に、消失した2兆ウォンの政治資金をめぐり人生を賭けた男の本格リベンジ・サスペンス。【「埋もれた心」を2倍楽しむ】では、全話あらすじと見どころ、視聴率他、関連記事をまとめていく。

新に登場した人物など「どこよりも詳しい！キャスト・キャラ徹底紹介」に追加説明している。

■キャスト⇒【相関図・キャスト一覧】
ソ・ドンジュ役：パク・ヒョンシク
ヨム・ジャンソン役：ホ・ジュノ
ヨ・ウンナム役：ホン・ファヨン
ホ・イルド役：イ・ヘヨン
ミョン・テグム役：コン・ジホ
ヨム・ヒチョル役：クォン・スヒョン
ホ・テユン役：ユン・サンヒョン
チャ・ガンチョン役：ウ・ヒョン
　ほか

■第13話「本当に悪いヤツ、いえ 極悪人ですね」（ネタバレ）
妻チャ・ドクヒ（キム・ジョンナン）に「ソ・ドンジュが生きていて、息子テユンの未来を脅かすなら再び手を下せるか」と問われたホ・イルドは、「今度は君とテユンのために」と答えた。ドクヒがソ・ドンジュこそが「ソンヒョン」だと明かすと、ドンジュがドクヒまで手を出したのかと、怒りをあらわにした。

一方、ヨム・ジャンソン（ホ・ジュノ）がイルドを欺き、自分と母親、ヨ・スノ（チュ・サンウク）を殺させたという録音と、イルドと自分が親子関係だと示した鑑定書を手にしたドンジュは、イルドのもとへ向かう。イルドはドンジュに向かって銃を撃ち、彼を倒した。それを盗撮して見ていたジャンソンは「後輩、撃つのはやめろ。ソ・ドンジュはお前の息子だ」とわざと遅れて電話をかけた。

イルドは、「まだ死んでません。もっと撃ってください、お父さん」と挑発。イルドが「何を企んでる？」「ふざけるな！」と動揺する中、息子テユン（ユン・サンヒョン）が「父さん、ダメだ！」と止めに入る。ドンジュはイルドの銃を奪って背後から接近してきたジャンソンの部下グホ（チュ・ヨヌ）に銃を向けた。

その後、カン・ソン（キム・ハクソン）から「ソ・ドンジュはお前の息子だ」と知らされたイルドは、「今さら何を言ってるんだ？」と激しく問い詰めた。
写真：SBS「보물섬」HPより
一週間後、ドンジュはDNA鑑定書を手渡しながら再びイルドと対面。「あの日の挑発であんな行動を取るなんて」と皮肉を言うドンジュに、「自分の子を車で轢いて、体に3発も撃ち込んだんだぞ。最後の1発は、息子が『僕は父さんの息子です』と言いに来た時だった。どこからどう謝って、どう許しを請えばいいんだ」と自責の念に駆られた。ドンジュは「それは代表ご自身で考えてください」と返し、「テユンが心配してますよ。代表が命を絶つんじゃないかって。そんなことしないでください。僕からのお願いです」と続けた。ホ・イルドは「お前はなぜ、俺が生きていることを望むんだ？」と苦しみを吐露した。

その後、ヨム・ジャンソンの元を訪れたホ・イルドは「今からでも大山（テサン）から手を引け。遅すぎるかもしれないが、俺の人生から“ヨム・ジャンソン”という悪魔を消し去る」と宣言。「俺なしじゃその座には行けないぞ」と嘲笑うジャンソンに「大山（テサン）を息子ドンジュと共に築く」と言い切る。

これに対しジャンソンは、ドンジュンを信頼する会長チャ・ガンチョン（ウ・ヒョン）に「ドンジュに2兆ウォンを奪われたこと、ドンジュがイルドの息子であるこ。その事実を隠す理由は、いずれチャ・ソヌを失脚させるため」と疑念を吹き込む。不安に駆られたチャ会長はドンジュから内密金庫の暗証番号を聞き出し、ジャンソンの思惑通りに動く。

チャ会長はイルドとドンジュを一堂に呼び出して「場」を設け、ジャンソンはそこにチョ・ヤンチュン（キム・ギム）を送り込んだ。事情を知らないままイルドとドンジュは、互いの胸の内を初めて打ち明ける。血のつながりに引かれながらも決して簡単には近づけない父子の対話が交わされる中、突如としてヤンチュンが襲撃。混乱の中、イルドはドンジュを守るために動き、ヤンチュンと共に2階から転落した。



■見どころ、感想、考察など
第13話は、親子の悲劇と裏切り、そして復讐が交錯する濃密な回だった。イ・ヘヨン演じるホ・イルドが、自らの過去の罪と真正面から向き合いながらも、息子ソ・ドンジュ（パク・ヒョンシク）を救うために身を挺する姿は、視聴者に深い感動を与えた。

とくに、3度まで命を狙われたドンジュと、父として赦しを請いながらも罪の重さに苦悩するイルドのやり取りは、複雑な親子関係の本質を突く名場面となっている。そこに割って入る絶対悪・ヨム・ジャンソン（ホ・ジュノ）の策略と陰謀がさらに緊迫感を高め、視聴者の緊張を最後まで途切れさせない構成だった。

また、「生きているのか」「死んだのか」のギリギリの駆け引きや、DNA鑑定書を手渡す場面など、ドラマチックな演出が随所に盛り込まれており、息をのむ展開の連続。重厚なテーマとエンタメ性が見事に融合した秀逸な回と言える。

「埋もれた心」は、毎週金曜22時、土曜21時50分に放送され、その後23時30分からディズニープラスにて独占配信される。第14話は4月5日（土）放送、配信する。

◇YouTube｜SBS Catch「보물섬」チャンネル

◇韓国ドラマ『埋もれた心』｜予告編
◇SBS「보물섬」HP

【作品詳細】【「埋もれた心」を2倍楽しむ】