「続・続・最後から二番目の恋」第11話で和平は出馬、 千明の還暦祝いで11年越しのプロポーズに決着【最終回ネタバレ】

小泉今日子&中井貴一W主演の月9ドラマ「続・続・最後から二番目の恋」の最終回第11話“いくつになっても未来に恋していたい”が6月23日に放送された。気になるネタバレと見どころを紹介。FODではこれまでの全話配信、Tverで最新話を無料配信されている。
「続・続・最後から二番目の恋」は、古都鎌倉を舞台に、テレビ局プロデューサー・吉野千明(小泉今日子)と、公務員・長倉和平(中井貴一)の恋を描いたロマンチック&ホームコメディ。
【「最後から二番目の恋」全話あらすじ】
【「続・最後から二番目の恋」全話あらすじ】
■第11話 ネタバレあらすじ
休日のカフェ・ナガクラ。長倉えりな(白本彩奈)が思い出すのは、まだ彼女が幼い頃、父と母が幸せそうにテラスで笑い合っていた日々。そして母の死後、一人でそこにポツンと座っていた父のこと⋯。千明といる時の父は、昔と同じように幸せそうだとそう話す彼女の手を木村優斗(西垣匠)は優しく握り、愛おしく思うのだった。
同じ日、早田律子(石田ひかり)は、和平に恋していること、その恋が実らないことが分かっていることを打ち明ける。そして、きちんと振って欲しいと言う。律子は「付き合ってください」と告白、和平は「ごめんなさい」と謝ることで、律子の願いを叶えた。それでも、律子は「鎌倉にずっといますから、友達で居させてください」と和平に告げる。
一方、散歩に出かけた先で成瀬千次(三浦友和)と合流した千明。成瀬と亡き妻の思い出話で盛り上がり、「世界で一番あってみたい人は先生の奥さんです」と話す。成瀬は「新しい恋を諦めます」と千明への想いを断ち切るといい、千明に「友達でいてください」と告げる。
テレビ局。皆で挑んだ「月9」応募企画は「採用なし」という結果に終わった。そのため、夏の「月9」が飛んでしまったため、「サレ妻同盟」の新シリーズをやるよう打診された千明。放送まで二カ月もないムチャブリだが、「チーム千明」は再び団結する。
いつもの女子会。誤爆事件のあった水野祥子(渡辺真起子)は、その後も変わらず接しているという。定年を決めた荒木恵子(森口博子)は、年齢がネックで部屋が借りられないことに不安を感じている。千明は、どうしようもなくなったら一緒に住もうと2人を誘う。
雑誌連載原稿の区切りがついた水谷典子(飯島直子)にやっと会ってもらえた水谷広行(浅野和之)は「ずっと一緒にいたい」と訴える。2人の目線の先にはキッチンカーがあり…。
鎌倉市長・伊佐山良子(柴田理恵)に呼びだされた和平は、市長選の候補者に病気がみつかり、辞退することになったと言われ、再度市長選への立候補を打診される。長倉家の人々話すと、立候補するなら応援すると背中を押される。
9か月後。
和平は市長選に出馬するも落選。現市長に頼まれて“副市長”を務めることになった。千明は定年で会社を卒業。今はドラマを作る小さな自分の会社を自宅に作ることを準備中。
真っ赤な衣装に身を包んだ千明を囲み、盛大な還暦祝パーティーが行なわれた。典子と広行夫婦は楽しくキッチンカーの仕事をしている。真平(坂口憲二)、知美(佐津川愛美)夫婦の双子はもうすぐ小学一年生。えりなは最高に素敵な旅をしている。秀子(美保純)はナンパされて誰かと付き合いはじめた。万理子(内田有紀)は、脚本家として成長、他のプロデューサーとも仕事ができるようになり、脚本家教室の先生もしている。
その夜。
2人きりになった千明と和平は、昔の「プロポーズ」の話をする。お互いに相手が覚えているとは思わなかったと明かし、お互いが想い合っていることを確認。それでも、沢山の別れを経験してきた2人は別れが怖いと“一緒に暮らすこと”を躊躇。千明は「このままでもいいですか?このままでも隣にいてくれますか?」と問い、和平は快諾するが…「いつか心が解けて、怖さが薄れたら一緒に暮らしましょう」と約束しあう。
■長倉和平の新しい肩書
結局和平は鎌倉市長選に出馬。ところが、小中9年間“副学級委員”を務めた因果は続いていたようで、和平らしく“副市長”に任命されることに。確かに彼には誰よりも働く“副”のポジションが一番似合っているような気がする。SNSでも視聴者から「おめでとう和平副市長」「見事な伏線回収ですな(万理子風)」と祝福が寄せられ、「和平副市長編は…?」と次回作への期待の声もあがった。
■千明が飛び込む新しい世界
月9「新・サレ妻同盟」の制作現場で、千明が冗談のように「秘密の計画がある」とチームのメンバーに告げていたのが気になったが。還暦の誕生日に、それが「独立事務所設立」だったことが千明の口から明かされた。千明がドラマ制作事務所を立ちあげたら「チーム吉野千明」のメンバーも合流するというから素晴らしい。制作予定のドラマ二本、万里子起案の「片思い」ドラマと、「成瀬夫婦の純愛」ドラマもとても気になる。
■2人が決めたこと
お互い、今まで一歩踏み出せなかったのが「大切な人との別れが怖い」という同じ気持ちだったことを知った2人は、これまで通りの関係でいることを選んだ。11年越しのプロポーズの答えが“これまで通りの距離”というのがなんともいえず千明と和平らしい。まだまだ2人の未来には素敵なことが起こりそうだ。そう思わせてくれるラストだった。
■世界が優しく回ってゆくために
本作で描かれてきたことを集約したような千明のモノローグがとても素敵だった。
「さみしくない大人なんていない。でも、そのさみしさは悪いことばかりではないかもしれない。さみしいからこそ、残りの人生を楽しいものにしたいと思うのだから。人を好きでいよう。誰かを好きでいたら、きっと誰かも自分を好きになってくれるから。世の中嘆き、過去を美化するのはやめよう。正しく素敵な方向に向かっていることもたくさんあるはずだ。それを信じよう。せっかく今日まで生きてきたんだ。それだけで偉いんだ。そう自分を肯定しよう。もちろん、自分でない人の人生も肯定しよう。そうすれば、世界は優しく回ってゆく」
フジテレビ 2025年4月14日スタート。毎週月曜日21時放送「続・続・最後から二番目の恋」。主題歌:浜崎あゆみ「mimosa」/脚本:岡田惠和/出演:小泉今日子、中井貴一、坂口憲二、内田有紀、飯島直子、久保田磨希、松尾諭、佐津川愛美、白本彩奈、広山詞葉、美保純、柴田理恵、浅野和之、渡辺真起子、森口博子、石田ひかり、三浦友和 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@zokuzokukoi2025」。
◇フジテレビ「続・続・最後から二番目の恋」番組公式サイト
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