ソヒョン×テギョン「主役の初体験、私が奪っちゃいました」既視感ありまくりでも没入感…初回3.3%好スタート

06月12日09時09分ドラマ
画像:YouTube「남주의 첫날밤을 가져버렸다」EP1予告より

6月11日、KBS 2TV水木ドラマ「主役の初体験、私が奪っちゃいました」(原題:남주의 첫날밤을 가져버렸다)第1話が放送され、全国視聴率3.3%、首都圏2.7%好スタートを切った。前作「24시 헬스클럽」の初回は1.8%だった(ニールセンコリア調べ)。第1話の見どころとあらすじ(ネタバレあり)を紹介、予告動画はYouTubeにて公開中だ。



「主役の初体験、私が奪っちゃいました」(脚本:チョン・ソニョン、演出:イ・ウンヒ、カン・スヨン)は、現代の平凡な女子大生Kが推しのロマンス時代劇の世界で脇役に憑依し、執着心の強い男性主人公と一夜を過ごすことから始まる“ノーブレイク”経路離脱のロマンスファンタジー⇒【会見動画&コメントまとめ】

少女時代のソヒョンは現実世界の冴えない女子大生Kと小説の世界の領議政(現代の首相)の娘チャ・ソンチェクの二役を演じる。3度目の時代劇となる2PMのオク・テギョンは、王が最も寵愛する甥キョンソン君イ・ボン役を演じる。イ・ボンは容姿端麗・知略にも長けているが、心にトラウマを抱えており、王室の猟犬を自任し、血にまみれた権力闘争の中で冷徹にそして孤独に過ごしてきた。愛情表現は極端で独占欲が強い“執着攻め”キャラ。

そんな設定の中で始まった本作。物語の中の脇役が主人公になるのは「偶然見つけたハル」と同じ設定。現代人が時代劇の人物に憑依するのは元の人物が男性と女性の違いはあるが「哲仁王后 俺がクイーン!?」と同じ。特にソヒョンが時代劇の中で現代の文化や習慣をコミカルに見せるのは、「哲仁王后」のシン・ヘソンのハチャメチャぶりを思い出させ、初回から既視感だらけ。主人公の「ワンナイトラブ」もありきたり…しかし、ソヒョンの振り切った演技とオク・テギョンとの愉快な組み合わせが、ロマンティックコメディを予感させ、既視感を逆手に取った展開に没入感に浸れた。

第1話は目立たない大学生Kが、推しのロマンス時代劇の世界に入り込み、男性主人公と一夜を過ごしてしまうまでがテンポよく描かれた。

主役画像:YouTube「남주의 첫날밤을 가져버렸다」EP1予告より
Kはある事件で大学を休学し、ソウルのワンルームで引きこもり生活を送っていた。楽しみは大好きなウェブ小説『暴君様は執着攻め』だけ。ところが、連載中断に怒りのコメントを残して眠った翌朝、小説の世界に転生してしまう。しかも、彼女は物語の脇役キャラ、領議政の娘ソンチェクとして生きることに。

転生先のぜいたくな暮らしと推しの世界に浸れることに満足していたソンチェクだったが、布店で小説の悪役ト・ファソンとヒロインで清楚な美しさを持つチョ・ウネに出会い、物語が動き出す。ソンチェクを気に入ったファソンは、ダホン会に招待する。

夕方、ウネが準備したダホン会に招待された両班の娘たちのほとんどはファソンの取り巻き。「言葉では娘と言っているけど、実は奥の間に出入りしているって噂があるのよ」と、ウネと養父チョ・ビョンム(キム・ヨンウン)の仲を疑う陰湿な噂話が始まる。

それを止めるため、ソンチェクは場を盛り上げようと爆弾酒を振る舞い、会のムードメーカーとなる。だがその夜、酔いつぶれてしまい、翌朝隣に男性主人公イ・ボンが寝ているのを見て愕然。目立たず静かに生きるはずの計画は、大きく狂い始めてしまうのだった。


ソンチェクの家族、領議政チャ・ホヨル役のソ・ヒョンチョルをはじめ、母役のユン・ユソン、3人の兄を演じるイ・サンウン、キム・シンビ、ユン・ジョンフンらとの朝食シーンもお腹を抱える面白さだった。今夜(12日)放送の第2話が待ち遠しい。

「主役の初体験、私が奪っちゃいました」は毎週水・木曜21時50分にKBS2にて放送される。11日現在、日本での放送・配信の予定はない。

■キャスト
現在のK役:ソヒョン二役(少女時代)
チャ・ソンチェク役:ソヒョン(少女時代)
キョンソン君イ・ボン役:オク・テヨン(2PM)
チョ・ウネ役:クォン・ハヌル(子役:ユン・チェナ)
チョン・スギョム役:ソ・ボムジュン
ト・ファソン役:チ・ヘウォン
 ほか

YouTube|KBS「남주의 첫날밤을 가져버렸다」第2話予告

奇想天外な設定と濃密な人間関係、そして“モブキャラ”から始まる予測不能な恋の行方――KBS2の新作ロマンスファンタジー「主役の初体験、私が奪っちゃいました」は、6月11日21時50分より放送開始される。

KBS「남주의 첫날밤을 가져버렸다」HP

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