「特捜9 final」垣内妙子(遠藤久美子)に対する青柳靖(吹越満)が格好いい【第8話ネタバレ・9話予告】

05月29日10時12分ドラマ
©テレビ朝日

2025年5月28日に「特捜9 final season」(毎週水曜、21時、テレビ朝日)第8話が放送された。事件の根底には学生時代のいじめがあった。特捜班のそれぞれの捜査で自首してきた人物の背景が明らかにされた。6月4日に第9話「心の居場所」が放送される。伊東四朗、宮近海斗(Travis Japan)が登場。予告動画は番組公式サイトで公開されている。



「特捜9」とは
「特捜9 final season」は井ノ原快彦演じる特捜班の班長・浅輪直樹を中心に、特捜班メンバーがそれぞれの方針で捜査をして真実に迫る。背後に潜むさまざまな人間ドラマとそれらに全力で向き合う刑事たちの姿を1話完結形式で描くドラマだ。その最終シーズンとなる「特捜9 final season」の第8話が5月28日に放送された。

■第8話ネタバレあらすじ

ある私立高校で定時制の教師・椿原祐佳(仁科咲姫)の遺体が発見される。何者かにカーテンのタッセルで絞殺されたようで、遺体の周辺には数珠のブレスレットの玉が転がっていた。防犯カメラに外部からの侵入者は映っていなかったため、直樹(井ノ原快彦)を筆頭に、村瀬(小宮山)志保(羽田美智子)、青柳靖(吹越満)、矢沢英明(田口浩正)、高尾由真(深川麻衣)ら特捜班メンバーは、当日補習を受けていた阿久津英司(丈太郎)、三枝幸生(水野直)ら3人に聞き込みをすることにした。

直樹は、補習を受けていた3人のうちの一人である女性生徒・一色成美(佐々木史帆)宅を訪れる。彼女は直樹の妻・倫子(中越典子)の店の契約の時にいた不動産会社で働いていた人物だった成美はその場で「私が先生を殺しました」と自供するのだった。

三枝に聞き込みに行っていた志保と由真から犯人は三枝だったと報告があがる。さらに、青柳と矢沢によると、遺留品の数珠を持っていた阿久津も犯行を自供したという。三ツ矢(向井康二(Snow Man))は3人のスマホの解析を急ぎで頼まれるハメに…。そして、成美の殺害動機は「先生が怖かった」ことで、三枝は祐佳に300万円をだまし取られた経緯があり、阿久津は祐佳にフラれた腹いせだったと語るのだった。

被害者の首には実際に殺したタッセルでの出血痕と死後につけられた痕があった。3人が共犯という見立てはなくなった。

特捜班のメンバーが捜査を進めると、三枝が持っていた同人誌に書かれた小説と今回の犯行が似ていることがわかる。書いた人物は成美で、成美が犯人だった。成美は学生時代、祐佳たちにいじめられ、はめられて男性とホテルにいくところを写真にとられ、それをねたに脅迫されていたのだ。学校を辞めた成美は定時制に入ると、そこに教師として祐佳がいた。まるでいじめていたことなど覚えていないような祐佳に、衝動的に小説に書いた方法で殺してしまった。とても後悔している。

阿久津は殺人を告白したのは、現場に落ちていた伽羅を全て手に入れるためだった。犯人だとなれば、遺留品を受け取ることができると判断したのだ。伽羅は高額で売買されている。以前の強盗事件の損害賠償を払うために思いついた方法だったが、殺人は犯していなかった。

三枝は病気の亡くなった娘が成美の小説のファンだった。成美が祐佳を殺してしまったのをみて、自分が身代わりになろうと思ったのだ。娘が死んでから自暴自棄だった。

事件が解決した後、青柳は部屋で手錠をいじっていると、矢沢が鍵を持って行ってしまっていたのだ。そのまま垣内妙子(遠藤久美子)のコンサートにゆくしかなかった。妙子は青柳が来てくれてうれしくて青柳の腕についている手錠で遊んでしまう。二人は手錠で繋がったが、手錠の鍵は矢沢が持っているので、はずすことができない。手錠につながれたまま、青柳も妙子のステージにあがった。

被害者の学生時代のいじめが原因

被害者が“酷い”人という設定はよくあるが、第8話の被害者も相当だった。学生時代にいじめ抜いた同級生を覚えても居ない。いじめた側は忘れてもいじめられた側は忘れないという話だ。突発的に殺してしまったが、その根底にあるいじめられた側の心の痛みがわかる回となった。

第9話には鑑識課の猪狩哲治(伊東四朗)、佐久間朗(宮近海斗・Travis Japan)が登場

最終シーズンの最終回も近づいてきた。ファイナルにはこれまでシリーズに登場した俳優陣が多く登場しているが、第9話には鑑識課の猪狩哲治(伊東四朗)、佐久間朗(宮近海斗)が登場する楽しみな回となる。

特捜班メンバーのプライベートにも注目

第7話では“ムラコミ”コンビ、村瀬(小宮山)と小宮山志保(羽田美智子)の熱い思いが確認された。そして、班長・浅輪直樹(井ノ原快彦)の妻である倫子(中越典子)がパティシエとして独立し、新たな境地に挑もうとしていたり、青柳靖(吹越満)と垣内妙子(遠藤久美子)のカップルが新たな一歩を踏み出そうとしているなど、人間関係の動きも“ファイナル”らしく見逃せないものとなってきている。第7話では妙子のことが大好きな青柳の姿が見ることが出来た。

ゴゴワイド枠でシリーズの傑作エピソードが放送決定

最終回放送を前に、平日午後帯に放送中の「ゴゴワイド枠」(関東ローカル)でのリピート放送が決定した。「警視庁捜査一課9係」からは、全ての始まりであるseason1より、最終回となった第10話「最後の判決」を、「特捜9」からは、先日、番組公式ホームページで開催した<特捜9 エピソード総選挙>の上位3作品を放送する。

6月6日(金) 14時53分~ 警視庁捜査一課9係 season1 第10話「最後の判決」
6月9日(月) 13時55分~ 特捜9 season6 第7話 「行旅死亡人334番」
6月10日(火) 13時55分~ 特捜9 season4 第13話「希望の香り」
6月11日(水) 13時55分~ 特捜9 season5 第3話 「殺意の再演」

■第9話あらすじ

鑑識課・猪狩哲治(伊東四朗)に呼び出された特捜班班長の浅輪直樹(井ノ原快彦)は、猪狩から「ここでは、職業も肩書も年齢も関係ない。居場所みたいなもの」と説明される。店内には女子高生からサラリーマン風の男、思いつめたような表情の女性・田中敦子(伊勢志摩)ら、さまざまな人が客として訪れていた。

その時、事件が発生した。被害者の女性は若くしてタワーマンションに住むエリート会社員で、鑑識官の佐久間朗(宮近海斗)が部屋で血痕の付いた置物を発見する。青柳靖(吹越満)、矢沢英明(田口浩正)が管理人から話を聞く。誰かともめていたらしい。防犯カメラの映像を見ると、喫茶店で目撃した敦子だった。調べによると、敦子の娘は被害者と同じ会社に勤務していたが、二年前に自殺。その後、敦子は被害者からストーカーとして訴えられ、逮捕された過去があった。

遺体を運んだスーツケースについていた指紋が敦子のものと一致したため、直樹と村瀬(小宮山)志保(羽田美智子)、高尾由真(深川麻衣)は敦子の自宅アパートに向かう。自宅には、娘の自殺の真相をずっと追い続けている形跡があった。

そんな中、直樹は喫茶店「何者でもない」に戻り、猪狩に敦子のことを聞く。すると、店のマスター宛てに敦子から電話が入った。「やり残したことがある…必ずまたそこに行くから」とだけ告げると、電話は切れてしまった。

テレビ朝日 2025年4月9日スタート。毎週水曜日21時放送「特捜9 final season」。出演:井ノ原快彦、羽田美智子、吹越満、田口浩正、深川麻衣、向井康二(Snow Man)、中越典子、原沙知絵 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@5drama9tokusou」。

テレビ朝日「特捜9 final season」番組公式サイト

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