「鬼宮」旋風の次はこれ―Netflix新作「呑金/タングム」に高まる期待と両作品の比較

朝鮮時代を舞台にした韓国時代劇に、今、新たなブームが巻き起こっている。
現在、SBS金土ドラマとして放送中の「鬼宮(原題:귀궁)」が韓国国内外で爆発的な人気を誇る中、Netflixでは新シリーズ「呑金/タングム(原題:탄금)」が5月16日に配信開始を迎える。両作はともにファンタジー要素を含んだ時代劇であり、韓国メディアや視聴者の間では“次なるヒット作”をめぐる比較論が巻き起こっている。
●【「Lemino」で独占配信の韓国ドラマ】 / 【「Netflix」で独占配信の韓国ドラマ】
韓国でヒット中の「鬼宮」、視聴率もグローバル評価も好調
「鬼宮」は、巫女と悪神の魂が交錯する妖怪ファンタジーで、放送開始以降3週連続で同時間帯視聴率1位を記録する快進撃を見せている。韓国の伝統文化や怪異伝説を独自にアレンジした世界観と、ジャンルを横断する構成力が高く評価され、VikiやIMDbといった海外サイトでも高スコアを維持している。また、日本では動画配信サービスLeminoが独占配信中で、グローバルな注目度の高さを裏付けている。
Netflix「呑金/タングム」に高まる“ポスト鬼宮”への期待
一方、5月16日よりNetflixで全話一挙配信される「呑金/タングム」は、俳優イ・ジェウクとチョ・ボアが主演を務めるミステリーメロ時代劇。記憶を失った青年と、彼の運命を左右する王女の出会いを中心に、家族の秘密や宮中に渦巻く陰謀を描く。
本作は、ミステリー、メロドラマ、時代劇という要素が複雑に絡み合う構成で、単なるラブストーリーにとどまらない人間ドラマが見どころとされる。主演のイ・ジェウクは、代表作「還魂」シリーズ以来となる時代劇出演とあって、演技面への期待も高い。
韓国メディアも「鬼宮に続く次なる話題作」と位置づけ、公開前から大きな注目を集めている。
韓国メディア・ファンが注目する共通点と相違点
いずれの作品も朝鮮時代を舞台としつつ、伝統的な史劇とは異なり、ファンタジーやサスペンス、ロマンスといった複数ジャンルを融合させた点が共通している。

「鬼宮」はジャンルの壁を越えた独創的な脚本と演出が特徴で、キャラクター造形やストーリーテリングに対する評価も高い。一方の「呑金/タングム」は、謎解きと感情の葛藤を軸に据えたミステリー仕立ての構成が注目されており、より“感情に訴える物語”として差別化を図っている。
視聴者の期待と今後の展開
「鬼宮」のヒットを追うようにして登場する「呑金/タングム」は、配信前から韓国のSNSやコミュニティで“鬼宮に続くか?”“どちらが好みか?”といった比較コメントが飛び交っている。実際の評価や視聴データは配信開始後に明らかになるが、「鬼宮」の勢いがNetflix新作への注目をさらに押し上げていることは間違いない。
両作品はジャンルや舞台背景が似通っているだけでなく、主演俳優の魅力、脚本の完成度、演出の独自性といった点で“韓国時代劇の新しいスタイル”を提示している。それゆえに、視聴者は自然と両作品を比較しながら楽しむ構図になっている。
結論:「鬼宮」から「呑金/タングム」へ、時代劇ファンタジーの新章が始まる
「鬼宮」の大成功は、今後の時代劇ファンタジー作品に大きな影響を与えることが予想される。そこへ登場するNetflixの「呑金/タングム」が、どのような反響を呼ぶのか。ジャンルを越えた韓国時代劇の進化は、まさに今、新たなステージへと進もうとしている。
それぞれの【2倍楽しむ】では、キャストの徹底紹介、放送・配信にあわせた全話のあらすじと見どころ、視聴率や評判、時代背景や豆知識などまとめていく。
【「鬼宮」作品詳細】【「鬼宮」を2倍楽しむ】
【「呑金/タングム」作品詳細】【「呑金/タングム」を2倍楽しむ】
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