Netflix「呑金/タングム」キム・ジェウク圧巻のサイコパス演技…イ・ジェウク奪還作戦の結果はいかに【第9-10話あらすじ】

05月18日22時04分ドラマ
Netflixシリーズ「呑金/タングム」独占配信中

5月16日(金)に独占配信されたイ・ジェウク×チョボア主演のNetflixシリーズ「呑金/タングム(탄금)」。第9話と第10話では屋敷を飛び出して追われながらも幸せに暮すジェイ(チョ・ボア)とホンラン(イ・ジェウク)が捕らえられ、屋敷やハンピョン大君(キム・ジェウク)が関わるおぞましい過去が明らかになる。気になるあらすじと見どころをチェックしてみよう。(ネタバレあり)

【「Netflix」で独占配信の韓国ドラマ】



「呑金/タングム」は、12年間行方不明だった朝鮮最大の商団の息子ホンランが突然戻ってくるところから物語が始まる。彼は記憶を失っており、唯一その正体に疑念を抱く義妹ジェイとの間に、説明のつかない感情が芽生えていく。【「呑金/タングム」を2倍楽しむ】では制作発表会のまとめや、「鬼宮」との比較、キャストの徹底紹介などをしている。また配信にあわせて全話あらすじと見どころ、韓国での評判などまとめていく。

■キャスト【キャラクター(俳優・登場人物徹底紹介】
ホンラン役:イ・ジェウク
シム・ジェイ役:チョ・ボア
ムジン役:チョン・ガラム
ミン・ヨニ役:オム・ジウォン
シム・ヨルグク役:パク・ビョンウン
ハンピョン大君役:キム・ジェウク
 ほか

■第9話「人身供養」あらすじ

全てを捨てて屋敷を飛び出したホンラン(イ・ジェウク)とジェイ(チョ・ボア)。偽物の狙いを探るために、彼を探させるヨルグク(パク・ビョンウン)。ジェイを取り戻したいムジン(チョン・ガラム)も加担し、偽物である証拠を渡す代わりに、ジェイと結婚するためヨルグクとの離縁を申し出る。ヨニ(オム・ジウォン)や、任務を放棄したホンランを連れ戻したいコンニム(イ・ガリョン)ら組織も二人の行方を追い始める。

気持ちが通じ合った二人は束の間の自由を味わうがすぐに追っ手から隠れる羽目になる。ムジンが率いる一派、ヨニの手下、コンニムら組織の3組が二人の行方を探り、夜の森で衝突を起こす。

そしてヨニの一派は森でジェイを見つけて殺害を試みる。どうにか逃げ延びた二人だが、ジェイが毒矢を受けてしまう。

薬草を手に入れて看病している間にも追ってくる刺客に一人で応戦していくホンラン。組織の前に姿を現したホンランはジェイを安全なところに送り届けたら戻ると約束し、ジェイの安全を確約させる。

二人は山の上の小屋で幸せな生活を送り始めるが、そんな生活も長くは続かなかった。彼らを見つけたムジンは、村人を脅して差し入れに睡眠薬を混ぜると、眠ったジェイを連れ去ろうと画策する。戻ってきたホンランと刀を交える。そこへ他の派閥も参戦しジェイの命を狙い始め絶体絶命の危機に。

結局、ヨルグクが送った兵により、ジェイとともに屋敷に連れ戻されたホンランはその正体を問い詰められる。余裕を浮かべていたホンランだが、幼い頃に背中に入れられた刺青を晒され、ジェイに見られたことで涙を流し始める。



タングムNetflixシリーズ「呑金/タングム」独占配信中

■第10話「甘く切ない別れ」あらすじ

幼い頃、「雪鬼」に攫われ、拷問の末に背中に烙印を押されたホンラン。施術をしたのはハンピョン大君(キム・ジェウク)だった。拷問を受けながらもヨルグクにどうしてこうなったのか、誰が何の目的で子どもを害しているのか問いただすホンラン。

ヨルグクはムジンを後継者に指名し、ヨニを離れに幽閉。更にハンピョン大君に背中の刺青のことを仄めかし、彼の行動を注視することに。ハンピョン大君は権力を使い、ホンランの身柄の移送を命じ、その過程でコンニムらはハンピョン大君が「絵描き」だったことを突き止める。

ムジンが強引にジェイを妻にするためにホンランを傷つけたことで、ムジンへの信頼感を失ったジェイも、ホンランが連れ去られるのを目撃し、ハンピョン大君の正体を知ってしまう。

ヨルグクに代わってハンピョン大君と接触を試みたムジンは、ジェイが屋敷の様子を伺っているのを見て、ホンランを忘れるよう説得するが、ジェイは強引に自分の気持を押し通そうとするムジンを冷たく見つめ、ホンランへの気持ちを曲げようとしなかった。

独力で脱出したホンランは捕らわれた大勢の子どもを発見する。その頃、都ではハンピョン大君の屋敷に生まれたばかりの獣や若い娘の髪の毛など用途不明の献上品が次々と運び込まれていた。コンニムの前に現れた巫女クィゴクジャ(パク・ジア)は、ハンピョン大君が神に並ぶための儀式を行おうとしていることや、背中に刺青を刻まれたホンランは、生きた呪符であることを教える。

ホンランを犠牲にすべきという巫女の言葉に困惑するコンニムの前にジェイが現れる。点滴だったはずのヨニの前にも現れたジェイは、ホンランを救うために協力を乞う。ハンピョン大君の屋敷に忍び込んだジェイはホンランから商団の秘密の目録の場所を聞き出し、その情報を使ってコンニムとヨニの協力を得る約束を得ていたのだ。

ヨルグクやムジンが見ている前で儀式が始まり、ハンピョン大君が現れる。儀式の最後はホンランら6枚の呪符を背中に刻まれた青年たちを青銅に溶かして鐘を作ることだった。ジェイから密かに渡された剃刀で脱出したホンランをムジンが斬ろうとするが、そこにコンニムの組織が弓矢で襲撃し、祭場は修羅場に。

雪鬼と対峙したホンランは遂に宿命の相手を倒し、ジェイの前に戻り、父にひどいことをされたのにどうして愛したのか涙するジェイを優しく抱きしめた。

コンニムから役目を終えて自由を言い渡されたホンランは、本物のホンランの居場所を尋ねる。本物のホンランは死亡して、屋敷の井戸の底に沈められていた。ようやく再会できたジェイはそばにいながらも見つけられなかったことを詫びて嗚咽する…。



タングムNetflixシリーズ「呑金/タングム」独占配信中

■見どころ

偽物だと分かっても惹かれ合うホンランとジェイ。第9話ではそんな二人が屋敷を飛び出し、追っ手の魔の手を掻い潜りながらもつかの間の幸せな時間を過ごす様子が時にスリリングに、時にハートフルに描かれた。特に山の上の小屋で寝食を共にしたり川で選択する場面はこれまでのストーリー中で最も安心して観られる穏やかなシーンとなった。

第10話では一転し、ホンランの背中に刻まれた刺青や、ハンピョン大君やヨルグクの関与、その目的や幼いホンランの身に起きた悲劇がおどろおどろしく描かれ、キム・ジェウク演じるハンピョン大君のサイコパス的な宗教観が言い得ぬ不気味さを醸し出した。

ジェイにとって唯一の理解者だったムジンは強引に彼女を妻にしようとするなど、一気に悪役に転身し、ジェイの行く手を阻むものの、そんなムジンと決別し、ホンラン救出のために自ら危険に身を投じるジェイの姿が痛快に描かれた。

第10話終盤ではハンピョン大君の儀式は失敗に終わり、本物のホンランの居場所がわかるなど、これまでに提起されてきた物語の謎の大部分は解決したように思える。残りはエピローグ的な要素になりそうだが、最終話となる第11話ではどのような「その後」が描かれるのか、興味が尽きない。

「呑金/タングム」“ホンラン”の幼年期を演じたのは、“キム・テヒ”の娘役を演じて驚かせたソ・ウジン
「呑金/タングム」キム・ミンギ、イ・ジェウクの弟分役で無言の名演技で魅せる繊細な存在感

正体不明の男と彼を見つめる義妹の間に交錯する謎と感情が、見る者をミステリーとロマンスの深淵へと誘っていく「呑金/タングム」は、Netflixで全11話独占配信中だ。

YouTube|『呑金/タングム』予告編 - Netflix



kandoratop【作品詳細】【「呑金/タングム」を2倍楽しむ】