「特捜9 final」映美くららの“卵子”誘拐事件の裏にパワハラ問題があった【第2話ネタバレ・3話予告】

2025年4月16日に「特捜9 final season」(毎週水曜、21時、テレビ朝日)第2話が放送され、浅輪直樹(井ノ原快彦)たちは、子どもの誘拐事件とともに、“凍結卵子”の誘拐を追った。そこにはパワハラ問題が隠れていた。4月23日に第3話が放送される。予告動画は番組公式サイトで公開されている。
「特捜9」とは
「特捜9 final season」は井ノ原快彦演じる特捜班の班長・浅輪直樹を中心に、特捜班メンバーがそれぞれの方針で捜査をして真実に迫る。背後に潜むさまざまな人間ドラマとそれらに全力で向き合う刑事たちの姿を1話完結形式で描くドラマだ。その最終シーズンとなる「特捜9 final season」の第2話が4月16日に放送された。
■第2話ネタバレあらすじ
頭から血を流しふらふらと交番にやってきた男・市ノ瀬悠人(東ヨシアキ)の腕には男の子の赤ちゃんが抱かれていた。しかし、市ノ瀬は力尽きて亡くなった。その後、村瀬(小宮山)志保(羽田美智子)、青柳靖(吹越満)、矢沢英明(田口浩正)、高尾由真(深川麻衣)らの捜査で、抱いていた赤ちゃんは彼の子どもではないことが分かった。市ノ瀬のことを4人は調べ始める。青柳によると、市ノ瀬には恋人がいたらしいが、子どもは市ノ瀬の子ではないことから、子どものいる女性と付き合っていたと考えるが、まだ、わからなかった。
一方で、特捜班に向かう道中、班長の浅輪直樹(井ノ原快彦)は奥原杏里(映美くらら)が警察署の前で「子供が誘拐された」と騒ぐところに遭遇した。しかし、盗まれたのは“子ども”ではなく自身の“凍結卵子”だった。犯人は後から伝える要求に従わなければ卵子はどうなるか分からないと脅迫してきたという。
直樹は市ノ瀬の事件のほうは青柳たちにまかせて、由真の後輩である品川東署・盗犯係の南双葉(富田望生)と行動を共にする。卵子を持ち出したのはクリニックの事務員・長谷部恵奈(玉井らん)である可能性が浮上した。2人は恵奈のもとへと向かうも、直樹らが訪れると彼女は小学生を突き飛ばし逃走を図ろうと試みるのだった。その様子をみた双葉は「市民を危ない目に遭わせてまで守らなければならないものなのでしょうか?」と、凍結卵子は《命》なのかどうかを、直樹に問いかけてきた。直樹は「被害者が大切にしているものだから、守らなければいけない」と答える。
やがて、市ノ瀬が抱いていた赤ちゃんの母親が判明した。なんと、直樹たちの前から逃走していた恵奈の子どもだった。実は、恵奈は子どもを人質にとられて仕方なく杏里の凍結卵子を持ち出したのだ。子どもを人質にとったのは、市ノ瀬と大坪という男だった。恵奈は市ノ瀬の姉・まどかと友人で、大坪はまどかの恋人だった。まどかは、杏里の会社に勤めていたが、杏里のパワハラを苦に自殺していた。
杏里に話を聞くが、まどかが死んだのは彼女が弱かったからだと一刀両断する。そこにまた大坪から連絡が入り、会社上場記念のパーティの会場でパワハラ問題を言及しろという。直樹たちは大坪のアパートに向かうが、すでにもぬけのからだった。
直樹たちはまどかが飛び降りたビルが怪しいといって、そこに向かう。大坪はそこにいた。実はまどかのお腹には大坪との子どももいたので、杏里は二人の命を奪ったと訴える。市ノ瀬は恵奈の子どもを返そうといい、二人でもめてしまって、大坪が突き飛ばしたことが原因で命を落とした。
直樹は杏里に凍結卵子が守られたこと、まどかのお腹には子どもがいたことを告げる。知らなかったからという杏里に「加害者二人がなぜ復讐したか、その理由をお伝えしたかったんです」と静かに告げた。
凍結卵子は人の命と同じなのか?
第2話で誘拐されたのは“凍結卵子”だった。これまでの刑事ドラマでペットの犬が誘拐されたり、高額な楽器や持ち物などが持ち出されることがあったが、“凍結卵子”は令和の今だからの話題だった。途中で、由真の後輩である品川東署・盗犯係の南双葉(富田望生)が直樹に問う「市民を危ない目に遭わせてまで守らなければならないものなのでしょうか?」は、かなり重い問いかけとなった。
特捜班の私生活がまたまた見れた。
第1話でも直樹の妻・倫子(中越典子)、青柳のパートナーの垣内妙子(遠藤久美子)、志保(羽田美智子)が夫と電話しているシーン、矢沢英明(田口浩正)の子どもが登場などメンバーそれぞれのプライベートが垣間見られたが、第2話でも倫子と妙子が登場した。妙子の母が亡くなり、「ひとりぼっちになってしまった」と亡く妙子に「俺がいる」と以前から変わらぬ100%の愛を妙子に告げる青柳が愛らしい。特捜班のメンバーといるときの青柳と真逆の雰囲気を見せていた。23日に放送される第3話は誰の家族が登場するのか?
結婚式場に特捜班が潜入する第3話
23日に放送される第3話の舞台は結婚披露宴。人生一番もりあがるシーンにまさかの脅迫が。さらに友人が殺されてしまう。そんな結婚式に特捜班が潜入するのだが、日頃と違って正装しているメンバーにも注目できる。
「キャストが語る!特捜9」
番組ではシリーズが終わる集大成として、番組公式サイトでこれまでのエピソード総選挙を行うと同時に、登場人物に「特捜9」について語ってもらっている。第1回は主演の井ノ原快彦だ。今後、特捜班のメンバーがインタビューに答えてゆく。
■第3話あらすじ
高村裕樹(時任勇気)と泉絵里奈(能條愛未)の結婚式に列席予定だった広瀬大介(髙野光希)が刺殺体で発見される事件が発生した。特捜班班長の浅輪直樹(井ノ原快彦)は、ウェディング・プランナーの星野七美(加藤夏希)に確認するが、名簿には広瀬の名前はなかった。
しかも、七美によると二日前に《式を中止しろ》との脅迫文が届いていたのだが、絵里奈の父親が県議会議員でこのような脅迫のイタズラは日常茶飯事であったため、式はそのまま敢行されることになった。その後、青柳靖(吹越満)、矢沢英明(田口浩正)の捜査で、被害者が未解決の強盗・放火事件の犯人である可能性が浮上した。式に村瀬(小宮山)志保(羽田美智子)、高尾由真(深川麻衣)を含めた特捜班の参列することになった。
直樹はウェディング・プランナーに扮したが、たびたびミスをして七美と衝突する。そのうちに、この日のためにシンガポールから来日した新郎の先輩・瀬戸口和也(渡部秀)らも集まり式は開始されるが、新郎・新婦の馴れ初めを紹介するVTRに、例の強盗・放火事件の動画が流れる。なんと、2人の出会いはこの事件現場だったのだ。
やがて、敷地内に不審者がおり、ウェルカムボードが無残にも引き裂かれていたことが発覚する。逃げ出す怪しげな男を直樹は取り押さえるが、そのことで新郎・新婦にまつわる思わぬ真実が浮き彫りとなるのだった。
テレビ朝日 2025年4月9日スタート。毎週水曜日21時放送「特捜9 final season」。出演:井ノ原快彦、羽田美智子、吹越満、田口浩正、深川麻衣、向井康二(Snow Man)、中越典子、原沙知絵 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@5drama9tokusou」。
◇テレビ朝日「特捜9 final season」番組公式サイト
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