【最終回予告】「特捜9 final」井ノ原快彦、羽田美智子、吹越満、田口浩正の思い出話にほっこり【第9話ネタバレ】

2025年6月4日に「特捜9 final season」(毎週水曜、21時、テレビ朝日)第9話が放送された。事件をおいかける特捜班班長浅輪直樹(井ノ原快彦)は、元鑑識の猪狩哲治(伊東四朗)から紹介された喫茶店で重要参考品を待つ。6月11日にシリーズとしても最終話となる第10話「ありふれた水曜日」が放送される。山田裕貴、津田寛治、中村梅雀ら元レギュラー陣総出演。予告動画は番組公式サイトで公開されている。
「特捜9」とは
「特捜9 final season」は井ノ原快彦演じる特捜班の班長・浅輪直樹を中心に、特捜班メンバーがそれぞれの方針で捜査をして真実に迫る。背後に潜むさまざまな人間ドラマとそれらに全力で向き合う刑事たちの姿を1話完結形式で描くドラマだ。その最終シーズンとなる「特捜9 final season」の第9話が6月4日に放送された。
■第9話ネタバレあらすじ
鑑識課・猪狩哲治(伊東四朗)に「何者でもない」という名前の喫茶店に呼び出された特捜班班長の浅輪直樹(井ノ原快彦)は、猪狩から「ここでは、職業も肩書も年齢も関係ない。居場所みたいなもの」と説明される。店内には女子高生からサラリーマン風の男、思いつめたような表情の女性・田中敦子(伊勢志摩)ら、さまざまな人が客として訪れていた。その時、事件が発生した。被害者の女性は若くしてタワーマンションに住むエリート会社員・万智で、鑑識官の佐久間朗(宮近海斗)が部屋で血痕の付いた置物を発見する。
青柳靖(吹越満)、矢沢英明(田口浩正)が管理人から話を聞き、防犯カメラの映像を見ると、万智ともめていたのは喫茶店で目撃した敦子だった。調べによると、敦子の娘・恵は万智と同じ会社に勤務していたが、二年前に自殺していた。その後、敦子は被害者からストーカーとして訴えられ、逮捕された過去があった。
遺体を運んだスーツケースについていた指紋が敦子のものと一致したため、直樹と村瀬(小宮山)志保(羽田美智子)、高尾由真(深川麻衣)は敦子の自宅アパートに向かう。自宅には、恵の自殺の真相をずっと追い続けている形跡があった。恵と万智とリズの3人が同じプロジェクトを担当し、恵が横領をしたとして処分されていた。敦子は恵の横領を信じず、万智を探っていたのだ。
そんな中、直樹は喫茶店「何者でもない」に戻り、猪狩に敦子のことを聞く。すると、店のマスター宛てに敦子から電話が入った。「やり残したことがある…必ずまたそこに行くから」とだけ告げると、電話は切れてしまった。直樹は喫茶店で敦子を待つことにした。敦子は以前、喫茶店で“えっちゃん”と呼ばれていた女性と親しくしていたらしいが、その正体はわからなかった。
志保たちがリズを探し出して話を聞くが、トレーダーをやっているリズは時間がないとあまり話に応じない。しかし、店の常連の話で、リズこそがえっちゃんだとわかる。
青柳たちは敦子が別れた夫の所に隠れているのではと思い、元夫である教師の元に向かう。元夫は敦子の気持ちはわからないと言い張ったが、青柳はなにかを感じていた。
リズが志保たちをまいて、喫茶店にやってきた。敦子は「えっちゃん」と声をかけるが、リズは自分が恵の同僚だったリズだと名乗った。驚く敦子に会社であったことを教えた…プロジェクトの金を横領していたのは万智で、万智はそれを純粋な恵に押しつけたのだ。さらに、恵を無視して追い詰めていった。敦子はその時にリズは何をしたのかと問い詰めると、自分は怖くてなにもしなかったと白状した。
その時、直樹は自分が警察であることを告げる。そこに青柳たちに連れられて元夫がやってきた。実際に万智を殺したのは元夫だった。敦子が書いていたSNSの投稿をみて、いつも励ましていたのは元夫だったのだ。恵は両親と喫茶店をやるのが夢だったことがわかり、敦子は元夫が戻ってきたらその夢をかなえようと、自分が出所した後は「何者でもない」で手伝いをさせてもらうことになった。
伝説の鑑識・猪狩哲治(伊東四朗)、その弟子・佐久間朗(宮近海斗/Travis Japan)が登場
「警視庁捜査一課9係」時代から鑑識係として登場し、特捜班の力になってくれた猪狩役の伊東四朗、その弟子として働いた佐久間役の宮近海斗(Travis Japan)の二人が第9話の特別ゲストとなった。御年87歳となる伊東四朗は喫茶店で腰掛けたシーンのみであったが、その存在感は圧倒的だった。喫茶店での懐かしい会話にほっこり
事件を追っている途中ながら、浅輪直樹(井ノ原快彦)、村瀬(小宮山)志保(羽田美智子)、青柳靖(吹越満)、矢沢英明(田口浩正)が昔を懐かしがるシーンにも注目が集まった。「警視庁捜査一課9係」がスタートしたころの井ノ原義彦の髪型の話や“ちゃらかった”などの話がでたが、志保役の羽田美智子、青柳役の吹越満、矢沢役の田口浩正たちは3人は9係時代からほぼかわりないイメージを保ち続けていることも話題となった。フィナーレを飾るにふさわしく、全関係者登場の最終回
11日に最終回を迎える「特捜9 final」だが、「特捜9 final」としての最終回という意味だけではなく、長年続いた「警視庁捜査一課9係」「特捜9」のシリーズの最終回である。今シーズンになってからは懐かしい人々の登場が多く見られたが、最終回はその集大成として、かつてのメンバー・新藤亮(山田裕貴)、元班長で現警視庁音楽隊員の国木田誠二(中村梅雀)、捜査支援分析センター副所長の村瀬健吾(津田寛治)、また、準レギュラー陣である監察医の早瀬川真澄(原沙知絵)、直樹の妻・倫子(中越典子)、青柳の婚約者・垣内妙子(遠藤久美子)、矢沢の妻・早苗(畑野ひろ子)も総出演となる。最終回の予告動画では直樹(井ノ原快彦)が刺されてしまうというショッキングなシーンがあるが、いったいどうなるのか?■第10話あらすじ
特捜班に、テレビの密着取材が入ることになった。直樹(井ノ原快彦)が取材の流れで前身である9係の話を語ると、ADの九野優樹(岡部ひろき)が本番中であるにもかかわらず、異常な反応を示して…。その様子を見た直樹は、彼のことが少し気になるのだった。翌日からは、その九野が密着取材を行うことになり、特捜班の歴史を勉強したいと、高尾由真(深川麻衣)に20年前の事件の資料を用意してもらう。
やがて、元特捜班の立場から話を聞きたいとの九野からのオファーで、捜査支援分析センター副所長の村瀬健吾(津田寛治)と三ツ矢翔平(向井康二)のもとを訪れるが、取材中も、なぜか九野は《20年前》にこだわっているように直樹には見えるのだった。
その後も密着インタビューは、関連する人々二及んだ。そして、かつてのメンバー・新藤亮(山田裕貴)に直樹が連絡すると、強盗犯を追っているという。そんな新藤に特捜班が協力することになり、新藤は久しぶりの直樹とのコンビを喜ぶのだった。しかしそんな喜びもつかの間、なんと犯人が持っていたナイフが、直樹の胸に突き刺さってしまう。
テレビ朝日 2025年4月9日スタート。毎週水曜日21時放送「特捜9 final season」。出演:井ノ原快彦、羽田美智子、吹越満、田口浩正、深川麻衣、向井康二(Snow Man)、中越典子、原沙知絵 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@5drama9tokusou」。
◇テレビ朝日「特捜9 final season」番組公式サイト
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