「キャスター」道枝駿佑(なにわ男子)は、なぜ阿部寛をリークした?【第8話ネタバレ・9話予告】

06月02日10時09分ドラマ
©TBS

「キャスター」(毎週日曜、21時TBS)の第8話が6月1日に放送された。進藤(阿部寛)は、原子力関連施設が集中している芦根村に関わる過去の事件を掘り返そうとすると、本橋(道枝駿佑)によって過去のスキャンダルをリークされてしまった。第9話は6月8日に放送される。予告動画は番組公式サイトに掲載されている。



「キャスター」とは
「キャスター」生ぬるい報道体制を正すことが使命で、番組を正すためにやってきたと豪語する進藤(阿部寛)は、“真実を伝える”ためには手段を選ばず、独自のルールで取材や調査を行い既存のルールはおかまいなしだ。圧倒的な存在感で周囲を巻き込んでいく型破りで破天荒な男たちが描く社会派エンターテイメントドラマだ。その第8話が6月1日に放送された。

■第8話ネタバレあらすじ

原子力関連施設が集中している芦根村で、大規模な山火事が発生した。芦根村は山井(音尾琢真)の生まれ故郷だ。中継クルーに山井も加わる中、認知症を患い施設に入居中だった山井の父・和雄(山本學)が火災現場付近で行方不明になってしまう。山井は原子力関連施設の所長を務めていたことがある。サンダルにGPSがつけてあるのだが、なぜか反応しない。

一足早く現地に入っていた進藤(阿部寛)は、尾崎(谷田歩)と偶然再会。尾崎を通じて羽生元内閣官房長官(北大路欣也)の息子・真一(内村遥)に災害対策の協力を仰ぐ。災害関連の支援やGPSの早期復帰などを真一が手を回し、真一の株があがる。

一方、華(永野芽郁)は進藤が芦根村に土地勘があることや単独行動が多いことが気になっていた。

GPSは作動していなかったものの、原子力関連センターの所長の江上が和雄をセンターの前で見つけたと連れてきてくれた。火事のショックだったのか、和雄は山井をみると、幼いころの山井だと思ったように話しかけた。

進藤は山を歩き、なにかを調べている。そこで和雄のサンダルを発見した。和雄は足の裏にやけどなどをしていなかった。本当に火災が酷かったセンター近くにいれば裸足の足にやけどを負うはずだ。進藤は近くにある鍵のかかった洞窟を見つけた。しかし、南京錠がかかっていて暗証番号がなければ開けることはできない。

進藤は華とともに、和雄の病室にゆく。山井がいなくなった隙に、和雄に話しかけると「リークだ、リーク」と言い出した。その和雄の前に南京錠を置くと、番号を合わせ始める。その日付をみて進藤はピンときた。その日は自衛隊機墜落の日だった。

進藤と華で鍵をあけて撮影していると、洞窟に江上がやってきて、不法侵入だと訴える。そんな江上に進藤は13のころからここによく来ていたといい、和雄がここにいたのではと江上を問い詰める。

その夜、和雄はなにものかに車椅子にのせられて崖から突き落とされた。幸い、無事だったが、進藤は事故ではなく、故意の犯罪だという。山井は事故だというが、進藤は“影山重工と羽生一族の癒着“に山井も関わっているのでは?と詰問する。

進藤は江上のもとへむかい、42年前、自衛隊のC-1輸送機墜落の事故の取材で父・哲(山口馬木也)がここに来ていたという。その取材の後、人が変わったようになったといい、洞窟の近くでなにが起きたのかと聞くが、江上は関わらないほうがいいという。そんな進藤に真一は「もうすぐキャスターを下ろされる」と告げる。

進藤が官房機密費からの金をうけとっているという週刊誌の記事が出るという。そのリークをしたのは進藤がかわいがっている本橋(道枝駿佑)だった。

進藤(阿部寛)はキャスター降格の危機

ドラマ前半に登場していた羽生親子(北大路欣也・内村遥)は、ドラマのラストになって大事なピースとして登場した。進藤の父・哲(山口馬木也)が追いかけていた自衛隊機墜落の件になんらかの関わりがあるようだ。そんな中、羽生から官房機密費を受け取ったことがリークされるが、なんとリークしたのはADで、進藤に憧れている本橋(道枝駿佑)なのだ。これにより、進藤はキャスター降格の危機に陥るが、なぜ、外から見えるようなところで金を受け取ったのか?それを本橋がリークできたのか?8日に放送される第9話でその真実が判明するのか?

本橋(道枝駿佑)が進藤(阿部寛)を生番組で追い詰める

進藤のことをリークしたのは本橋だ。ADだが、第9話では番組に登場し、進藤を追い詰めてゆく。キャスターを長年やっている進藤に本橋はどんな風に対峙してゆくのか?

山井役の音尾琢真のインタビュー記事が公開された

現場と上層部の板挟みになりながら番組制作に奮闘する中間管理職・山井を演じている音尾琢真のインタビュー記事が番組公式サイトに掲載された。TBSの報道番組「news23」の現場に足を運び、裏側にある人間模様を肌で感じて、役に挑んだという。「どんなに立派な報道機関やメディアでも、そこには必ず“人の視点”が入っている。つまり、情報は常に何らかのフィルターを通っているんです。だからこそ、伝える側はその影響力をしっかり自覚しなければいけないですし、受け取る側にも“これは誰かの視点を通した情報なんだ”と認識してもらいたい」などと熱く語る音尾のインタビュー全文は番組公式サイトに掲載されている。

キム・ムジュンが画面に映るもセリフなしにファンはがっかり

ここのところ、ADのチェ・ジェソン役を演じているキム・ムジュンの出番がないことがネットで話題になっている。第8話は「ニュースゲート」のメンバーで会議をするシーンで一瞬画面に登場した。しかし、セリフがないことにファンは落胆しているようだった。残りの回で少し見ることが出来るのか?

■第9話あらすじ

国定(高橋英樹)はキャスターとしての幕引きを進藤(阿部寛)に示唆する。

一方、山井(音尾琢真)の父・和雄(山本學)は事故ではなく命を狙われたと考える進藤は、証拠を探すために山井と共に彼の実家へゆく。和雄の私物から進藤の父・哲(山口馬木也)とのつながりを示すものや、気になる手帳の記述を見つけた。43年前の真実を明かそうとする進藤だったが、「ニュースゲート」で事件が起きてしまった。

TBS 2025年4月13日スタート。毎週日曜日21時放送「キャスター」。出演:阿部寛、永野芽郁、道枝駿佑(なにわ男子)、月城かなと、木村達成、キム・ムジュン、佐々木舞香(=LOVE)、玉置玲央、菊池亜希子、宮澤エマ、岡部たかし、音尾琢真、高橋英樹、北大路欣也、加藤晴彦、堀越麗禾(市川ぼたん)、ヒコロヒー、加治将樹 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@caster_tbs」。

TBS「キャスター」番組公式サイト

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