「ハイパーナイフ」ソル・ギョングの計画に隠された師弟愛…パク・ウンビンは師匠を救えるのか【第7−8話(最終回)ネタバレ】

Disney+ (ディズニープラス)「スター」にて独占配信中
パク・ウンビンとソル・ギョングの熾烈な対立を描く、Disney+(ディズニープラス)「ハイパーナイフ 闇の天才外科医」クライマックスとなる第7話と第8話が4月9日(水)に独占配信を開始した。
愛弟子を守ろうとするドッキ(ソル・ギョング)の行動に、いつしか憎しみとは違う師匠を救いたい気持ちを抱き始めたセオク(パク・ウンビン)は、彼の手術の異常な真相に気づきながらも手術を成功させることができるのか。 気になるあらすじと見どころを見てみよう。(ネタバレあり)
●【「Disney Plus」で独占配信の韓国ドラマ】
「ハイパーナイフ 闇の天才外科」は、医療業界で期待されていた天才外科医セオクと、彼女をどん底に突き落とした師匠ドッキとの対決を描くメディカル・サスペンスだ。【「ハイパーナイフ」を2倍楽しむ】では、全話あらすじと見どころ、韓国での評判や関連動画などまとめていく。
■キャスト【キャラクター(俳優・登場人物徹底紹介】
チョン・セオク役:パク・ウンビン
チェ・ドッキ役:ソル・ギョング
ソ・ヨンジュ役:ユン・チャニョン
ハン・ヒョノ役:パク・ビョンウン
ほか
■第7話あらすじ
罪を軽くするためにセオク(パク・ウンビン)を警察に突き出そうとしていたミン社長(ウォン・ヒョンジュン)を密かに処理したドッキ(ソル・ギョング)。ヨンジュ(ユン・チャニョン)のおかげで警察との接触を避けたセオクはドッキが逃げ道を用意してくれたことに気づく。
ヤン警部(ユ・スンモク)は残された血痕を辿ってミン社長を追うが、社長は遺体で発見される。ミン社長と結託して違法手術や看護師を殺害した医者がドッキだと勘違いし、ドッキを問い詰めるが、ドッキは否定せずヤン警部の弱点を切り札に彼を口止めする。
ドッキが余命わずかだと言われて手術して救えると逆上したセオクだが、送られてきた検査結果は、かつて知らされていた病状よりも遥かに悪化していた。ヨンジュの説得もあり、悩んだ末にドッキを救うことを決意したセオクだが、警察の調査を危惧した組織に呼び出される。
崖から転落し意識不明だったギヨン(リュ・ヘジュン)が死んだ。葬儀で顔を合わせたドッキはセオクにミョンジン(キム・ハクソン)を殺した理由を打ち明けた。セオクに目をつけ、金儲けのためにスカウトしようとしたミョンジンに対して、自慢の弟子を奪われまいと殺したと明かしたドッキは妙に同調するセオクに違和感を覚える。
ヤン警部がセオクの関連に気づき始める一方、躊躇するドッキに喧嘩腰に手術を受けろと説得を続けるセオク。アレン・キム(ハン・ジュヌ)とセオクに手術をしてもらうべくドッキが進めていた計画を知らないセオクらは独自に手術室を確保していたが、その矢先にヤン警部から呼び出されて取り調べを受けることになってしまう。
手術の日程を告げられ、遠くへ行こうとするドッキだが、ラ女史(カン・ジウン)からセオクが警察に取り調べられていたと知り顔色を変える。手術の約束の時間になっても現れないドッキ。その頃、ヤン警部はドッキのもとに向かい、冷凍庫から失踪したイ刑事の遺体を発見していた…。
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Disney+ (ディズニープラス)「スター」にて独占配信中
■第8話(最終回)あらすじ
イ刑事を殺す前にヤン警部が不正を働いていたと供述させていたドッキ。セオクを疑うヤン警部に対して、頑なに全て自分のやったことだと主張する。
ドッキの代わりに現れたアレン・キムから、ドッキが綿密に立てていた手術計画の真相を聞かされても、すぐに手術すべきだと怒るセオク。更にドッキが危険な薬を投薬していたことを知るとドッキに会うために飛び出す。
ドッキがわざと病状を悪化させて、手術中に死ぬことを望んでいると知ったヒョノは衝撃を受ける。翌日、匿名の通報でドッキの所有する倉庫からイ刑事の遺体が発見された。
セオクはドッキが手術中に死ぬことで、自分に挫折を味わわせて医師として成長させようと考えていると知るが納得がいかない。前例のない難しい手術になると知りながらも、セオクはドッキを探しに再び威勢よく飛び出していく。
かつて助けた組織の親分にドッキの消息を探らせる一方、ラ女史はヨンジュに続きヒョノにも接近し、ドッキの居場所を知らせる。ヒョノは手術を諦めて最期まで世話をすると説得するがドッキは頑なに拒絶する。
警察は殺人容疑でドッキを指名手配。ヨンジュはラ女史に連絡して、ドッキがヒョノの看病を受けていることを知りセオクに知らせる。
かつて手術で失敗をしそうになり、セオクに助けられたことが恥ずかしくてセオクを遠ざけたことを打ち明けるドッキだが、彼の異常な師弟愛が理解できないヒョノ。ドッキはセオクに大切な人を死なせた挫折をバネにもっとよい医師になってほしかったのだ。
ヤン警部を呼び出したセオクは、ドッキが死ぬ間際に逮捕してほしいと取引していたことを知り、自分が殺したと自供しドッキを救うと宣言。ドッキが生き延びると都合が悪いヤン警部はどんな手を使ってでもセオクを止めようと彼女に襲いかかる。必死に抵抗するセオクは遂にヤン警部まで手にかけてしまった。
セオクがヤン警部を殺したと知って、言われた通りに姿を現さざるをえなくなったドッキ。セオクは時間稼ぎをして自ら死に向かおうとするドッキに怒声を上げ言い合いになり、彼に死なずにそばで見守ってほしいと本心を語り始めるが、ドッキの意思を曲げることはできなかった。
それから時が経ち、ドッキが計画した手術の時がやって来た。手術室に集まった一同。ドッキを前にしても手術を成功させると言い張るセオク…。
更に時が経ち、再びセオクのもとに難しい手術の依頼が舞い込んだ。即席の手術室で誰かを待つ一同。セオクは彼が現れるのを信じていた。そして彼女の言った通り、手術室にある人物が現れる…。
■見どころ
天真爛漫なイメージの強いパク・ウンビンがサイコパスな天才脳外科医を演じることで話題のドラマ作品が4週にわたるリリースの末、遂に完結した。
天才的なスキルを持ちながら、医師の道を閉ざされたセオク(パク・ウンビン)の前に、人生を狂わせたかつての師匠ドッキ(ソル・ギョング)が現れ、脳の重い病気の手術を執刀してほしいと頼み込んだことで、復讐劇としてスタートしたストーリーは回を重ねるごとに後戻りのできない深みに沈み込んでいった。
当初は医師の道を閉ざされても違法手術を続け、必要となれば邪魔者を殺すことも厭わないサイコパスなセオクの狂気が目立っていたが、徐々にドッキの内面的な狂気も描かれ、復讐劇は次第に互いの本心を分かり会えない不器用な師弟愛の物語に変化していった。
最終章となる今週配信エピソードでは、手術をさせようとしていたドッキが、手術を決意したセオクを遠ざけるという不可解な展開の末、驚きの真実が明かされた。彼は生きるために手術を選んだのではなく、失敗したことがないセオクの目の前で自分が手術中に死ぬことで、彼女をより人間らしく成長させようとしていたのだ。真意を知って泣き叫びながら手術を受けさせようとするセオクに対して、頑なに意思を曲げようとしないドッキの狂気に満ちた師弟愛が描かれ、最後は手術が始まるシーンでエンドロールに突入する。
手術が成功したのかどうかは明確には描かれていないものの、途中で描かれる後日譚では違法手術を続けるセオクらのチームに一人加わったこと、セオクの彼に対する目つきから全面的な信頼感が感じられることから、手術は成功してドッキもまた違法手術のチームに加わり。セオクにとってはそれが闇の世界だったとしても、再び敬愛する師匠と手術を共にできるハッピーエンドになったことが窺える。
第7話でドッキの計画と真意が明らかになるまでは少し難解さが否めないが、それ故に物語の結末で描かれる師弟愛が深い余韻を残す作品だ。
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■スタッフ
脚本:キム・スンヒ
監督:キム・ジョンヒョン(「クレイジーラブ」「ダーリンは危機一髪!」)
