「隠し味にはロマンス」ホン・ファヨン、緻密な感情演技で視聴者を魅了

SBS「埋もれた心」でヒロインを務めた女優ホン・ファヨンが、ENA月火ドラマ「隠し味にはロマンス」でスターシェフ、チャン・ヨンヘ役を熱演。その演技が、視聴者の心を強く揺さぶっている。本作はNetflixにて独占配信中だ。
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チャン・ヨンヘ――カリスマとユーモアが共存する新しい女性像
ホン・ファヨンが演じるチャン・ヨンヘは、ただの野心家ではない。ラルセルからの追放という逆境にも屈せず、競合シェフの動向を探るなど、自らの手で道を切り開こうとする姿は、従来の“悪役シェフ”像とは一線を画している。
第7話、第8話では、プライドと怒り、リーダーとしての責任感、そして時折見せるユーモアやウィットが絶妙に混じり合い、彼女の内面の複雑さが際立ちました。
画像:ENA DRAMA公式X「당신의 맛」より
感情のグラデーションを繊細に描く
特筆すべきは、ホン・ファヨンの感情表現の幅広さだ。厨房での緊張感あふれる対立シーンでは、冷静さの裏に隠された焦りや不安を、目線やちょっとした仕草で表現。一方で、ディアマン評価団を前にした時の毅然とした態度や、崩れそうな自尊心を必死に保とうとする姿には、視聴者も思わず共感してしまうはず。
“生きたキャラクター”としてのヨンヘ
ホン・ファヨンは、ヨンヘの二面性――野望に燃える一方で、傷つきやすい心を持つ女性――をリアルに体現している。単なる“敵役”や“強い女”ではなく、迷い、悩み、時に弱さを見せる“生きたキャラクター”として、物語に深みを与えた。
今後の展開とホン・ファヨンへの期待
「隠し味にはロマンス」もいよいよクライマックス。ヨンヘが再び“モト”のキッチンに立つのか、それとも新たな道を切り開くのか――彼女の選択に目が離せない。これまで「埋もれた心」(原題:보물섬/宝島)などで繊細な内面演技に定評のあったホン・ファヨンだが、今回のヨンヘ役でさらに表現力に磨きがかかった印象だ。
なお、ホン・ファヨンが出演する「隠し味にはロマンス」は、残り2回の放送を控え、毎週月・火曜日22時にENAチャンネルで視聴できる。放送後、Netflixにて独占配信される。
「隠し味にはロマンス」は、全国各地を巡りながら“ディアマン・ガイド”の「スリースター」を獲得しようとする一人の男の美食の旅を描く作品。劇中、カン・ハヌルは国内有数の食品企業「ハンサン」の次男であり、高級ファインダイニング「モト」の理事ボム役を、コ・ミンシは食堂「ジョンジェ」のオーナーシェフのヨンジュを演じる。【「隠し味にはロマンス」を2倍楽しむ】では、全話あらすじと見どころ、ロケ地、キャスト紹介、視聴率、評判などまとめていく。
◇ENA「당신의 맛」HP
【作品詳細】【「隠し味にはロマンス」を2倍楽しむ】