「能面検事」“無表情な主人公ゆえに映像化不可能”な小説を、上川隆也主演でドラマ化【2025夏ドラマ】【第1話予告】

ベストセラー作家・中山七里による小説「能面検事」シリーズを上川隆也主演でドラマ化。検察の上層部や警察組織に対して一切の忖度はなしで冷静に事件を裁く。「能面検事」(テレ東、金曜21時)2025年7月11日第1話を放送する。予告動画が番組公式サイトで公開されている。
「能面検事」とは
“どんでん返しの帝王”の異名を持つベストセラー作家・中山七里による小説「能面検事」を映像化した。大阪地検きってのエース検察官である不破俊太郎は、検察の上層部や警察組織に対して一切の忖度はなく、とにかく冷静沈着に、ただ淡々と職務を全うする痛快なリーガルミステリーだ。
原作者情報
ベストセラー作家・中山七里による小説「能面検事」が原作となっている。原作者の中山は「『能面検事』の構想を得た瞬間、「ああ、これは映像化が絶対無理な小説だ」とほくそ笑んだのを憶えている。何しろ表情筋が一ミリも動かないキャラクターが主人公なのだ。海外の映画やドラマと日本のそれを比べると相違点がいくつかあることに気づく。その一つが構図だ。海外のものはフルショット(全身を映す)が多く、日本のものはバストショット(胸から上を映す)ものが多い。つまり全身で演技をするか、表情で演技をするかの違いだろうか。バストショットを多用するドラマなのに、無表情のキャラが主役なのだから成立する訳がない。と、高を括っていたら何とテレ東さんからドラマ化のオファーが舞い込んだので驚いた。主役は困るだろうなと思っていたが、上川隆也さんが演じられると聞いてひと安心した次第。さて無表情からどのようにして感情を表現されるのか。上川さんの演技に大注目」とコメントしている。主演は演技派・上川隆也
ドラマ出演が決まった際には「脚本に続いて原作を読ませて頂き、骨子の頑健な世界観の中で奮闘する不破と惣領のバディに魅せられました。中山先生の作品は毎回、演じ甲斐を感じます」と話し、役のポイントについては「『規格の中に収まらない』のが主人公の命題なら、不破俊太郎は『規格の中だけにいる』異色の主人公である所ではないでしょうか」とコメントしている。豪華俳優陣の共演
不破のもとで働く新人事務官・惣領美晴を「ビズリーチ」のCMの女性社員で話題を呼んだ吉谷彩子、大阪地検総務課事務官・前田拓海をアイドルだけでなく俳優としての活躍も目覚ましい大西流星(なにわ男子)、大阪地検総務課課長・仁科睦美をシリアスからコメディーまで幅広い役柄を演じる観月ありさ、大阪地検次席検事・榊宗春を舞台、映画、ドラマと多岐にわたって活動を続ける寺脇康文、仏の榊に鬼の岬、と東西で並び評される東京地方検察庁の次席検事・岬恭平を宇梶剛士大阪地検特捜部の検事・高峰仁誠を竹財輝之助が演じて脇を固める。第1話ゲスト
物語の始まりに巻き起こる女子高生殺人事件の被疑者・八木沢 孝仁を渋谷謙人、八木沢の妹・八木沢 史華を美山加恋、八木沢の母・八木沢 福子を床嶋佳子が演じる。■第1話あらすじ
大阪地検の新人検察事務官・惣領美晴(吉谷彩子)は、一級検事・不破俊太郎(上川隆也)のもとで働くことになった。しかし不破は初対面で試用期間として3カ月与えると告げる。総務課の課長・仁科睦美(観月ありさ)や事務官・前田拓海(大西流星)曰く、不破はエース検事だが、誰に対しても忖度なし。しかも無表情ゆえに周囲は「能面」と呼んでいるという。そんな二人が最初に担当することになったのは女子高校生・滝本留美(片田陽依)が殺害された事件だ。“能面検事”の独特な流儀が、やがて幾重にも重なった事件の真相をあぶり出していく――。
テレ東 2025年7月11日スタート。毎週金曜日21時放送「能面検事」。出演:上川隆也、吉谷彩子、大西流星(なにわ男子)、観月ありさ、寺脇康文、宇梶剛士、竹財輝之助 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@tx_drama9」。
◇テレ東「能面検事」番組公式サイト
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