韓ドラ春の覇者はどっち?Netflix「呑金/タングム」 VS Disney+「ナインパズル」徹底比較

【グローバル視点で読む韓国ドラ】韓国ドラマ界で2025年春、韓国国内はもちろん、世界中のドラマファンや業界の注目を集めているNetflix「呑金/タングム」とディズニープラス「ナインパズル」の2大新作。
●【「Netflix」で独占配信の韓国ドラマ】
●【「Disney Plus」で独占配信の韓国ドラマ】
両作はジャンルや舞台、ストーリー、キャスト、そして配信戦略において明確な違いを持ち、韓国ドラマの多様性とグローバル展開の最前線を象徴する存在となっている。本日16日、ひと足先に「呑金/タングム」が配信開始された。
■作品概要・ジャンル比較

ストーリーと世界観
■「呑金/タングム(原題:탄금)(Netflix)
舞台は朝鮮王朝時代。有力商団の後継者ホンランが12年前に失踪し、記憶を失ったまま帰還。彼を探し続けた義姉ジェイとの間に芽生える禁断の感情や、商団内の権力争い、家族の絆が複雑に絡み合うミステリーメロ時代劇。
原作はチャン・ダヘの小説『呑金:金を飲み込む』。物質主義や権力への執着がもたらす悲劇を象徴的に描く。
■「ナインパズル(原題:나인퍼즐)」(ディズニープラス)
現代ソウルが舞台。10年前の未解決殺人事件の唯一の目撃者であり容疑者とされたユン・イナが、犯罪プロファイラーとなり、彼女を疑う刑事キム・ハンセムと共に新たな連続殺人事件に挑む本格サスペンス。
事件現場に残されたパズルのピースが物語の鍵となり、予測不能な心理戦が展開される。
キャスト・スタッフ・演出
呑金/タングムは「還魂」のイ・ジェウクと「この恋は不可抗力」のチョ・ボアが主演。演出は「ボイス」などで知られるキム・ホンソンが担当し、映像美や時代考証にこだわった重厚な世界観が特徴。
ナインパズルは「梨泰院クラス」のキム・ダミと「殺人者のパラドックス」のソン・ソックが初共演。監督は「ナルコの神」のユン・ジョンビン、脚本はイ・ウンミ。緊張感あふれる心理劇と推理要素が見どころ。
配信戦略・話題性
「呑金/タングム」はNetflixによるグローバル配信で、全11話の一挙配信。韓国のみならず世界190か国への展開を見据え、国際的な話題作となっている。
「ナインパズル」はディズニープラス「スター」枠で全11話。初回に6話一挙配信し、その後も複数話ずつ配信する戦略で、視聴者の熱量を維持しつつSNSでの話題拡散を狙う。
作品の魅力と注目ポイント
「呑金/タングム」は、歴史劇ならではの壮大なスケールと、禁断の愛や家族の絆、権力争いといった普遍的なテーマが現代にも通じる深みを持つ。原作小説の重厚な物語と映像化による美術・衣装・音楽の融合が魅力。
「ナインパズル」は、緻密なプロファイリングと心理戦、パズルのピースを巡る謎解きがサスペンス好きの心を掴む。主演2人の化学反応と、事件の真相に至る予測不能な展開が最大の見どころ。
総括
Netflix「呑金/タングム」は歴史と人間ドラマの重厚さ、ディズニープラス「ナインパズル」は現代的な心理サスペンスの緊張感と謎解きの面白さが際立つ。韓国ドラマの多様な魅力を象徴する両作の対決は、視聴者の好みや配信サービスの利用傾向によって評価が分かれるが、いずれも2025年春、世界中の韓ドラファンの話題をさらうことは間違いない。
【「呑金/タングム」を2倍楽しむ】 / 【「ナインパズル」を2倍楽しむ】
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