山田和樹、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の指揮 NHKが記念公演を6月15日生中継

06月07日17時11分音楽
©Zuzanna Specjal

世界的指揮者・山田和樹が、ついにベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の指揮台に立つ、日本人としては佐渡裕以来14年ぶりとなるこの快挙の瞬間を、NHKが6月15日(日)2時からEテレとBSP4Kで生中継する。



NHK1©Stefan Höderath山田が挑むのは、世界最高峰のオーケストラと称されるベルリン・フィルとの夢の共演。プログラムは、レスピーギ「ローマの噴水」、武満徹「ウォーター・ドリーミング」、そしてサン=サーンスの代表作「交響曲第3番《オルガン付》」という、色彩豊かでスケールの大きな3作品。日本と欧州の音楽的感性をつなぐ珠玉の選曲で、自らの芸術性を示す舞台となる。

デビューに向けて山田は「オリンピック選手さながらの緊張の日々」と語りつつ、「世界一のオーケストラと音楽できる喜びを楽しみに変えたい」と意気込みを見せている。番組は現地からの生中継で、世界を相手に挑む日本人指揮者の姿をリアルタイムで届ける。

またNHKではこの記念すべき公演に先立ち、山田和樹にまつわる過去の演奏会や、ベルリン・フィル関連番組を3夜にわたって放送。山田の音楽的背景と進化を知るうえでも貴重な機会となる。

■生中継情報
「生中継!! 山田和樹 ベルリン・フィル デビュー公演」
6月15日(日)2:00~4:00(14日土曜深夜)NHK Eテレ・BSP4K
【曲目】
・レスピーギ:交響詩「ローマの噴水」
・武満徹:ウォーター・ドリーミング
・サン=サーンス:交響曲第3番「オルガン付」

■関連番組
「クラシック音楽館 山田和樹指揮 N響第2022回定期公演」
6月13日(金)0:30~2:30(12日深夜)【Eテレ】
得意のフランス音楽から鮮烈な色彩を引き出した名演。

「プレミアムシアター 山田和樹指揮 フォーレ『レクイエム』」
6月14日(土)0:45~2:07(13日深夜)【Eテレ】
ユネスコ世界遺産の教会で響いた至高の宗教音楽。

「クラシック倶楽部 樫本大進 ベルリン・バロック・ゾリステン演奏会」
6月15日(日)1:00~1:55(14日深夜)【Eテレ】
ベルリン・フィルの名手たちがヴィヴァルディを奏でる。

世界の檜舞台で輝きを放つ山田和樹の音楽と情熱を、テレビの前でぜひ体感してほしい。