「対岸の家事」“詩穂”多部未華子のある言葉に“礼子”江口のりこが感動 第3話ネタバレと第4話予告

4月15日に放送されたTBS火曜ドラマ「対岸の家事~これが、私の生きる道!~」(毎週火曜、22時)“辛いときは肩を貸す”詩穂(多部未華子)の言葉に礼子(江口のりこ)が涙。4月22日放送の第4話ではあることがきっかけで詩穂と虎朗(一ノ瀬ワタル)に亀裂が走る。予告動画は番組公式サイトに掲載されている。
「対岸の家事」とは
誰かがやらなければいけない“お仕事”、それは“家事”。主人公の詩織は過去の出来事から 「家族のために“家事”をすることを“仕事”にしたい」と専業主婦を選んだが、今の時代に専業主婦は珍しく・・・夫が帰ってくる間、長い昼間を2歳になる娘と過ごす中、ひょんなことから、働くママや育休中のエリート官僚パパと出会う。生き方も考え方も正反対な「対岸にいる人たち」とぶつかり合いながら、終わりなき家事というお仕事をテーマにしたヒューマンドラマ。朱野帰子による同名の小説が原作(講談社文庫)。⇒【全話あらすじと見どころ】
第3話ネタバレ
礼子の娘・星夏(吉玉帆花)がおたふく風邪にかかり、仕事が休めない礼子に頼まれ、詩穂が星夏を預かることになる。苺と星夏が仲良く遊ぶ姿にほっこりしながら楽しく1日を過ごす詩穂だが、それを聞いた中谷(ディーン・フジオカ)に「他人の娘を預かるならきちんと対価をもらうべき」と忠告され、詩穂は思いもよらない言葉に驚く。
一方、礼子は星夏の看病のために数日休みが欲しいと相談すると、意外にも後輩・今井(松本怜生)は礼子の仕事を引き継ぐことを快諾。それは、育児や介護で会社を休む社員の代わりに働いた人へプラスで給与が支払われるシステム導入があったからだった。“肩代わり制度”というこのシステムを礼子から聞いた詩穂は腑に落ちない感覚を覚える。
数日後、無事に職場に復帰した礼子だったが、その矢先に今度は長男の篤正(寿昌磨)がおたふく風邪にかかってしまう。夫は出張中で、子供の面倒は頼めない。街で偶然出くわした中谷から「対価を支払うべきだ」と言われたことも頭をかすめるが、もはや頼めるのは詩穂しかないと、シッター代8万円を包んで詩穂に頼むことに。詩穂はお金をもらい子供を預かることにためらいながらも、困っている礼子を前に仕方なく承諾する。しかし、苺と違いやんちゃな篤正は、詩穂の手を煩わせ、家事が完璧にこなせなくなってしまいモヤモヤしてしまう。
篤正を預かってもらい、礼子は仕事に穴を開けずに済んだが、詩穂は礼子にもらったお金を返すことにした。「礼子さんが大変なのはわかります。でも、それを全部私がなんとかするのは無理です」と話し、子供を預かることを仕事にしたくないこと、家事が自分の仕事なのにちゃんとできてなかったと、命を預かる責任や、自分の生活を守りたい気持ちを告白した。自分のことを不器用で容量が悪いと思う詩穂は、昔母から「不器用だけど時間をかければできるようになる。」と言われたことを思い返し、詩穂は自分にとって一番幸せだと思うことを見つけたら全ての時間をかけようと決めたことを話した。
家事が自分の仕事だから、それをおろそかにすることはできないと話す詩穂に、礼子は、これは仕事も家事もやることを選択した自分への罰だと言って、仕事や家事を同僚や詩穂に肩代わりさせているとため息をついた。詩穂は、“肩代わり”だと罪悪感を覚えると言って、“肩を貸す”が良いと言い出した。「やっぱ言い方って大事なんだなあ」と一人で納得する詩穂は、姿勢を正し、礼子に「全部は無理でも、少しなら私の肩貸せます」と笑顔を見せた。そして子供のころに呼んだ絵本の“海の上の雨”の話しを礼子に語った。
海の上に降る雨は、そこを通りかかった船にしかわからない。船長が通りかからなければ、その雨はなかったものになってしまう。そして、以前、屋上にいた礼子を見た時、詩穂は、「今、自分は海の上の雨を見ているのかもしれない」と思ったと語った。見ないふりをしたら、海の上に降る雨のように、なかったことになってしまう。だから、詩穂は礼子に肩を貸すのだと話し、詩穂の優しさに礼子の目が潤んだ。その後、礼子は職場の片隅で泣いている今井を見かける。聞けば、大事な飼い犬がガンだという。礼子は「海の上に降る雨」の話を思い出し、今井のように、家族であるペットのための休暇が取れるよう就業規則の改定案を作ろうと動き出すのだった。
■活躍が止まらない江口のりこ
「対岸の家事」で、育児がワンオペ状態で、仕事と家事に爆走する限界ママ・礼子を演じる江口のりこ。第3話では、保育園からの呼び出しで早退する中、職場では後輩から「復帰は早かったんじゃないですか」と嫌味を言われながらも、仕事と家庭の両立に邁進。しかし、詩穂の助言もあり、少しずつ自分を変えていく様子を丁寧に演じた。
今期ドラマで異様な活躍を見せる江口は「対岸の家事」に加え、「あんぱん」(NHK)、「ソロ活女子のススメ5」(テレ東系)と3本に出演。「あんぱん」では、夫亡きあと、家計を支えるためにアンパン屋を開く母親を演じ、「ソロ活~」では、日々ソロ活に邁進する独身雑誌編集部の契約社員女性を演じるなど、まったく違うタイプの役柄を演じ分け、唯一無二の存在感を放っている。どのドラマもまだ序盤戦なので、それぞれの役をどう演じ分けていくか、これからも注目したい。
■第4話あらすじ
苺が体調を崩してしまい、詩穂はかかりつけ医の蔦村医院を訪れる。受付で出迎えてくれる若先生の妻・晶子(田辺桃子)は元保育士で結婚を機に退職しており、いつも笑顔で気配り上手。医院にやって来る患者さんたちから愛される存在だ。
大先生が入院し、若先生(朝井大智)が小児科と内科を切り盛りする蔦村医院は、昔からの常連患者たちの関心は医院の跡継ぎについてだが、この日も晶子は患者から「孫ができれば大先生も元気になる」と悪気のない子作りプレッシャーをかけられる。そんな中、近所のレディースクリニックで晶子と偶然出会った詩穂は、晶子の苦しい胸の内を聞くことに。一方、村上家ではお互い両親についてを話すうち、詩穂と虎朗はケンカをしてしい、詩穂は他界した母のことを思い出すのだが・・・。
TBS 2025年4月1日スタート。毎週火曜日22時放送「対岸の家事~これが、わたしの生きる道!~」。出演:多部未華子、江口のりこ、ディーン・フジオカ、一ノ瀬ワタル、島袋寛子、田辺桃子、松本怜生、川西賢志郎、永井花奈、寿昌麿、吉玉帆花、五十嵐美桜、中井友望、萩原護、西野凪沙、緒方直人、田中美佐子 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@taigan_tbs」。
◇TBS「対岸の家事~これが、わたしの生きる道!~」番組公式サイト
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