【最終回予ネタバレ】「キャスター」43年前からの事件の全てが明らかになったが、阿部寛の家族が狙われ続ける?

10時10分ドラマ
©TBS

「キャスター」(毎週日曜、21時TBS)の最終回・第10話が6月15日に放送され、世帯12.0%、個人7.1%の視聴率を記録した。JBNの国定(高橋英樹)を疑っていた進藤(阿部寛)だが、国定の告白で、全ての黒幕は影山興業の社長(石橋蓮司)だと判明した。ただ、進藤の家族を狙う男(寺西拓人・timelesz)の出現でドラマは続きを感じさせた。最新話はTVerにて、全話はParaviでは配信中だ。



「キャスター」とは
「キャスター」生ぬるい報道体制を正すことが使命で、番組を正すためにやってきたと豪語する進藤(阿部寛)は、“真実を伝える”ためには手段を選ばず、独自のルールで取材や調査を行い既存のルールはおかまいなしだ。圧倒的な存在感で周囲を巻き込んでいく型破りで破天荒な男たちが描く社会派エンターテイメントドラマだ。その最終回・第10話が6月15日に放送された。

■第9話ネタバレあらすじ

43年前、進藤(阿部寛)の父・哲(山口馬木也)と国定(高橋英樹)は自衛隊輸送機墜落事故を取材していた。進藤は哲の記事が世に出なかった理由を国定に問い詰め、真実を知ろうと再び洞窟へ、センター長江上(井上肇)の娘・麻衣と向かった。二人で洞窟を探っていると誰かがドアを閉めてしまう。中では硫化水素が発生し、二人は意識朦朧となってきた。

JBNでは新たなスクープに見舞われる。それは編集長の市之瀬咲子(宮澤エマ)が反社の娘だと報じられたのだ。咲子は自宅謹慎となった。

江上は娘と連絡がとれないため、華(永野芽郁)に連絡を取る。進藤とも連絡をとれないことを考え、洞窟にいったはずだと伝える。江上が洞窟に向かい、咲子もそこに向かい、なんとか二人を救い出した。

国定が内閣官房長官・羽生剛(北大路欣也)に毒を盛ったという記事が雑誌にスクープされた。テレビ局の前には大勢のマスコミが詰めかけるが、そこで進藤は「ニュースゲート」で生記者会見を行うと宣言する。

度重なるJBNの不祥事によ株価は低迷しきっていた。羽生剛の息子である真一がそれについて愚痴をこぼすと、真一の持っているJBNの株を買いたいといっている人がいると影山興業の社長(石橋蓮司)が持ちかけた。それをコンサルの尾崎(谷田歩)は苦々しい目で見ていた。尾崎は羽生が殺されたのではと思い、それを探るために真一の事務所に潜り込んだのだった。

記者会見が始まる。厳しい意見が出る中、国定は自身の無実を訴えた。そしてこの事件が再び注目されれば警察が再度動くのではと踏んでいたという。そこに登場したのは、咲子だった。そして自分の母方の祖父が反社であることを認めたが、就職に関してそのことが影響したことはないし、自分は反社についても厳しく追ってきたという。記者たちからは厳しい意見がでたが、編成の滝本真司(加藤晴彦)は自身が人事部として採用を決めたといい、その判断が間違っていなかったと話す。華や他の社員も咲子の能力を認めた。さらに突っ込もうとした記者たちに向かって、「あなたの会社にコネ入社はいないのか?」と聞くと、みな、黙り込んだ。

そこで海外に飛び出そうとしている看護師から、本橋悠介(道枝駿佑)が現場で話を聞く。画面に映った看護師は、薬を飲ませたのを黙認すれば500万円を渡すと言われたという。それは影山だった。警察がきて任意同行となる。

会見が終わってから、国定と進藤は二人で43年前の事件について話を始める。国定も進藤の父も一緒に自衛隊機が運んでいたのがプルトニウムだと調べ、それを報道しようとする。ただ、一緒にいろいろやっていた影山が放射性レアアースを発見したことで、態度を変えた。金儲けのために国定や羽生を裏切り、記事を出した進藤の父が“嘘”をついていると思わせることに成功した。火事を起こしたのも影山だった。

ライターについて問いただすと、事件現場で救急車に運ばれる時に、進藤の父から託されたものだという。進藤の父は、進藤が幼い時に描いた「お仕事頑張って」という栞とライターを常に持っていたと話した。影山が裏切ったのは、進藤の父の書いた記事が国定のミスで公になってしまったことで、国定たちが自分を裏切っていると思ったからだった。国定は進藤をJBNに迎え、会社を立ち直らせることとともに、進藤に活躍の場を与えたかったのだ。そして国定は辞職した。

全てが解決したかに見えたが、進藤の妻・恭子(相築あきこ)を刺した相手は見付かっていない。足が悪い男だとはわかっている。恭子と娘のすみれ(堀越麗禾)が歩いている時、足を引きずる男が「彼女を狙うんですか?」と電話していた。

続編が決定?

「キャスター」は初回からこの春ドラマでは好調な視聴率を稼ぎ出し、ビデオリサーチ社調べの世帯視聴率は14.2%、11.7%、10.9%、10.4、10.8%、10.2%、10.3%、9.5%、9.9%、個人視聴率は8.7%、7.2%、6.7%、6.5%、6.5%、6.2%、6.2%、5.6%、6.0%を記録して最終回を迎えた。多彩なゲストなどで話題を振りまいた最終回は世帯12.0%、個人7.1%と好結果となった。また、ドラマのラストシーンでは進藤(阿部寛)の妻・恭子(相築あきこ)と娘のすみれ(堀越麗禾)を見つめながら「今度は彼女を狙うんですか?」という男(寺西拓人・timelesz)が登場したことで話が続いていることを示唆し、続編、あるいはスペシャルが放送されることが予想されている。

43年前の事件などの首謀者は放射性レアアースを扱っていた影山(石橋蓮司)だった

進藤(阿部寛)は国定会長(高橋英樹)が黒幕と思いこんでいた。43年前、自衛隊機が墜落したのを追っていたのは山井の父(山本學)、進藤の父(山口馬木也)、そして国定だった。さらに、盟友だった内閣官房長官・羽生剛(北大路欣也)の殺害にも関与したかと思われたが、実際は43年前から裏で汚い金をもうけていた影山興業の社長(石橋蓮司)だった。

キャスタークランクアップ©TBS

主要メンバーのクランクアップコメント到着

最終回放送を前に、番組公式サイトでは主要メンバーのクランクアップコメントを紹介している。主演の阿部寛は「あれだけの豪華なセットを用意していただき、キャストやスタッフの方たちに支えていただき本当に感謝しています」と、スタッフや共演者への感謝の言葉を述べた。共演の永野芽郁、道枝駿佑らJBNのメンバーたちや、進藤の娘・横尾すみれを演じた堀越麗禾、内閣官房長官・羽生剛役の北大路欣也、そしてJBN会長・国定義雄役の高橋英樹らのコメントが紹介されている。

重厚な日曜劇場を御年80代レジェンドたちの演技で厚みを増した

JBN会長・国定義雄役の高橋英樹、内閣官房長官・羽生剛役の北大路欣也、JBNのプロでユーサーの山井(音尾琢真)の父であり原子力燃料再処理センターの元所長役の山本學、影山興業の社長役の石橋蓮司と80代のレジェンド俳優が4人共演した。クランクアップコメントで高橋英樹、北大路欣也も4人でわいわいしながら演じて楽しかったといい、進藤(阿部寛)の父親役の山口馬木也もレジェンドたちと共演できたことが何より忘れられないことだと話している。

Blu-ray&DVD発売決定

2026年1月14日(水)に「キャスター」のBlu-ray&DVDが発売されることが発表され、それを記念して20名にプレゼントする企画が番組公式サイトで実施されている。

TBS 2025年4月13日スタート。毎週日曜日21時放送「キャスター」。出演:阿部寛、永野芽郁、道枝駿佑(なにわ男子)、月城かなと、木村達成、キム・ムジュン、佐々木舞香(=LOVE)、玉置玲央、菊池亜希子、宮澤エマ、岡部たかし、音尾琢真、高橋英樹、北大路欣也、加藤晴彦、堀越麗禾(市川ぼたん)、ヒコロヒー、加治将樹 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@caster_tbs」。

TBS「キャスター」番組公式サイト

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